◎「ラーメン（中）」七〇〇円＋「豚増し」二〇〇円
…昨日。
火曜日の晩は、何時もより一時間ばかり早く帰ると、何故か御近所さんが駅で僕を待ち伏せ。
「三木聖子かっ！」と突っ込みたいのを堪え、流れで拙宅で軽く杯を交わす。
仕事で心身共に疲労して帰って来て、馬鹿な話をして酒を呑むと言うのは癒されるわぃ。
午前零時に御開きに成り、僕は其の儘、長椅子でゴロンと横に成ったが最後。
気付けば朝の六時…。
折角の休日の朝は、寝床ですっきり目覚めたかったのに。
気分が乗れば、静岡に日帰りで行って、晩は御酒を頂いて、ロイクーな御田を食べて帰ろう、
そんな計画も無くは無かったが、疲労感が半端ではないので頓挫…。
一〇時過ぎに起き、風呂に入り、再度、寝床でゴロゴロと、極めて自堕落に過ごす。
其の間、著しく気分を害する事も重なり、休日が台無しだ。
昼御飯は気分良く、暴力的なラーメンを啜ろうかと思うも、そうも行かない。
寝床で不貞寝し、時間だけが過ぎて行く。
十三時を廻り、腹の虫も騒ぎ始め、居ても立っても居られなくなる。
重い腰を上げ、意を決して、聖地・東大宮へ向かう。
店に着くと、何時もより時間が少し遅い事も有り、客は少な目。
只、前向き駐車の規則を守らない不埒な自動車は多目。
馬鹿は死んでも直らないのだろうな…。
そんな不道徳な自動車を尻目に、僕は確りと前向き駐車して店内へ。
券売機で何時も通りに食券を購入し、冷水を汲み、一番奥のカウンター席に陣取る。
実は、先週も御邪魔するも、携帯電話が余りにもポンコツで写真が撮れなかったのでね…。
さて、程無くして無料トッピングを訊かれ、滑舌良く「全増しで」と、冷めた仕草で熱く伝える。
一〇分程で、気分を害して逆立った心を平らにするかの様なラーメンが差し出される。
此れだ、此れだよ、休日は。
暴力的で、不細工極まりない、腕白中年の主食の御出座し。
豚、大蒜共に入れ忘れられは無く、安心して食事に取り掛かる。
卓上の醤油ダレを野菜の山にドヴァドヴァとぶっ掛け、左手に蓮華を持つ。
プースーから啜れば、五臓六腑に染み渡り、身体に隅々に迄、隈無く行き渡る旨さ。
濃厚、濃密さに於いても素晴らしく、ガツンと脳味噌が揺さぶられる様なパンチが効いている。
ゲンコツ、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
旨味だけを凝縮する為、余分な水分を飛ばし、其の後、ゼラチン質が多いトロトロした凝縮スープに、
背脂を投入し、コクと旨味と甘みを与えると言う、何とも蠱惑的なプースーだ。
振り掛けられた其の背脂は、シロコロホルモンの様な感じで、存在感が有る。
嗚呼、思わず唾液腺の辺りが痛くなりそうだ…。
野菜の茹で加減は言わずもがなで、ブレが無く、シャキシャキとクタクタの中間で旨い。
歯触りを損わず、且つ、プースーや醤油ダレが染み込み易い適度にクタッとした感じ。
野菜を粗方遣っ付けた後は、麺を中から引っ張り上げる。
一気に湯気が立ち上り、丼の中が如何に熱熱かが窺える。
「ニッセーデリカ」の麺、此れに関しては未だに心の何処かで解せない、受け容れられない部分は有るが、
言う程に悪くなく、ツルツルとした口当たりは残念だが、強靭な腰は秀逸だ。
啜ると、ブルンブルンと唸りを上げる様な縮れ具合は、力強さが漲っている。
さてさて、希望の星は豚だ。
先週は写真が撮れなかったが、最近では秀逸な豚に当たり、感涙に噎んだが、
今回はと言うと、厚味が無く、荒荒しさには欠けるが、豚の臭味も無く、及第点の豚だ。
赤身はホロっと解れ、脂身はプルンと蕩け、味付けも確りしている。
プースーに溶け出した刻み大蒜も刺激的で、麺や野菜、豚に纏わり付き、体内へ摂り込まれる。
絶対、大蒜の御蔭で何とか健康体を保てていると言う自負は有る。
無論、高血圧で不健康な要素は有るが…。
残りのプースーも存分に堪能し、養分を摂取し、休日を満喫してみる。
