続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 てつ蔵」【東武練馬】

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◆「つけ麺 てつ蔵」【東武練馬】

 ◎「味噌つけ麺」七五〇円+「大盛」無料

 …昨日。
  気付けば、七月二十八日の我が心の師匠・大滝詠一氏の六十五回目の誕生日も過ぎ去り、
  其れ程、日々の暮らしに追われ、如何に一杯一杯で、心に余裕が無いかが窺われる。
  何かに怯え乍ら、小さく蹲って生きている様な毎日で、萎縮し過ぎて背も縮んだかしら。
  ストレス解消の自棄喰いが止められないので、体重は減っていないと思うが…。
  此の日、月曜日は一週間の中で最も忙しいので、気分も更に重苦しくなる。
  雨も降り頻り、重たい足取りで東武練馬駅に到着する。
  十三時からの仕事を前に、腹拵えをしておく。
  仕事終わりは二十二時半を過ぎるからな…。
  確りと、ガッツリと蓄えないといけないので、先週、初めて訪れた此方にしよう。
  和光市に本店を構えるラーメン店の二号店。
  前回は「醤油つけ麺」を頂き、何処と無く「つけ麺屋 やすべえ」を髣髴とさせ、悪くなかったので。
  傘を畳み、木戸を開け、券売機と向き合う。
  今回は何と無く、「味噌つけ麺」の気分で、其の釦を押して食券購入。
  促される儘、逆L字型のカウンター席の奥の方に通され、ヨッコイ、ショーイチ。
  食券を手渡し、麺の量は大盛りで御願いすると、麺は冷たいのと、温かいのとを訊かれる。
  当然、冷たい麺で御願いする。
  麺が温かいつけ麵なんぞ、喰えたもんではない。
  麺の旨さを満喫するには、冷水で確りと〆た、引き締まった麺でないと。
  発注を済ませ、仕事を前にぐったりと項垂れてみる。
  そして、一〇分と掛からずにつけ麺が遣って来る。
  此方の難点は、つけ汁の器と、麺の皿の配置が逆なのが困る。
  つけ汁は左、麺は右でないと、気持ち悪くて食べられないと思うのは僕だけだろうか…。
  万事、食べ易い配置に直し、麺の皿に添えられた味付け玉子半個をつけ汁に移し、いざ頂こう。
  艶艶と光り輝く麺を手繰り、味噌味のつけ汁にどっぷりと浸す。
  どっぷりと浸しても、此方のつけ汁は粘度が低く、サラッとしているので、絡みは良くはない。
  「濃厚特製ブレンド味噌」を謳っているが、粘度が低い分、濃厚さは感じられない。
  白味噌が基本なのか、甘味がやや強めで、程好い酸味も効いている。
  白胡麻が入っており、其れでコクを補おうと言う寸法だろう。
  つけ汁の器には野菜が沈んでおり、炒め野菜の香ばしさが無いので、恐らくは茹でた物だろう。
  麺はと言うと、「正来軒」と言う新座に在る製麺所の物を使用している模様。
  中太の真っ直ぐな麺は、啜り心地の良い麺で、勢い良く啜り上げたくなる。
  大盛りで三三〇グラムと言う麺の量は、然程、多くは感じない。
  つけ汁が緩いので、麺に纏わり付かないので味が薄く感じられ勝ちだ。
  具の短冊状の叉焼は脂身が多目で、味付けも控え目。
  他の麺麻、味付け玉子半個も可も無く不可も無く。
  後半は、卓上の刻み玉葱を投入し、ショリショリとした食感と甘味を愉しむ。
  最後は、卓上の「割り出し」を投入し、滅多にしないスープ割りをして〆る。
  然し、「割り出し」と書かれているので、何を割って出したのかと間違うので、
  「割り出汁」とした方が良いと思うのだが…。