続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「磯丸水産 大宮南銀座通り店」【大宮】


 …日曜日。
  新部署に着任し、台場での勤務も始まり、余りの分からなさ加減に因る精神疲労
  不慣れな実務に因る肉体疲労が甚だしく、泣きたくなって来る…。
  そんな襤褸雑巾の様な中、異動後、初めての休日を宛がわれる。
  哀れな僕を気遣って呉れてか、御近所さんから飲酒の御誘いを受ける。
  翌日からの仕事に障るといけないので、昼酒を提案し、決行と相成る。
  宮原駅周辺で探すも、昼時のメニューしか置いていない店しか無く、
  電車に乗車し、巨大ターミナル、大宮の街へと繰り出す。
  個人的には「いづみや第二支店」を推すも、敢え無く却下…。
  南銀座に潜入し、二十四時間営業の此方に落ち着く。

 ◎「生ビール」五二四円
 …店内に入れば、昼から酒を楽しむ同志が多く、心強い。
  我々も負けじと、先ずはルービーを発注。
  夜の時間帯は若い婦女子店員が多くて良いが、昼は野郎ばかりで困る…。
  色気はさて置いて、十三時前から口開けし、グイッと呷る。
  此の数日の計り知れないストレス、疲労感を退治するかの様に。
  嗚呼、昼酒は染みるわぃ…。

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 ◎「活貝盛り合わせ(大盛)」一九九四円
 …さて、摘みを纏めて発注しよう。
  此方の売りでもある、磯焼きの中から選択しよう。
  勿論、僕の様な卑猥な人間は、貝が大好きだ。
  贅沢にも、大盛りで行ってみよう。
  帆立貝、北寄貝、栄螺、蛤が二つずつ盛り込まれている。
  帆立貝は武田久美子が喜びそうな大きさ。
  北寄貝は、普段は生で食べ慣れているが、炙っても甘味が堪能出来る。
  栄螺は中身を穿り出し、内容物が出て来る時が何とも嫌らしくて好きだ。
  貝だけで、こんなにも妄想が湧く自分が好きでもあり、嫌いでもある…。

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 ◎「まぐろの2種盛り」七三四円
 …此方と言えば、桶に山と盛られた鮪の刺身は外せない。
  先ずは、目撥鮪と鬢長鮪の相盛りが宜しいわね。
  菱形の様な切り方で、先端は刃物の様に尖っている。
  鮪の中でも最も親しまれている目撥鮪は、冷凍物だろうが、しっとりとして、
  口当たりが良く、微かな酸味が有り、鮪らしさが感じられる。
  鬢長鮪はと言えば、此れはすっかり御馴染みで、僕は大好きだ。
  安いのに、目梶木を思わせる脂の乗りが最高に旨い。
  チェーンの回転寿司店に行けば、此ればかり頂いていても良い程。

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 ◎「鰤の刺身」六二九円
 …何でも、「鰤祭り」と称したメニューが多く取り揃えられている。
  ザキヤマの春の麺麭祭りは知っているが、鰤も祭られる様だ…。
  鰤の鎌焼きや煮付けも良いが、鰤は矢張り、刺身に限る。
  何にしても、生で頂ける物は生が一番旨いのだ。
  色々な意味で、「ナマ」は好きだ…。
  厚味、脂の乗りは、以前に金沢で頂いた物に遠く及ばないが、中々の旨さだ。
  磯焼きの焜炉の近くに置いていたので、干物に成りそうだったが…。

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 ◎「鶏もも唐揚げ」四一九円
 …「水産」と言う屋号が付く店の割りに、意外だったのが此方。
  普通、海の物を売りにしている店では、余り期待して発注はしないが、
  予想を反して旨かったので、嬉しい誤算。
  尤も、期待していない分、普通に美味しければ、格段に旨いと感じたのか…。
  鶏肉は腿肉に限るな。
  だって、脚フェティだもの…。
  カリッと香ばしく、軽い揚がりで、味付けも確り付いている。
  サンダースには申し訳無いが、「ケンタッキーフライドチキン」を思い出す。

 ◎「ホッピーセット(白)」四八二円
 …さて、酒は麦酒を二杯頂いた所で、ホッピーに替えよう。
  白と黒の両方が有るが、ホッピーは誰が何と言おうが白だ。
  焼き鳥はタレ、天麩羅は天つゆ、「ジャンクガレッジ」では「ラーメン」、
  そして、ホッピーは「白」だ。
  焼酎の量も良く、此れならば三杯は十分に取れる。

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 ◎「大盛りポテトフライ」四一九円
 …ジャンクな身体に悪そうな物も食べたくなり、揚げたじゃが芋を発注。
  先日迄の職場では、昼御飯に「マクドナルド」を頂く機会が多く成り、
  久し振りに揚げたじゃが芋を頂き、旨いと感じた。
  偶には良いわね、ああ言う物は。
  表面のカリカリ感が強い物で、個人的には普通の揚げ方が好み。
  奇を衒わず、普通のが良いと感じる歳に成って来たのかしら…。

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 ◎「ぶつ(びんちょう)」七三四円
 …先程の鬢長鮪が非常に美味しく、今度は鬢長鮪だけに専念したく、
  こっそりと、思い余って発注してしまう。
  こんもりと盛られた山の稜線が何とも素敵だ。
  切り方が三角形をしており、数学は苦手だが、三角比を求めたくなってしまう。
  サイン、コサイン、タンジェント…、何一つ覚えていないな…。
  そんな難しい事より、此の鬢長鮪の蕩け具合を味わえば、万事解決。

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 ◎「こぼれ寿司」一三六四円
 …すっかり酩酊して来た所で、〆に取り掛かろう。
  此方で〆と言えば、此の「こぼれ寿司」が良い。
  「ラーメン 二郎」で全増しが基本の人間からしたら、溢れたり、零れたり、
  食み出したりする食べ物は、頗る魅惑的に感じられる。
  海苔巻きの上に、雲丹、イクラ、鮪の剥き身、烏賊のマヨネーズ和え、蟹、
  其れ等が盛り付けられている様は、腕白中年の心をグッと掴んで離さない。
  もう、独り占めしたい程よ、全く。

 此の他、「烏賊と春雨の塩炒め」も頂いたが、写真も無いので割愛。
 此の後はカラオケへと雪崩れ込み、「2億4千万の瞳」、「勝手にしやがれ」、
 等々を歌って、ストレスを発散するポンコツ中年…。