続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「九州じゃんがら 原宿1F店」【原宿】


 …異動が決まって以降、慌ただしく毎日を過ごす。
  僕が異動した後の穴が埋まらないのは明々白々で、其れを考えると心苦しい。
  別段、望んで異動する訳ではないが、残った人員が苦労するのは明らかで、
  其れを思うと、休みの日に出掛けて助けてやりたい程だ。
  とは言え、此れから僕に降り掛かるであろう事も壮絶だろうが…。
  完全に全てを引き継ぐ事も無理な状況で、昨日、無理矢理に近い形で、
  何とか最終日を迎え、引き継ぎをして、泣きたい気持ちで切り上げる。
  五日間の労働を終え、束の間の休日。
  明日から着任の為、休日は今日のみ。
  心機一転、気分一新の意味も込め、散髪に行こうと決める。
  仕事が忙しく、予約を入れる暇も無かったので、取り敢えず、表参道へ向かう。
  途中の乗り換えの池袋駅で何とか予約を取り、一安心で原宿へ。
  十三時半の予約を前に、先ずは腹拵えだな。
  行く先は、最近の御決まりの此方へ…。

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 ◎「生ビール(中)」五八〇円
 …折しも、十二時半と言う時刻で、店内は満席に近い状態。
  料金先払いのレジで、客が閊えている。
  順番が巡って来て、先に注文を済ませる。
  何時ものルービーと「ぼんしゃん(全部入り)」の会計を済ませる。
  程無くして、表参道に面したカウンター席に通され、直ぐにルービー到着。
  平日の昼間っから、周囲の目を気にしつつ呷る麦酒は堪らないな。
  「良いだろう!」と自慢してやりたい程だ。
  御通しは御馴染みの「角肉のピリ辛煮」。

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 ◎「ぼんしゃん(全部入り)」一一〇〇円+「替え玉」一五〇円
 …麦酒を二口呑んだ所で、早くもメンラーが配膳される。
  幾ら何でも、其れはちょいと早くはないかい?
  性急な性格の僕でも、そんなには急がないよ。
  まあ、出来上がっちゃった物は仕方無いと、先ずは麦酒に専念する。
  具の「角肉」や、明太子を摘みに、麦酒を呷る。
  急いて呑むのは勿体無いが、ラーメンが伸びるのも困る。
  プースーの表面は、外気と触れてコラーゲンが凝固して行くのが分かる。
  結局、慌てる様に麦酒を呑み干し、ラーメンに取り掛かる。
  今度は時間差で食券を出さないと駄目だな…。
  先ずは蓮華でプースーから啜る。
  白濁した豚骨スープは、昔の様な獣臭、パンチの効いた味わいこそ無いが、
  まったりとしたクリーミーで滑らかな味わいは健在。
  鼻が曲がる様な家畜臭がする豚骨ラーメンが好きな人間からしたら、
  全く以って物足りなさは有るが、胃袋を包み込む様なコクは好きだ。
  表面の油層が、コラーゲンたっぷりと言った感じで良い。
  麺を啜れば、少々時間が経過してしまった所為か、軟らかく成ってしまった。
  此りゃ、うっかり八兵衛、夜はもっこり八兵衛…。
  「スーパー粉落とし」好きとしては、病院食の様な軟らかさだ。
  まあ、素麺でも啜っていると我慢しよう。
  具の「角肉」は硬さは否めないが、肉肉しさに免じて赦そう。
  叉焼は二枚入り、軟らかさが有り、蕩ける感じで好きだ。
  木耳が刻まれているのは気に喰わないが。
  明太子は粒々が感じられないが、プリン体フェチには堪らない。
  味付け玉子は御田の様にほくほくで、半熟も良いが、固茹でも悪くない。
  替え玉は勿論「粉落とし」で発注。
  コリコリ、ポキポキと言う食感が堪らなく良い。
  卓上の辛子高菜、紅生姜、胡麻を投入し、プースーは全部飲み干す。
  嗚呼、ラーメンは落ち着くな…。