続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ イオンレイクタウン店」【越谷レイクタウン】

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 ◎「ラーメン(大盛り)」七二〇円+「豚増し」二〇〇円

 …昨日。
  待ちに待った、待望久しい、念願の休日を迎える。
  今週は金曜日も休日を貰い、黄金週間以来の三連休。
  三連休…、暫く味わっていない、何と素敵な言葉の響きなのだろうか…。
  もう、余程の事が無い限り、三連休を取るなんて無理だしな。
  毎日、打ちひしがれる様な「塩対応」を受け、夜は午前零時前後の帰宅の毎日。
  毎晩、帰り道は目がショボショボして眠いったら有りゃしない。
  偶の休日、じっくりと心身を休めたいが、寝入っているのも勿体無い。
  早目に八時には起床しようと思うも、矢張り、身体が反応しない。
  七時半に目が覚めるも、二度寝してしまい、気付けば九時過ぎ。
  ぐったりとした身体を擡げ、起き出し、風呂に入る。
  此の所、帰宅後は風呂に辿り着く事が出来ず、汗をかいて気持ち悪いのは承知だが、
  其の儘、力尽きて寝てしまい、朝に入ると言う暮らし振り。
  汚れ、穢れ、憂さを綺麗さっぱり洗い流し、身を清める。
  身支度を整え、十一時に家を出る。
  所用で越谷、三郷方面へと出掛ける。
  毎週水曜日の御愉しみと言えば、言わずもがなの暴力的なラーメン。
  聖地・東大宮の「ジャンクガレッジ」へと行くのが習慣だが、今週は無理そうだ。
  と言う訳で、越谷レイクタウンの中に在る支店で甘んじる。
  大型商業施設の中の雑多な簡易的飲食店が密集した中に在るので、個人的には余り好きではない。
  ごみごみしているし、餓鬼が鬱陶しいし、興味本位で群がる客が多いので…。
  十二時半前に到着すれば、休日に比べたら空いているものの、相変わらず囂しい。
  目的地を目指せば、此方だけが行列を形成している。
  普通に生活していれば、凡そ、こんなラーメンとは縁も所縁も無さそうな有閑マダム二名が並んでいる。
  止した方が良いんじゃないかと思う僕を余所に、何と、僕でもしない「野菜ダブル」で発注。
  総量で一キログラムに達すると、女性店員からの忠告が有るにも拘わらずだ。
  食べ切れなければ残せば良いとでも思っているのだろうな。
  旦那が一生懸命労働している最中に…。
  一〇分程で順番が廻り、金銭登録器の前で発注を済ませる。
  此方はちょいちょいメニューが変わる様で、以前は「中盛」だったのが、今は「大盛」に成っている。
  恐らく、「中盛」としていると、大した事ないだろうと安易に発注し、残す客が多いのだろうな。
  麺の量は三〇〇グラムと変わらず、其れが「大盛」に成っている。
  「本店」で言う三〇〇グラムの「中盛」、即ち、此方の「大盛」を「豚増し」で発注する。
  無料のトッピングも何時も通りの「全増し」で。
  会計を済ませ、小型の発信器を手渡され、座席を確保して待つ。
  其処から十五分程待たされ、ピィピィと喧しく発信器が鳴り出し、受け取りに行く。
  盆と箸と蓮華を取り、丼を受け取り、醤油ダレをぶっ掛けて席に戻る。
  然し、違和感を覚える。
  「ラーメン大盛り豚増しの全増しです」と言われて受け取ったにも拘わらず、
  如何言う訳だか、大蒜を入れ忘れられている。
  如何して僕はこう言う不運が多いのだろうか。
  そう言う星の下に生まれたのか…。
  再度、大蒜を要求しに行き、確りと盛り付けて貰って戻る。
  全てが整った所で、いざ、蓮華でプースーから啜ろう。
  茶濁したプースーは、本店の物には及ばないが、其れなりに濃厚、濃密な感じが有る。
  然し、脳味噌を揺さ振り、耳の穴から脳漿が噴き出る様なパンチは無い。
  「北浦和店」程ではないが、薄さは否めない。
  まあ、簡易的飲食店なので、其の点は差し引かなければならない。
  野菜はと言うと、茹で加減は「本店」と変わらず、シャキシャキとクタクタの中間で良い。
  其の上に振り掛けられた脂だが、「本店」のはコロコロとしたホルモンの様な背脂だが、
  此方のは如何見ても、恥垢の様な白い物で、魅力は感じられない…。
  さて、麺を丼の奥から引っ張り上げれば、熱熱で湯気が立ち上る。
  「ニッセーデリカ」の麺は、普段は余り感じないが、何だか、市販の生ラーメンの様な風味が有る。
  良く言えば懐かしい、悪く言えば安っぽい印象を受ける。
  腰や弾力に関しては、オーションのみで打たれているので、確りとした物が有る。
  個人的には、「浅草開化楼」時代のごわごわとした物の方が断然好みだが。
  豚は如何だろうか。
  此の流れでは、余り期待は出来ないが、プースーに浸して置いた物を齧れば、
  豚臭さは無く、絶品とは行かないが、赤身はホロっと、脂身はプルンとしている。
  此れは良い意味で期待を裏切られ、十分に及第点を与えられる。
  大蒜も存分に堪能し、次の一週間を乗り切る栄養を充填する。
  其れにしても、「喰うな」と言う権利は一切無いが、乳母車を押して行列に並ぶゆとり世代の若い母親、
  其の光景には如何しても違和感を禁じ得ず、何とも言えない気分に成る…。