続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「やきとり 古納屋」【日進】

◆「やきとり 古納屋」【日進】

 …昨晩。
  待望の休日を迎え、心身共に寛ぎ、余計な事は考えない様に努める。
  夕方は扇風機の風で我慢し乍ら、録り溜めた「半沢直樹」に観入る。
  最近、ドラマは愚か、テレヴィヂョンさえ観る余裕も無い暮らしだしな…。
  時刻はすっかり十九時を廻り、やおら外に出る。
  六日、七日は日進の七夕祭りで、此れは呑む口実に大いに成るので、現場へ急行する。
  押すな押すなの混雑で、人熱れと猛暑が相俟って、とんでもない暑さ。
  毎度の御近所さんと合流し、避難先を探しに、人混みの中をのろのろと縫う様に歩く。
  何処も彼処も、普段は余裕で入る事が出来る店が、此の日に限っては何処も満席。
  其の前に、飲食店自体が無いのだが…。
  そんな中で思い付いたのが、数年前から店の存在は知っていたが、未訪の此方。
  御多分に洩れず、此方も混雑しているが、少し待てば入れて呉れる様なので耐える。
  十五分程で店内奥の小上がり席に通され、ヨッコイ、ショーイチ…。

 ◎「生ビール(中)」四八〇円
 …七夕の混雑の中で、五〇〇ミリリットルの缶麦酒を水分補給代わりに開けたが、
  瞬く間に汗として噴出され、すっかり脱水症状気味…。
  改めまして、新珠三千代、喉湿しと参ろうかね。
  喉を大きく開き、喉ティムポ目掛けて、黄金色のシュワシュワする液体を流し込む。
  普段呑み慣れた雑酒とは違い、モノホンのルービーは旨さが違いまさぁね。

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 ◎「馬肉ユッケ」五〇〇円
 …壁に設えられた黒板の御薦めメニューと思しき一群が気に成る。
  先週、「やきとり じっちゃん」でも頂いた、馬肉のユッケが有ると言うので頂こう。
  長野県の血が半分入っている、長野県と埼玉県のハーフとしては見逃せない。
  結構な早さで出て来たが、既に卵黄が割れているのが残念。
  一口頂けば、何の味もせず、ユッケのテレレが掛かっていない事が判明。
  とは言え、初めて訪店なので、何も掛かっておらず、醤油で頂くのが流儀かも知れないので、
  何も言わず、卓上の醤油を黙って掛ける。
  うん、旨いは旨いが、此れじゃ、「ユッケ」と名乗る意味が無いわね…。

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 ◎「ねぎ間」一二〇円*四本+「つくね」一二〇円
 …さて、焼き鳥屋に来たのだから、焼き鳥を頂かない訳には行かない。
  外の祭りでも、焼き鳥の露店は出ていたがね。
  焼き鳥と言えば、先ずは葱間が良い。
  基本、且つ、無難だ。
  勿論、塩なんかで気取らず、男は黙ってテレレだ。
  鶏肉は思ったよりも軟らかくなく、一寸、パサつき気味。
  一本しか残っていないと言う捏ねは、可も無く不可も無く。
  此方の売りはレバーの様で、「ごまレバ」と言う商品が売り切れと言うから仕方無いわね…。

 ◎「ホッピー」四五〇円
 …麦酒は一杯で止し、他の酒に替えようかね。
  焼き鳥、焼きとんと言えば、ホッピーだわね。
  最初から、「ソト」一本で三杯分を取ろうと思っていたが、焼酎の量を鑑みると難しいか。
  然し、意地でも「ナカ」二回は御替わりしよう。

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 ◎「カツ煮」五〇〇円
 …黒板の中に見付け、此れは堪らずに発注。
  カツ煮を摘みに酒を呑むと言うのは、結構好きだ。
  元来、男と言う生き物は、カツ丼自体が好きなので、其のカツ丼の頭を摘みに飲るなんぞ粋だ。
  「いづみや」でさえもカツ煮は偶さか発注する。
  さて、此方のカツ煮はと言うと、甘辛い出汁の味わいが中々に良い。
  濃い味で、失われた塩分の補給には持って来い。
  只、此れ又、クーニーがパサつき加減と言うのが勿体無い。
  五〇〇円じゃ、豚カツ屋の様な豚ロース肉は出て来ないか…。

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 ◎「かしら」一三〇円*四本
 …御近所さんがカシラ肉を塩で発注。
  焼き鳥を塩で頂く事に関して否定的な僕だが、カシラは塩で焼き、辛味噌を塗して頂く。
  尤も、「かしら屋」の影響が殆どだが。
  其れにしても、辛味噌が如何にもチューブから出した様な巻き糞の形状をしていて何だな…。
  肝心の肉と言えば、噛み応えは十分だ。
  「かしら屋」のギュッとした噛み応えの中にジューシーさ、軟らかさを兼ね備えている様な物ではなく、
  顎と歯の鍛錬に成りそうな感じと言えば伝わるだろうか…。

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 ◎「イカ一夜干」五八〇円
 …御近所さんの御決まりの注文。
  そんなに烏賊臭く成らなくても良いのに…。
  乾き物の鯣烏賊の様な物ではなく、立派な大きさの烏賊で一安心。
  不可欠なマヨネーズが添えられていないので、女将さんに御願いして添えて貰う。
  写真は添えて貰う前で、其れにしてもヴォケてるな…。
  マヨネーズに卓上の七味唐辛子を振り掛け、烏賊に塗して頂く。
  此れは軟らかさも有り、酒の当てには良い。

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 ◎「ラーメン」六五〇円
 …酒も廻り、周囲の客の喧騒にも耐え難く成って来たので、そろそろ〆よう。
  何と、限定五杯でラーメンが有ると言うので、興味本位で発注。
  時間が掛かると念押しされ、了承し、調理に取り掛かって貰う。
  其れにしても、二、三〇分は待っただろうか。
  濃い醤油の色をしたラーメンが遣って来る。
  プースーを啜れば、見た目通り、醤油の味わいが強めに感じられる。
  出汁の味わいは控え目で、醤油の味で強引に押し切ると言った感じのラーメン。
  焼き鳥屋なので、鶏ガラで出汁は取っていそうだが…。
  麺は細麺で、緩い縮れが見て取れる。
  具は叉焼、麺麻、若布、鳴門、葱。