続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「Pizza&イタリアンレストラン NICOLA」【牛浜】


 …昨日。
  一週間、何とか無事に勤め上げ、待望久しい休日を迎える。
  水曜日、木曜日が休日に成ってからと言うもの、一週間が早く感じられる。
  此の休日が待ち遠しいが、心身共にぐったりと疲弊し切っている。
  とは言え、折角の休日、日がな一日、寝床でごろごろしているのは実に勿体無い。
  先週の秩父に引き続き、今週も出掛けてみよう。
  立川の国営昭和記念公園で、夜に電飾が点灯すると言うので、夕方に立川に到着する様に、
  朝は一〇時前に出立し、彼方此方寄り道をし乍ら南西方向を目指す。
  入間に在る、売れ残りの在庫品を大量に仕入れて安売りする店舗群に行ってみる。
  長らく、僕好みの靴が見当たらず、ずっと探しているのだが、結局、此の日も見付からず仕舞い。
  何時に成ったら、靴が手に入るのだろうか。
  御案内迄に、決して、僕は裸足で過ごしている訳ではないので…。
  正午を過ぎ、昼御飯を摂るべく、東京環状を南下する。
  目的地は福生横田基地の脇だ。
  福生と言えば、福が生まれる街だが、僕にとっては特別な街。
  大滝詠一師匠が居を構える、正に、聖地と言って良い神聖で、霊験灼たかな街。
  其処に、予てから気に成っているザーピーで有名な店が在り、念願の初訪問。
  駐車場にも空きが有り、店内に入ると、中は広く感じられ、何処か昭和の香りが漂っている。
  奥にはヤノピ、もとい、ピアノが設えられており、演奏会も開かれている様で、バーの様な風情も有る。

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 ◎「二コラミックスピザ(レギュラー_9インチ)」一九〇〇円
 …席に通され、二五〇〇円もする昼時のコースメニューを案内されるが、庶民は回避。
  単品で発注し、ガッツリと頂きたい。
  先ずは、御目当てのザーピーを検討しよう。
  「プレーンピザ」に好みの具を選択して発注するのも有る様だが、考えるのが億劫だ。
  と言う訳で、「ニコラミックスピザ」、「キノコミックスピザ」、「シーフードミックスピザ」、
  「生ハムと野菜のピザ」と言う、四種類の御薦めのミックスピザの中から選ぼう。
  此処は無難に、店名を冠した「ニコラミックスピザ」が良かろう。
  大きさは「6インチ」、「9インチ」、「12インチ」から、間を取って「9インチ」で。
  どんなザーピーかと期待にAカップの胸を膨らませていると、懐かしい感じのザーピー登場。
  昨今の薄いパリパリの生地ではなく、適度な厚味の有る、確りとしたカリッとした物。
  子供の頃、此れがザーピーだと認識した時の様なと言うか、喫茶店で出される様な懐かしさが有る。
  戦後、ニコラ・ザペッティと言う御仁が、本場仕込みのザーピーを日本に齎したと言うだけあり、
  流行に流されない、昔乍らの味を守り続けていると言った感じか。
  チーズがたっぷりとふんだんに使用され、香ばしく、こんもりと盛り上がっている様な焼き上がり。
  此れに喰らい付けば、生地はカリッとしつつもしっとり感が有り、最近には無い食感。
  チーズは濃厚で、確りとした味で、チーズフェチには堪らず、鼻の下が臭く成る感じが良い。
  具は玉葱、ピーマン、西洋松茸、サラミ、ソーセージと言うのも、古典的で良い。
  今日日、サラミの入ったザーピーなんて、頂く機会も減ったわぃ。

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 ◎「ミートソース」一一〇〇円
 …さて、ザーピーと来れば、ゲッティーも頂かないといけない。
  「トマトソース」と悩んだが、具が入って無さそうなので、「ミートソース」を発注。
  ザーピーの佇まいからして、きっと、ゲッティーも昔懐かしい感じかなと予想する。
  そして、いざ、御対面。
  予想通り、上にはパセリが塗され、「昭和」の香りが感じられる。
  残念乍ら、粉チーズは付かない様だ…。
  其の儘の状態で啜ってみると、先程のザーピーが昭和の喫茶店を想起させる味だとしたら、
  此のゲッティーは、昭和の百貨店の大食堂を思わせる、此れ又、何とも懐かしい味。
  見た目、電子レンジで加温した物に見えなくはないが、旧き良き時代の味。
  別段、吃驚する程に旨いと言う訳ではないが、ホッと落ち着くと言うか、ノスタルジィを感じさせる。

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 ◎「ミルクセーキ」五〇〇円
 …昭和を感じる序に、飲料のメニューの中から、懐かしい文字列を発見。
  子供の頃、「ミルクセーキ」と言う響きに心を時めかせたものだ。
  決して、「ミルク・セイエキ」とか、「ミルク・セイキ」等と言ってはいけない…。
  閑話休題
  牛乳は余り好んで飲まないが、牛乳に砂糖、玉子、香料を入れて作った此の飲み物は魅惑的。
  甘い食べ物は嫌いだが、甘い飲み物は好きだ。
  今でも偶に、自動販売機で売られているが、子供の頃の物とは全く違うので残念でならない。
  此方の物はと言うと、香料の風味が抑え目だが、中々に悪くない。
  もう少し黄色味を帯びている方が、郷愁を誘うのにな…。