◎「ラーメン（中）」七〇〇円＋「豚増し」二〇〇円
…やっと今週も終わり、待望の休日を迎える。
日曜日は世間様の夏休みも終わりと言う事で、多くの変更作業が発生して大忙し。
其れが終わったのも束の間、次の日からは訳も分からず口を利いて貰えず、
肉体的にも精神的にも疲労困憊の一週間と成る。
毎日、午前零時前後に帰宅して、晩酌も兼ねて食事をすれば、気付けば時刻は午前一時過ぎ。
長椅子に座れば、座った儘、寝てしまい、風呂に辿り着かないと言う日々。
ストレスなのか、深夜の食事の所為なのか、真偽の程は不明だが、
一昨日の夜なんぞ、夜中に寝ていて、久し振りに寝ゲヴォを吐いた。
幸い、一口ゲヴォだったので、撒き散らしやしなかったが、夢と現の狭間で何とか飲み込み、
其の得も言われぬ酸味、流動食の様な粒子感、食道が焼ける様な痛みに見舞われる有り様。
今でも、寝ゲヴォは果たして現実だったのか、夢だったのか分からない。
嗚呼、病み始めているのかな…。
昨晩は寝ゲヴォを吐く事も無く、安心して眠り、気付けば朝は九時を疾うに廻っている。
もう少し早く起きるつもりだったが、余程、心身が疲れていたのだろう…。
寝床から這い出し、風呂に入り、仕事の垢や憂さを洗い流し、身を清める。
午前中はゆっくりと、自堕落に過ごし、正午に外出する。
与野方面での野暮用を済ませ、さあ、存分に腹拵えだ。
昨晩、仕事中に「ジャンクガレッジ」の禁断症状が現れ始め、ストレスの捌け口として、
現実逃避をするべく、ずっと「ジャンクガレッジ」の事を考えていた程。
勿論、仕事はちゃんと熟しているが…。
もう、今の僕のストレスを解消するには、此方のラーメンは必要不可欠なのだ。
腹を空かせ、現場に急行すれば、何時もの光景だ。
駐車場は五台中五台全てが、前向き駐車を遵守しない、不埒な悪行三昧の客ばかり。
壁に大きく、「排気ガス対策のため バックで駐車しないでください」と有るにも拘わらずだ。
こんなに大きく、黄色で目立つのに、如何して其れを無視する理由が有るのだろうか。
文盲なのか、色盲なのか。
もう、規則を守らないと言う怒りを通り越して、憐れみさえ感じる。
こう言う人達は、こうしてずっと生きて来て、此れから先もこうやって生きて行くんだろうなと。
御愁傷様です…。
僕は、曲がった事が大嫌いなので、確りと前向き駐車で停めてから店内へ。
店内は規則を守らない客で混雑しているが、何とか空席は有る。
何時も通りに、「ラーメン（中）」と「豚増し」の食券を購入。
僕の勝手な考えなので、異論は受け付けないが、此方に来てラーメンを食べないなんて有り得ない。
此方で「まぜそば」を食べる人、つけ麺屋で温盛りで頼む人、豚カツ屋でヒレを頼む人、
焼き鳥を塩で食べる人、皆、如何かしているし、馬鹿だ。
嗚呼、そうともさ、僕は排他的な人間だよ！
何だか今日は、文章が荒れているナァ…。
さて、食券をカウンター上に置き、程無くして無料トッピングを訊かれ、何時も通り「全増し」で。
最近は大蒜の入れ忘れられは減ったが、豚の入れ忘れられが多発しているから危険だ…。
一〇分弱で、待望久しい、待ち焦がれたラーメンが出来上がる。
其れにしても、隣のゆとり世代の大学生三人組が、大盛りの「まぜそば」を前に、
量が多くて喰えないだとか、ワーキャーワーキャー囂しいな。
店内で平気で電話をするし、親の顔が見てみたいものだ…。
そんな厚顔無恥な輩は兎も角、絶品ラーメンに取り掛かろう。
此のラーメンを生き甲斐に一週間耐えたので、其のプースーの一口目は格別だ。
