◎「ラーメン(中)」七五〇円+「子豚増し」二五〇円
…「いや~、暑いね、寅さん!」と、汗を拭い乍ら、タコ社長が遣って来そうだ。
何なんだ、此の暑さは!
気が違っているとしか考えられない暑さに、余計なストレスが増幅される。
昨晩は二十三時半に帰宅し、晩酌がてら食事を済ませ、風呂に入り、長椅子で涼んでいると、
疲労と睡魔に耐え切れず、船を漕ぎ始めたので、午前二時に寝床へと移動する。
平日は毎日こんな暮らしだ…。
今朝は八時には目が覚めるも、起きる上がるのが億劫で、携帯電話で「あまさん」を観る自堕落振り。
其処から起き出し、今日は行動的に動こうと決めている。
何せ、今日から三連休を宛がわれたからだ。
と言うのも、来週は仕事の事情で、何時もの休日の水曜日、木曜日も出勤せねば成らず、
其の代わりに、今日火曜日と、十八日の日曜日が休日と成り、其の後は九連勤と言う激務…。
図らずも、折しも、世間様の御盆休みと重なり、世間様と同じ様な暮らしを送れて嬉しい。
午前中はゆっくりと過ごし、十二時半に成り、漸く動き始める。
与野での野暮用を済ませ、昼御飯に有り付ける。
折角、与野、北浦和方面に出掛けたので、目星は付けてある。
勿論、大蒜の入った暴力的なラーメンである事は言う迄も無い。
七月十七日に訪れるも、定休日で敢え無く振られた「らーめん 梵’s」。
水曜日と木曜日の昼の部が定休日と言うので、此の先、御邪魔出来ないと思っていたが、
奇しくも、火曜日に休日が当たったので、此れは行くしか有るまい。
意気揚々と、黄色い看板を目指して行けば、何てこったい!
オー!マイ・ゴッド!の夏休み。
貼り紙を詳しくは見なかったが、十一日からロング・ヴァケイション中だと。
然ぞかし儲かっている様で、何よりだ。
二回も振られたら、もう訪れる事も無いし、訪れる事も出来ないだろうな…。
さて、行く当ても失くした所で、礑と考える。
如何しても、大蒜満載のえげつないラーメンを頂きたいので、行く先は限られる。
先週、先々週と当たりが続いている「ジャンクガレッジ 本店」が本命だが、
此の時間から移動すれば、到着は十四時と成り、僕の中で昼御飯を頂くには遅過ぎるので回避。
そうなると、此方の「北浦和店」と相場が決まる。
国道四六三号線を東に走れば移動距離も大した事は無く、一〇分程で到着する。
時間貸しの駐車場に停め、逸る気持ちを抑え切れずに、激暑の中、足早に向かう。
相変わらず、此方は行列が形成されている事は先ず無く、安心して入れるのが有り難い。
券売機で何時もの「ラーメン(中)」、「子豚増し」の食券を購入し、冷水を汲んで席に着く。
奥の方が涼しいと言うの座ってみれば、確かに冷房は奥に設置されているが、
風の吹き出し口が明後日の方向を向いているので、風は来やしない…。
食券をカウンター上に置き、程無くして無料トッピングを訊かれる。
何時もの様に、「全増しで」と告げ、出来上がりを待つ。
今回は、「ラーメン 二郎」系統には居ない系統の好感接客の店員氏が居り、却って違和感を覚える。
何せ、此の系統のラーメン店に関しては、接客業とは思えない程に不愛想極まりない応対が普通なので…。
そして、一〇分程で、一週間振りの暴力的で蠱惑的なラーメンが差し出される。
おおっ、此れだ、此れだ。
箸と蓮華を手に取り、先ずはプースーから。
う~ん、相変わらず、此方の「北浦和店」ではプースーが薄いな。
ゲンコツ、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
旨味だけを凝縮する為、余分な水分を飛ばし、ゼラチン質が多い凝縮スープに背脂を投入すると言うが、
