続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「九州じゃんがら 原宿1F店」【原宿】


 …今週も一週間、本当に御疲れ様と、自分で自分を労ってあげたい。
  金曜日迄休日を貰っていた手前、今週は四日間と短かったが、体感的には永い。
  精神衛生上、愉しく健やかに仕事が出来ている訳では無いのでね。
  頑張って話し掛ける様にもし始めたが、相変わらずの「塩対応」じゃ如何にも成らない。
  僕の事が嫌いでも何でも構わないが、飽く迄も仕事なのだから、私情は抑えて貰わないと。
  況してや、感情をあからさまに出しては、営業としてどころか、社会人としても疑問符が付く。
  まあ、僕は其の反面教師で行こうと固く決めているので、全てを堪えて普通に対応しているがね…。
  そんな辛い毎日を送り、昨晩も午前零時過ぎに帰宅し、晩酌がてら晩御飯。
  似非麦酒五〇〇ミリリットルを空けた後は、毎晩、葡萄酒に移行している。
  食後、胃袋を休める為、長椅子にごろんと横たわったが最後、其の儘、朝八時半迄。
  夜中に帰って来て、其れから食事をし、食後直ぐに寝る様な暮らしじゃ、具合も悪くなるわぃ。
  第一、先週の金曜日から、風邪っ引きの岡っ引きで、咳と鼻水が抜けやしない。
  此れに心労も加わり、昨晩なんぞ、仕事中に心の臓が痛む始末…。
  そんな調子で今朝を迎え、コンタクトレンズも装用した儘だし、寝起きは最悪だ。
  然し、待ちに待った休日、もう嬉しくて嬉しくて仕方が無い。
  最近は毎日が辛いので、「非日常」が途轍も無く有り難く、嬉しく、愉しく感じられる。
  休日と言うだけで、手を合わせたくなる程。
  風呂に入り、広縁から景色を眺め、目高の稚魚を観察し、涼しい風に吹かれてみる。
  日々の憂さを吹き飛ばすかの様な、爽快感の有る風が実に心地好い。
  さて、十二時四五分から散髪の予約を入れているので家を出よう。
  其の前に昼御飯も先に済ませたいのでね…。

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 ◎「生ビール(中)」五八〇円
 …原宿駅に着き、勿論、雨も降っていないので、傘も差さずに原宿の街を歩く。
  此の街は相変わらず、甘い物を食べる婦女子の行列が多い。
  並んでラーメンは食べても、焼き菓子は喰わないな…。
  そんな行列を尻目に、原宿と言えば他に選択肢も浮かばないので、久し振りに此方へ。
  二階の方の店にしようと階段を上がれば、会計処で大陸系か半島系の女子二名が。
  あの国々の人達は、如何して大嫌いな日本に態々来るのだろうか。
  僕だったら、金を積まれたって、其方には行こうとも思わないが…。
  其れは兎も角、麦酒とラーメンの会計を済ませ、食券を貰い、窓側のカウンター席に陣取る。
  表参道を行き交う人々を観察し乍ら、午前十一時四〇分から御酒を頂く。
  平日の午前中から酒を呑むなんぞ、何ともはや、背徳の極みだわね。
  冷えたモノホンのルービーは刺激的で、清涼感に満ち溢れている。
  御通しは角煮を解し身にした様な物。

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 ◎「ぼんしゃん(全部入り)」一一〇〇円+「替え玉」一五〇円
 …麦酒も半分も呑まない内に、ラーメンが運ばれて来てしまう。
  そんなに急いではいないんだがな…。
  まあ、炭水化物を摘みに呑むのは好きなので構わない。
  さて、此方と言えば、店名を冠した「九州じゃんがら」が一番人気なのだろうが、
  僕は、一番最初に此方に連れて来られた十五年前から、ずっと「ぼんしゃん」。
  そう言えば、其の昔、「元祖じゃんがら」と言うのが突如として現れ、
  「じゃんがら」と言うのを商標登録して揉めた事が有ったが、「元祖じゃんがら」は何処へ…。
  其れは兎も角、豚骨ラーメンに取り掛かろう。
  卓上の辛子高菜、紅生姜、当たり胡麻を投入し、先ずは蓮華でプースーから。
  表面には豚骨の上澄みの油層の様な物が有り、此れはこってり感が期待出来る。
  直近では、二〇一一年七月二十八日に頂いているが、其の時は何だか今一だった。
  以前はもっと豚骨の強烈な風味が感じられたが、最近は随分と抑え気味の印象。
  鼻に纏わり付く様な、パンチの効いたのが好みだが、今回も大人しい感じがする。
  豚骨のみの出汁は、円やかで滑らか、まったりとした口当たりで旨いのだが、
  万人受けする様に調節されてしまっている感じがして残念だ。
  然し、コラーゲンを摂取するには良いとろみだ。
  麺は低加水の細麺で、豚骨ラーメンらしいが、茹で時間がやや長目か。
  もう少し硬めの方が、僕としては有り難い。
  子供の頃から、カップラーメンでも、三分待たずに硬めの麺を好んでいたからな…。
  続いては、大量の具に目を転じよう。
  「角肉」と呼ばれる豚の角煮は、長崎卓袱料理の名人直伝だとか。
  赤身の部位の硬さは気に成るが、脂身の旨さと、濃い目の味付けで補完出来る。
  叉焼は二枚入り、此れも味付けが確りされ、「角肉」に隠れて存在感は薄いが、中々に悪くない。
  明太子はやや辛目で、魚卵のプチプチを感じると言うよりは、擂り潰されたペースト状の様な感じ。
  箸で摘み、麦酒の当てにするも良し、プースーに溶かすも良し。
  木耳は細く切られた物で、個人的には「よかろうもん」の様に其の儘の状態の方が好みだ。
  人の耳の形に似ているから「木耳」なのに、其れを刻んじゃ意味が無い…。
  味付け玉子は、御田の玉子の様に固茹で。
  此れに関しては、「よかろうもん」も同じなので許そう。
  さて、替え玉をしよう。
  「粉落とし」が出来る様なので、其れで発注し、直ぐに遣って来る。
  丼に麺を投入して啜れば、流石は「粉落とし」、ポキポキ、コリコリ、モキモキとした食感が最高。
  豚骨ラーメンの麺の茹で加減はこうでないと困る。
  噛み切る時の麺がぷっつりと千切れる歯応えを愉しまないと。
  久方振りの一〇〇パーセントの豚骨ラーメンを堪能出来、プースーも飲み干す。