ずっしりとした濃厚な味わいは、あっと言う間に舌を撃ち抜き、目を見開く旨さだ。
ストレスが山積している時の此のラーメンは最高だ。
豚や鶏の旨味が凝縮した濃密なプースーは、何とも魅惑的。
五臓六腑に染み渡り、身体の隅々へと隈無く行き渡るかの様だ。
コロコロと浮いた背脂が実に美味しく、プルンとしてホルモンと見紛う程。
甘味が有り、思わず、追加で貰いたくなる。
野菜には卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けて頬張る。
シャキシャキとクタクタの中間の絶妙な茹で加減は一級品。
シャキシャキ過ぎてはさっぱりし過ぎるし、クタクタ過ぎては重過ぎる。
麺を引っ張り上げれば、丼の奥底は熱熱で、一気に丼が湯気で覆われる。
「ニッセーデリカ」の麺は、オーションだけで打たれた特注の極太麺。
縮れが印象的で、啜れば唇をピタンと叩くかの様な腰と弾力。
刻み大蒜とも良く絡み合い、刺激的な大蒜の味を齎して呉れる。
胃腸の動きが活発化し、蠕動運動が助長されるのが分かるかの様だ。
だから、食後は雪隠に直行する事が多いのだな…。
さあ、豚に取り掛かろう。
正直、見た目で今日のは外れだと踏む。
プースーに浸して軟らかさを取り戻すも、一切れが薄く、貧弱さは否めない。
適度な噛み応えと、ホロっと解れる感覚、トロンと蕩ける脂身は有るが、最高の出来ではない。
然し、三切れの内の一切れが、豚の端っこの部位で、膝頭の様な大きさで、
ガッツリと齧り応えが有り、脂身もふんだんに付着していたのが救い。
細やかな悦びに浸ってみる。
待ち侘びたラーメンのプースーも粗方を飲み、背脂と大蒜も確りと摂取し、汗だくで出る。
出た途端、又しても後ろ向きで停める不道徳な客が御来店…。
日曜日は世間様の夏休みも終わりと言う事で、多くの変更作業が発生して大忙し。
其れが終わったのも束の間、次の日からは訳も分からず口を利いて貰えず、
肉体的にも精神的にも疲労困憊の一週間と成る。
毎日、午前零時前後に帰宅して、晩酌も兼ねて食事をすれば、気付けば時刻は午前一時過ぎ。
長椅子に座れば、座った儘、寝てしまい、風呂に辿り着かないと言う日々。
ストレスなのか、深夜の食事の所為なのか、真偽の程は不明だが、
一昨日の夜なんぞ、夜中に寝ていて、久し振りに寝ゲヴォを吐いた。
幸い、一口ゲヴォだったので、撒き散らしやしなかったが、夢と現の狭間で何とか飲み込み、
其の得も言われぬ酸味、流動食の様な粒子感、食道が焼ける様な痛みに見舞われる有り様。
今でも、寝ゲヴォは果たして現実だったのか、夢だったのか分からない。
嗚呼、病み始めているのかな…。
昨晩は寝ゲヴォを吐く事も無く、安心して眠り、気付けば朝は九時を疾うに廻っている。
もう少し早く起きるつもりだったが、余程、心身が疲れていたのだろう…。
寝床から這い出し、風呂に入り、仕事の垢や憂さを洗い流し、身を清める。
午前中はゆっくりと、自堕落に過ごし、正午に外出する。
与野方面での野暮用を済ませ、さあ、存分に腹拵えだ。
昨晩、仕事中に「ジャンクガレッジ」の禁断症状が現れ始め、ストレスの捌け口として、
現実逃避をするべく、ずっと「ジャンクガレッジ」の事を考えていた程。
勿論、仕事はちゃんと熟しているが…。
もう、今の僕のストレスを解消するには、此方のラーメンは必要不可欠なのだ。
腹を空かせ、現場に急行すれば、何時もの光景だ。
駐車場は五台中五台全てが、前向き駐車を遵守しない、不埒な悪行三昧の客ばかり。
壁に大きく、「排気ガス対策のため バックで駐車しないでください」と有るにも拘わらずだ。