此方はフランチャイズ店だからなのか、如何も、本店とは違いを感じてしまう。
もっと、ガツンと脳味噌を揺らし、耳の穴から脳漿がテロンと出てしまいそうな物を欲しているのに。
粘度を見ても、明らかにサラッとしており、一般受けを目指しているのか、物足り無さは否めない。
野菜はと言うと、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でたっぷりとぶっ掛ければ美味しく頂ける。
茹で加減だけは本店と変わらず、シャキシャキとクタクタの中間で宜しい。
麺を引っ張り上げれば、「ニッセーデリカ」のツルツルとした麺。
ごわつきやざらつきは無いが、縮れの効いたプリップリの感じは啜り心地が良い。
オーションで打たれた麺は、力強さが有り、プースーや豚に負けない程に存在感を醸し出している。
啜っていると、麺に刻み大蒜が纏わり付き、何とも至福の時を迎える。
さてさて、懸案は豚だ。
前回、素面で久し振りに頂いたら、豚臭さが出てしまっており、豪く失望してしまったので…。
今回は確りとプースーに沈め、味を染み込ませ、万全の状態で臨む。
期待を胸に、ガブッと噛り付く。
一瞬、おっ!此れは行けるかなと思うも、矢張り、豚臭さが感じられてしまう。
同様の事象は本店でも起こり得るが、一度外したら、次回は修正して来るのが本店。
確りと、前回のぶれを軌道修正し、秀逸な出来栄えの豚に仕上げて来る。
偶さか、御邪魔した日がそうなのかも知れないが、二度続けて外す事は先ず無い。
然し、此方は二度続けて外れた…。
世間一般的には十分に美味しいのかも知れないが、最高に美味しい此方の豚を知っているだけに、
あの味を頂けないと言うのは、如何しても損した気分に成ってしまう…。
況してや、此方は本店よりも五〇円高いので、殊更、そう思えてしまう。
矢張り、「北浦和店」の実力は此処迄か…。
時間が掛かってでも、本店に足を運べば良かったか。
悔いは残るものの、ラーメン自体は非常に美味しく頂けたので、満足度は其れなりに有る。
プルンとした背脂の甘味も良く、ラーメン全体の味を引き立てている。
何だかんだでプースーもゴクゴク、グビグビと頂いてしまい、汗だくで店を出る。
何なんだ、此の暑さは!
気が違っているとしか考えられない暑さに、余計なストレスが増幅される。
昨晩は二十三時半に帰宅し、晩酌がてら食事を済ませ、風呂に入り、長椅子で涼んでいると、
疲労と睡魔に耐え切れず、船を漕ぎ始めたので、午前二時に寝床へと移動する。
平日は毎日こんな暮らしだ…。
今朝は八時には目が覚めるも、起きる上がるのが億劫で、携帯電話で「あまさん」を観る自堕落振り。
其処から起き出し、今日は行動的に動こうと決めている。
何せ、今日から三連休を宛がわれたからだ。
と言うのも、来週は仕事の事情で、何時もの休日の水曜日、木曜日も出勤せねば成らず、
其の代わりに、今日火曜日と、十八日の日曜日が休日と成り、其の後は九連勤と言う激務…。
図らずも、折しも、世間様の御盆休みと重なり、世間様と同じ様な暮らしを送れて嬉しい。
午前中はゆっくりと過ごし、十二時半に成り、漸く動き始める。
与野での野暮用を済ませ、昼御飯に有り付ける。
折角、与野、北浦和方面に出掛けたので、目星は付けてある。
勿論、大蒜の入った暴力的なラーメンである事は言う迄も無い。
七月十七日に訪れるも、定休日で敢え無く振られた「らーめん 梵’s」。
水曜日と木曜日の昼の部が定休日と言うので、此の先、御邪魔出来ないと思っていたが、
奇しくも、火曜日に休日が当たったので、此れは行くしか有るまい。
意気揚々と、黄色い看板を目指して行けば、何てこったい!
