続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば 四つ葉」【川島】

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◆「中華そば 四つ葉」【川島】

 ◎「特製四つ葉そば」九〇〇円+「マグロ丼」四〇〇円

 …昨晩は御近所さんと拙宅で伴天連正月の酒宴を繰り広げ、
  麦酒、葡萄酒を呑み、鶏肉、刺身、イクラ、チーズ等を摘みに盛り上がる。
  すっかりヘベのレケで、気絶する様に眠り、喉が渇いて起きる駄目中年。
  如何も酒を呑むと、大量の水分を摂取しないと、身体が乾涸びてしまう体質だ。
  朝はゆっくりと、寝床でだらだらし、一〇時前に起き出す。
  風呂に入り、身を清め、人間らしさを取り戻す。
  外は僅かに晴れているが、全体的にはどんよりと曇っている。
  休日の最後、家で静養するのも良いが、外に出てみよう。
  昼御飯も兼ね、川島町を目指す。
  此の川島町には白鳥が飛来する河原が在るので、其れを見に行こうかね。
  と、其の前に、先ずは腹の虫を静かにさせる。
  川島町で気に成る店と言えば、今年の六月二十一日に新規開店した此方。
  何でも、「宝船」と言う寿司屋が、ラーメン店も始めた様で、
  此れが豪い評判だと聞き、ずっと宿題に成っていたので、現場に急行する。
  行列必至との事で、覚悟をして行くも、駐車場が広いので空きは有る。
  待ちは先客五名で、此れならば全く問題は無い。
  店の外で、寒空の中、メニューを考え乍ら待つ。
  程無くして注文訊きが来て、発注を済ませる。
  店名を冠した「四つ葉そば」を、具が多い「特製」で御願いし、
  更には欲張って、寿司店と言う事で、御飯物の中から「マグロ丼」を頂こう。
  一〇分程、外で待ち、店内に相席で通される。
  「すみません」と告げ、着席し、真新しい店内を眺める。
  五分程すると、先に「マグロ丼」が遣って来る。
  御飯茶碗の大きさで、漬け鮪が五切れ盛られ、「四つ葉」なのに三つ葉が乗る。
  ラーメンが出揃うのを待とうかと思うも、耐え切れず、先に箸を付ける。
  赤身の鮪はねっとりとして軟らかく、筋張っているなんて事は丸で無い。
  流石、寿司屋も営業しているだけあり、素材の目利きに関しては良いのだろう。
  御飯は酢飯ではなく、温かい状態で装われている。
  途中で、評価の高いラーメンが配膳される。
  最近、僕が頂いていない、小奇麗な見た目のラーメンだ。
  何時も、暴力的で、不細工極まりない風体のラーメンばかりなのでね…。
  いざ、先ずはプースーから頂いてみる。
  地元・川越の「笛木醤油」の「金笛」を使用していると言う醤油スープ。
  出汁は比内地鶏から取っていると言い、複雑過ぎず、簡素な仕上がり。
  醤油ダレのキリっと引き締まった、やや酸味の有る味わいが先に感じられる。
  後から、鶏の上品な、旨味が凝縮した芳醇な味わいが押し寄せて来る。
  表面には鶏油が浮いている事も有り、見た目程にあっさりし過ぎず、
  コクも感じられ、陳腐な味に成り下がってしまうってな事は無い。
  「淡麗」と言う単語が似合うだろうか。
  麺はと言うと、細目の真っ直ぐな麺で、茹で時間は短めで、低加水寄り。
  噛むとバツっと千切れる食感が心地好く、嫋やかで、流麗な啜り心地。
  具は、低温調理でしっとりと仕上げられた鶏胸肉、豚肩ロース肉の物が二枚ずつ。
  鶏胸肉はムチッとしているが、軟らかさが印象的。
  豚肩ロース肉は桃色を帯びており、厚味は無いが、此方も軟らかい。
  穂先麺麻は長い物が一本入り、シャキッとした歯触りが心地好い。
  他には海苔、三つ葉が入り、トリは味付け玉子だ。
  地元「矢部養鶏場」の産み立て玉子で、箸で持っただけで半熟加減が分かる。
  噛り付けば、中から濃厚な黄身がトローっと溢れ出し、慌てて吸う。
  此れは中々に美味しく、素材の良さ、仕込みの妙が感じられる。
  流石、突如として新星の如く現れ、一気に人気店と成った由縁が分かる。

~御負け~
川島町の越辺川に御越しの白鳥の皆さん。
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