こんなに大きく、黄色で目立つのに、如何して其れを無視する理由が有るのだろうか。
文盲なのか、色盲なのか。
もう、規則を守らないと言う怒りを通り越して、憐れみさえ感じる。
こう言う人達は、こうしてずっと生きて来て、此れから先もこうやって生きて行くんだろうなと。
御愁傷様です…。
僕は、曲がった事が大嫌いなので、確りと前向き駐車で停めてから店内へ。
店内は規則を守らない客で混雑しているが、何とか空席は有る。
何時も通りに、「ラーメン（中）」と「豚増し」の食券を購入。
僕の勝手な考えなので、異論は受け付けないが、此方に来てラーメンを食べないなんて有り得ない。
此方で「まぜそば」を食べる人、つけ麺屋で温盛りで頼む人、豚カツ屋でヒレを頼む人、
焼き鳥を塩で食べる人、皆、如何かしているし、馬鹿だ。
嗚呼、そうともさ、僕は排他的な人間だよ！
何だか今日は、文章が荒れているナァ…。
さて、食券をカウンター上に置き、程無くして無料トッピングを訊かれ、何時も通り「全増し」で。
最近は大蒜の入れ忘れられは減ったが、豚の入れ忘れられが多発しているから危険だ…。
一〇分弱で、待望久しい、待ち焦がれたラーメンが出来上がる。
其れにしても、隣のゆとり世代の大学生三人組が、大盛りの「まぜそば」を前に、
量が多くて喰えないだとか、ワーキャーワーキャー囂しいな。
店内で平気で電話をするし、親の顔が見てみたいものだ…。
そんな厚顔無恥な輩は兎も角、絶品ラーメンに取り掛かろう。
此のラーメンを生き甲斐に一週間耐えたので、其のプースーの一口目は格別だ。
ずっしりとした濃厚な味わいは、あっと言う間に舌を撃ち抜き、目を見開く旨さだ。
ストレスが山積している時の此のラーメンは最高だ。
豚や鶏の旨味が凝縮した濃密なプースーは、何とも魅惑的。
五臓六腑に染み渡り、身体の隅々へと隈無く行き渡るかの様だ。
コロコロと浮いた背脂が実に美味しく、プルンとしてホルモンと見紛う程。
甘味が有り、思わず、追加で貰いたくなる。
野菜には卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けて頬張る。
シャキシャキとクタクタの中間の絶妙な茹で加減は一級品。
シャキシャキ過ぎてはさっぱりし過ぎるし、クタクタ過ぎては重過ぎる。
麺を引っ張り上げれば、丼の奥底は熱熱で、一気に丼が湯気で覆われる。
「ニッセーデリカ」の麺は、オーションだけで打たれた特注の極太麺。
縮れが印象的で、啜れば唇をピタンと叩くかの様な腰と弾力。
刻み大蒜とも良く絡み合い、刺激的な大蒜の味を齎して呉れる。
胃腸の動きが活発化し、蠕動運動が助長されるのが分かるかの様だ。
だから、食後は雪隠に直行する事が多いのだな…。
さあ、豚に取り掛かろう。
正直、見た目で今日のは外れだと踏む。
プースーに浸して軟らかさを取り戻すも、一切れが薄く、貧弱さは否めない。
適度な噛み応えと、ホロっと解れる感覚、トロンと蕩ける脂身は有るが、最高の出来ではない。
然し、三切れの内の一切れが、豚の端っこの部位で、膝頭の様な大きさで、
ガッツリと齧り応えが有り、脂身もふんだんに付着していたのが救い。
細やかな悦びに浸ってみる。
待ち侘びたラーメンのプースーも粗方を飲み、背脂と大蒜も確りと摂取し、汗だくで出る。
出た途端、又しても後ろ向きで停める不道徳な客が御来店…。
～御負け～
こんな大きく派手な貼り紙が見えないのだろうか。
其れとも、無視か…。
こんな大きく派手な貼り紙が見えないのだろうか。
其れとも、無視か…。