オー!マイ・ゴッド!の夏休み。
貼り紙を詳しくは見なかったが、十一日からロング・ヴァケイション中だと。
然ぞかし儲かっている様で、何よりだ。
二回も振られたら、もう訪れる事も無いし、訪れる事も出来ないだろうな…。
さて、行く当ても失くした所で、礑と考える。
如何しても、大蒜満載のえげつないラーメンを頂きたいので、行く先は限られる。
先週、先々週と当たりが続いている「ジャンクガレッジ 本店」が本命だが、
此の時間から移動すれば、到着は十四時と成り、僕の中で昼御飯を頂くには遅過ぎるので回避。
そうなると、此方の「北浦和店」と相場が決まる。
国道四六三号線を東に走れば移動距離も大した事は無く、一〇分程で到着する。
時間貸しの駐車場に停め、逸る気持ちを抑え切れずに、激暑の中、足早に向かう。
相変わらず、此方は行列が形成されている事は先ず無く、安心して入れるのが有り難い。
券売機で何時もの「ラーメン(中)」、「子豚増し」の食券を購入し、冷水を汲んで席に着く。
奥の方が涼しいと言うの座ってみれば、確かに冷房は奥に設置されているが、
風の吹き出し口が明後日の方向を向いているので、風は来やしない…。
食券をカウンター上に置き、程無くして無料トッピングを訊かれる。
何時もの様に、「全増しで」と告げ、出来上がりを待つ。
今回は、「ラーメン 二郎」系統には居ない系統の好感接客の店員氏が居り、却って違和感を覚える。
何せ、此の系統のラーメン店に関しては、接客業とは思えない程に不愛想極まりない応対が普通なので…。
そして、一〇分程で、一週間振りの暴力的で蠱惑的なラーメンが差し出される。
おおっ、此れだ、此れだ。
箸と蓮華を手に取り、先ずはプースーから。
う~ん、相変わらず、此方の「北浦和店」ではプースーが薄いな。
ゲンコツ、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
旨味だけを凝縮する為、余分な水分を飛ばし、ゼラチン質が多い凝縮スープに背脂を投入すると言うが、
此方はフランチャイズ店だからなのか、如何も、本店とは違いを感じてしまう。
もっと、ガツンと脳味噌を揺らし、耳の穴から脳漿がテロンと出てしまいそうな物を欲しているのに。
粘度を見ても、明らかにサラッとしており、一般受けを目指しているのか、物足り無さは否めない。
野菜はと言うと、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でたっぷりとぶっ掛ければ美味しく頂ける。
茹で加減だけは本店と変わらず、シャキシャキとクタクタの中間で宜しい。
麺を引っ張り上げれば、「ニッセーデリカ」のツルツルとした麺。
ごわつきやざらつきは無いが、縮れの効いたプリップリの感じは啜り心地が良い。
オーションで打たれた麺は、力強さが有り、プースーや豚に負けない程に存在感を醸し出している。
啜っていると、麺に刻み大蒜が纏わり付き、何とも至福の時を迎える。
さてさて、懸案は豚だ。
前回、素面で久し振りに頂いたら、豚臭さが出てしまっており、豪く失望してしまったので…。
今回は確りとプースーに沈め、味を染み込ませ、万全の状態で臨む。
期待を胸に、ガブッと噛り付く。
一瞬、おっ!此れは行けるかなと思うも、矢張り、豚臭さが感じられてしまう。
同様の事象は本店でも起こり得るが、一度外したら、次回は修正して来るのが本店。
確りと、前回のぶれを軌道修正し、秀逸な出来栄えの豚に仕上げて来る。
偶さか、御邪魔した日がそうなのかも知れないが、二度続けて外す事は先ず無い。
然し、此方は二度続けて外れた…。
世間一般的には十分に美味しいのかも知れないが、最高に美味しい此方の豚を知っているだけに、
あの味を頂けないと言うのは、如何しても損した気分に成ってしまう…。
況してや、此方は本店よりも五〇円高いので、殊更、そう思えてしまう。
矢張り、「北浦和店」の実力は此処迄か…。
時間が掛かってでも、本店に足を運べば良かったか。
悔いは残るものの、ラーメン自体は非常に美味しく頂けたので、満足度は其れなりに有る。
プルンとした背脂の甘味も良く、ラーメン全体の味を引き立てている。
何だかんだでプースーもゴクゴク、グビグビと頂いてしまい、汗だくで店を出る。