火曜日の晩は、何時もより一時間ばかり早く帰ると、何故か御近所さんが駅で僕を待ち伏せ。
「三木聖子かっ！」と突っ込みたいのを堪え、流れで拙宅で軽く杯を交わす。
仕事で心身共に疲労して帰って来て、馬鹿な話をして酒を呑むと言うのは癒されるわぃ。
午前零時に御開きに成り、僕は其の儘、長椅子でゴロンと横に成ったが最後。
気付けば朝の六時…。
折角の休日の朝は、寝床ですっきり目覚めたかったのに。
気分が乗れば、静岡に日帰りで行って、晩は御酒を頂いて、ロイクーな御田を食べて帰ろう、
そんな計画も無くは無かったが、疲労感が半端ではないので頓挫…。
一〇時過ぎに起き、風呂に入り、再度、寝床でゴロゴロと、極めて自堕落に過ごす。
其の間、著しく気分を害する事も重なり、休日が台無しだ。
昼御飯は気分良く、暴力的なラーメンを啜ろうかと思うも、そうも行かない。
寝床で不貞寝し、時間だけが過ぎて行く。
十三時を廻り、腹の虫も騒ぎ始め、居ても立っても居られなくなる。
重い腰を上げ、意を決して、聖地・東大宮へ向かう。
店に着くと、何時もより時間が少し遅い事も有り、客は少な目。
只、前向き駐車の規則を守らない不埒な自動車は多目。
馬鹿は死んでも直らないのだろうな…。
そんな不道徳な自動車を尻目に、僕は確りと前向き駐車して店内へ。
券売機で何時も通りに食券を購入し、冷水を汲み、一番奥のカウンター席に陣取る。
実は、先週も御邪魔するも、携帯電話が余りにもポンコツで写真が撮れなかったのでね…。
さて、程無くして無料トッピングを訊かれ、滑舌良く「全増しで」と、冷めた仕草で熱く伝える。
一〇分程で、気分を害して逆立った心を平らにするかの様なラーメンが差し出される。
此れだ、此れだよ、休日は。
暴力的で、不細工極まりない、腕白中年の主食の御出座し。
豚、大蒜共に入れ忘れられは無く、安心して食事に取り掛かる。
卓上の醤油ダレを野菜の山にドヴァドヴァとぶっ掛け、左手に蓮華を持つ。
プースーから啜れば、五臓六腑に染み渡り、身体に隅々に迄、隈無く行き渡る旨さ。
濃厚、濃密さに於いても素晴らしく、ガツンと脳味噌が揺さぶられる様なパンチが効いている。
ゲンコツ、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
旨味だけを凝縮する為、余分な水分を飛ばし、其の後、ゼラチン質が多いトロトロした凝縮スープに、
背脂を投入し、コクと旨味と甘みを与えると言う、何とも蠱惑的なプースーだ。
振り掛けられた其の背脂は、シロコロホルモンの様な感じで、存在感が有る。
嗚呼、思わず唾液腺の辺りが痛くなりそうだ…。
野菜の茹で加減は言わずもがなで、ブレが無く、シャキシャキとクタクタの中間で旨い。
歯触りを損わず、且つ、プースーや醤油ダレが染み込み易い適度にクタッとした感じ。
野菜を粗方遣っ付けた後は、麺を中から引っ張り上げる。
一気に湯気が立ち上り、丼の中が如何に熱熱かが窺える。
「ニッセーデリカ」の麺、此れに関しては未だに心の何処かで解せない、受け容れられない部分は有るが、
言う程に悪くなく、ツルツルとした口当たりは残念だが、強靭な腰は秀逸だ。
啜ると、ブルンブルンと唸りを上げる様な縮れ具合は、力強さが漲っている。
さてさて、希望の星は豚だ。
先週は写真が撮れなかったが、最近では秀逸な豚に当たり、感涙に噎んだが、
今回はと言うと、厚味が無く、荒荒しさには欠けるが、豚の臭味も無く、及第点の豚だ。
赤身はホロっと解れ、脂身はプルンと蕩け、味付けも確りしている。
プースーに溶け出した刻み大蒜も刺激的で、麺や野菜、豚に纏わり付き、体内へ摂り込まれる。
絶対、大蒜の御蔭で何とか健康体を保てていると言う自負は有る。
無論、高血圧で不健康な要素は有るが…。
残りのプースーも存分に堪能し、養分を摂取し、休日を満喫してみる。
