◆「手もみラーメン ジロー」【東武練馬】
◎「豚なん骨定食」六五〇円
…昨日。
学生は学校が始まり、漸く、街も大人しくなるかしら。
只でさえ暑くて鬱陶しいのに、ゆとり教育の弊害が佃煮にする程にうじゃうじゃ居たんじゃ、
五月蠅い上に躾も成っていないので、余計なストレスが加わるばかりで困る…。
九月に成ったにも拘わらず、一向に大人しくなる気配が無いのが暑さだ。
焼ける様な、焦げる様なヂリヂリとした暑さは殺人的だ。
此の日、月曜日も、疲労した身体に鞭打って、灼熱の中を出掛けて行く。
正午過ぎに東武練馬駅に到着し、何時もの様に、昼御飯を先に済ませる。
月曜日は最も忙しく、帰りも遅いので、確りと腹拵えをしておかねばならない。
白米をちゃんと食べておきたい所だ。
と言う訳で、八月五日以来の此方へ御邪魔する。
前回は「A定食(レバニラ炒め定食)」を頂いたが、次に頂く物を既に決めていたからだ。
豚の軟骨を煮た、「豚なん骨定食」と言うのに目星を付ける。
店に入り、何時もの様に、「イラッサイマセー」と、大陸系の挨拶で出迎えられ、
店内は混雑しており、入って直ぐの席が空いているので、間に挟まる。
冷水が出て来て、間髪を入れずに「豚なん骨定食」と発注する。
すると、「ブタナン、イッチョ~」と気の抜けた、間の抜けた声で厨房に発注を通す。
其れにしても、狭い店にも拘わらず、結構な混雑だ。
子供を連れた五人連れの客も現れ、一体、如何言うつもりなんだと悩んでしまう。
テーブル席は、狭い四人掛けしか無いのに…。
さて、僕より後から発注した客の料理を幾つか見送った後、漸く、僕のが遣って来る。
皿の上には、ゴロゴロとした肉塊と、嬉しい事に玉子が半個盛り付けられている。
然し、鶏の軟骨は分かるが、豚の軟骨なんて食べられるのだろうかと不安に成る。
肉塊に目を転じれば、肋骨の様な骨が、何本も肉に突き刺さっているかの様に見える。
取り敢えず、先ずは頂いてみよう。
茶色い肉塊に喰らい付けば、外側の肉はホロっと解れる軟らかい仕上がり。
味付けは角煮の様に濃厚で、甘い感じは無く、甘さを抑えた醤油煮の様な感じ。
此れならば、最後迄、飽きずに頂けそうだ。
そして、噛むと軟骨に到達する。
一瞬、硬いかなと危惧するも、歯に力を加えれば、コクっと軟骨が折れ、
噛み進めれば、コリコリ、モキモキとした食感で、おおっ、旨いじゃないか。
鶏の軟骨程にコリコリし過ぎず、鮭の中骨程にコキコキし過ぎず、不思議な歯応えだ。
何でも、奄美地方では有名らしい。
コラーゲンたっぷりで、ゼラチン質がトロットロのプルンプルンで最高に旨い。
途中、卓上の辛子を付けて頂けば、角煮の様な感じも味わえる。
白髪葱も良く、玉子の半熟加減も良い。
恐らく此の玉子は、ラーメン用の半熟味付け玉子を後から乗せたのだろうな。
一緒に煮込んだら、こんなに黄身がトロっとする筈が無いわね。
思わぬ旨さに、思わず麦酒を呑みたくなってしまう。
御満悦で仕事に出掛けるが、久し振りに辛い日に成るとはね…。
学生は学校が始まり、漸く、街も大人しくなるかしら。
只でさえ暑くて鬱陶しいのに、ゆとり教育の弊害が佃煮にする程にうじゃうじゃ居たんじゃ、
五月蠅い上に躾も成っていないので、余計なストレスが加わるばかりで困る…。
九月に成ったにも拘わらず、一向に大人しくなる気配が無いのが暑さだ。
焼ける様な、焦げる様なヂリヂリとした暑さは殺人的だ。
此の日、月曜日も、疲労した身体に鞭打って、灼熱の中を出掛けて行く。
正午過ぎに東武練馬駅に到着し、何時もの様に、昼御飯を先に済ませる。
月曜日は最も忙しく、帰りも遅いので、確りと腹拵えをしておかねばならない。
白米をちゃんと食べておきたい所だ。
と言う訳で、八月五日以来の此方へ御邪魔する。
前回は「A定食(レバニラ炒め定食)」を頂いたが、次に頂く物を既に決めていたからだ。
豚の軟骨を煮た、「豚なん骨定食」と言うのに目星を付ける。
店に入り、何時もの様に、「イラッサイマセー」と、大陸系の挨拶で出迎えられ、
店内は混雑しており、入って直ぐの席が空いているので、間に挟まる。
冷水が出て来て、間髪を入れずに「豚なん骨定食」と発注する。
すると、「ブタナン、イッチョ~」と気の抜けた、間の抜けた声で厨房に発注を通す。
其れにしても、狭い店にも拘わらず、結構な混雑だ。
子供を連れた五人連れの客も現れ、一体、如何言うつもりなんだと悩んでしまう。
テーブル席は、狭い四人掛けしか無いのに…。
さて、僕より後から発注した客の料理を幾つか見送った後、漸く、僕のが遣って来る。
皿の上には、ゴロゴロとした肉塊と、嬉しい事に玉子が半個盛り付けられている。
然し、鶏の軟骨は分かるが、豚の軟骨なんて食べられるのだろうかと不安に成る。
肉塊に目を転じれば、肋骨の様な骨が、何本も肉に突き刺さっているかの様に見える。
取り敢えず、先ずは頂いてみよう。
茶色い肉塊に喰らい付けば、外側の肉はホロっと解れる軟らかい仕上がり。
味付けは角煮の様に濃厚で、甘い感じは無く、甘さを抑えた醤油煮の様な感じ。
此れならば、最後迄、飽きずに頂けそうだ。
そして、噛むと軟骨に到達する。
一瞬、硬いかなと危惧するも、歯に力を加えれば、コクっと軟骨が折れ、
噛み進めれば、コリコリ、モキモキとした食感で、おおっ、旨いじゃないか。
鶏の軟骨程にコリコリし過ぎず、鮭の中骨程にコキコキし過ぎず、不思議な歯応えだ。
何でも、奄美地方では有名らしい。
コラーゲンたっぷりで、ゼラチン質がトロットロのプルンプルンで最高に旨い。
途中、卓上の辛子を付けて頂けば、角煮の様な感じも味わえる。
白髪葱も良く、玉子の半熟加減も良い。
恐らく此の玉子は、ラーメン用の半熟味付け玉子を後から乗せたのだろうな。
一緒に煮込んだら、こんなに黄身がトロっとする筈が無いわね。
思わぬ旨さに、思わず麦酒を呑みたくなってしまう。
御満悦で仕事に出掛けるが、久し振りに辛い日に成るとはね…。