続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 てつ蔵」【東武練馬】

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◆「つけ麺 てつ蔵」【東武練馬】

 ◎「特濃つけ麺」七五〇円+「大盛」無料

 …昨日。
  世間様は何でも、三連休と言う素敵な行事を満喫しているらしい。
  暦通りの三連休と言うのは、実に魅力的だ…。
  そんな最中、颱風がいらっしゃっているとは。
  祝日に颱風の中を出勤するとは、然ぞかし、哀れだと思われるだろう…。
  十三時からの仕事を前に、何時もは十一時過ぎに家を出るのだが、
  余裕を持って、一〇時半過ぎに出立し、途中、傘が御猪口に成りつつも駅に到着。
  電車は動いているものの、大宮駅での乗り換えを余儀無くされ、各駅停車の新宿駅に飛び乗る。
  然し、極めて脆弱な武蔵野線は案の定、運行する気力を失くし、運転見合わせ。
  思うのだが、世間一般に武蔵野線は直ぐに止まると言う印象が植え付けられている為、
  別に、動かなくたって文句は言われないだろうと、国鉄が怠慢で動かしていない気がする。
  親方日の丸、殿様商売、公共性の高い企業は得てしてそういう事をする。
  仕方無く、埼京線池袋駅に出て、東武東上線に乗り換える。
  余計な交通費を使ってしまったわぃ…。
  何とか、正午の一〇分前には辿り着き、事無きを得る。
  さて、時間の余裕も出来たので、「中華 たけいし」で食事を頂こうと向かう。
  其の道すがら、此方の前を通り掛かると、偶然にも貼り紙を見付けてしまう。
  「特濃つけ麺 はじめました」。
  何の断りも無く、電話の一本も呉れれば良いものを、勝手に始められてしまっては、
  突撃しない訳には行かないではないか。
  急遽の予定変更で、木戸を開け、店内に雨宿り。
  券売機で「濃厚つけ麺」の文字をやっと見付け、食券を購入し、カウンター席に腰掛ける。
  此の天気じゃ、流石に客も少ないわね。
  食券を手渡し、大盛りで御願いし、麺は勿論、冷たいので御願いする。
  つけ麺で温盛りなんて有り得ないし…。
  店内のテレヴィヂョンの颱風中継をぼんやり観つつ、実家の隣り町の熊谷で突風被害だとか。
  僕の心と同様、荒れてるナァ…。
  一〇分強で、初対面の「濃厚つけ麺」が配膳される。
  例によって、麺が左、つけ汁が右と言う食べ辛い配置で。
  左右を入れ替え、準備が整った所で、食事に取り掛かろう。
  つけ汁は矢張り、何時もの「醤油つけ麺」より明らかに粘度が高い。
  此れに麺を手繰って浸せば、油層と共に、ドロッとした魚介系豚骨のルーシーが纏わり付く。
  啜ってみると、今流行りの巷の魚介系豚骨つけ麺と似た様な味わい。
  其れを目指して作られたのだろうなと言うのが窺える。
  別段、目新しさは感じられないが、既存の「醤油つけ麺」と一線を画している点では良い。
  此れならば、「醤油つけ麺」の方が此方の独自性が感じられるか…。
  麺は御決まりの「生来軒」の物。
  黄色味を帯び、水で確りと〆られているが、水切りは徹底されているとは言えない。
  ツルツルとした口当たり、喉越しの良い物で、腰や弾力は其処其処、荒荒しさは無い。
  良く言えば大人しい無難な麺、悪く言えば特色に欠ける麺。
  無論、普通に美味しく頂けるので何ら問題無い事だけは付け加えておく。
  具の短冊状の叉焼はと言うと、豚臭さが結構感じられてしまい減点。
  傷んでいるのかと思ってしまったと言うのは大袈裟だが、残念さは否めない。
  麺麻、味付け玉子半個は及第点。
  最後は滅多にしないスープ割りだが、此方は卓上に「割り出し」が有るので実行。
  「割り出し」と書かれているが、此れだと何かを「割り出す」みたいなので、
  漢字は正しく活用し、「割り出汁」として頂きたい…。