続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん専門店 ぶぶか」【さいたま新都心】

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◆「らーめん専門店 ぶぶか」【さいたま新都心

 ◎「油厚切りチャーシューそば」九六〇円+「麺大盛」一〇〇円

 …月曜日。
  年明けの四日に、突如として発せられた内示に戸惑った儘、ずっと暮らしている。
  解せない気持ちを抱え乍ら、日々の仕事を熟さねば成らず、
  気持ちの整理、切り替えも出来ずに、ずっと尾を引いている感じ…。
  然りとて、着任日は時々刻々と迫っており、引き継ぎも進めなければ成らない。
  世間様は三連休で、新成人が浮かれ狂い、馬鹿の様に燥いでいる月曜日。
  正に、「ゆとり教育の弊害」の看板を首から提げて歩いている様なものだ。
  馬子にも衣装とは善く言ったもので、晴れ着を着たアジャ・コングも居る。
  誰かが注意するか、免許制にしないと駄目だな…。
  そんな、代休が溜まり続ける祝日、労働の合間に、昼休憩に外へ出る。
  記事にする時間が無いので記していないが、最近、頻繁に通っている此方へ。
  他に選択肢が無いのが最大の理由だが、「油そば」が先ず先ずだったりするので。
  店に入ると、祝日の影響も有り、直ぐには着席出来ない様だ。
  席を片付けるのを待ち、程無くして、カウンター席に通される。
  恐らく、仕事中に此方を訪れるのは此の日が最後に成ろう。
  最後なので、思い切って、清水の舞台からバンジージャンプした心持ちで、
  高級メニュー「油厚切りチャーシューそば」を頂いてみよう。
  前回、隣りに座った客が発注していて気に成ったのでね…。
  然も、凝りもせず、「麺大盛」で。
  其れから一〇分強の後、腕白中年の前に丼が遣って来る。
  おおっ、流石、「厚切り」だけ有り、普通の「油そば」より迫力が有る。
  見るからに分厚さが見て取れ、心丈夫だ。
  早速、ざっくりと混ぜ合わせ、余り、入念には撹拌しない。
  味が均一に成り過ぎるより、バラつきが有る方が愉しみが有ろうってもんだ。
  麺を手繰れば、べっとりと特製のテレレが纏わり付き、テラテラと光っている。
  此れを啜れば、唇は油塗れと成り、朝から天麩羅を喰っている人の様に成る。
  別段、「朝から」じゃなくても、喩えは良いのだが…。
  茹で上げられたばかりの麺は熱熱で、コッテリとしたテレレの味も良く、
  油っこさは有るのだが、諄い感じは余り無く、無心で啜る。
  啜り乍らも、決して身体に良い物ではないと思いつつも、僕にとっては助かる。
  仕事の合間の僅かばかりのストレス解消なので。
  正直、「ジャンクガレッジ」の「まぜそば」の方が旨いのだが、
  此方ではラーメンよりも「油そば」を頂いた方が旨いので、最近は専ら此れだ。
  何だかんだ言いつつ、結構な頻度で頂いている。
  さて、分厚い叉焼はと言うと、表面は軽く炙られている様だ。
  噛り付くと、表面は香ばしく、夥しい量の脂が溢れ出して来る。
  脂身が可也多目で、赤身の部位は僅かで、相当、油っこい。
  流石の僕も、胸焼けしそうな感じで、休み休みでないと頂けない。
  此れを一気に頬張るのは難しかろう…。
  此の厚味、脂身ならば、一切れ有れば十分かしら。
  「油そばライト」ならば兎も角、一寸、コッテリ過ぎるか。
  其れとも、単に、僕が歳を取っただけだろうか…。
  取り敢えず、確りと完食するが、胃袋が重たいのは言う迄も無い。