◆「博多鉄板屋台・元祖まぜラーメンの店 西江商店」【台場】
◎「タベトン醤油月見肉まぜラーメン」
…月曜日。
日曜日一日の休日を終え、此の日から改めて新しい業務が始まる。
何もかもが分からない、全くの専門外の仕事なので、余計に気が重たい。
まさか、自分が此の業種に身を置く様になるなんて、夢にも思わなかった…。
未だに気持ちの切り替えは上手く出来ていないが、時間は待って呉れない。
此の日から、十三時半出勤、二十二時半退勤と言う勤務時間と成り、
生活が大きく変わる事と成り、又しても、夜中に晩御飯を喰う暮らしか…。
休日も碌に取れなくなり、もう、個人的な時間を創出するのは不可能だ。
胃に穴が開きそうな気持ちの儘、此の日は十二時過ぎに出勤する。
東京テレポート駅で降り、無機質な街を歩く。
仕事の前に昼御飯を済まさねば成らず、確りとした物を頂いておきたい。
何せ、晩御飯に有り付けるのは、帰宅後の午前一時だからな…。
こんな生活に成るので、少しでもストレス解消、細やかな愉しみは持っていたい。
と成れば、ラーメンが一番手っ取り早い。
幸いにも、「アクアシテー」と言う若向けの商業施設に其れが在る。
「ご当地麺祭り」と称し、全国のラーメン店五店が入居している。
旭川の「みそラーメンのよし乃」、勝浦の「勝浦ビーチスタイル」、
京都の「京都中華そば 天天有」、大阪の「ラーメン まこと屋」、
博多の「らーめん 二男坊」、そして、僕が最初に行こうと決めていたのが、
同じく博多の「博多鉄板屋台・元祖まぜラーメンの店 西江商店」。
前述の「らーめん 二男坊」の系列店らしく、話題にも上っていたので…。
平日の昼間、ゆとり世代の修学旅行生に混じり乍ら、席を確保し、
外套、背広を脱ぎ、発注を済ませに立つ。
ラーメン店と言っても、簡易的食事処なので、微妙な所だ。
メニューも大して分からないので、一番人気らしき此方を発注。
テレヴィヂョンでも紹介されていたので、少し期待してみる。
呆け老人の様に発信器を手渡され、席に戻り、海の向こうの東京の街を眺める。
何だか、脱北しようとしている人間が、対岸の中華人民共和国を見るかの様だ…。
程無くして、発信器が喧しく鳴り、老人福祉施設へ戻る老人の様に席を立つ。
盆を受け取り、席へと運び、いざ頂かん。
「まぜラーメン」と謳っているが、混ぜ蕎麦、和え蕎麦、油蕎麦の類だ。
何時もはざっくりと、余り撹拌し過ぎない様にする主義だが、
此れに関しては、卵黄を含め、何時もよりも確りと混ぜ合わせる。
四角いゼリー状の物体が「タベトン」と言う代物らしく、「食べる豚骨」らしい。
要は、豚骨スープをゼリー状に固めた物なのだろう、きっと。
全体が混ざり、「タベトン」が溶けた所で、啜り始めよう。
一口目の感想はと言うと、う~ん、甘いかな。
特製醤油ダレが決め手らしいが、九州だからなのか、甘さが先行している。
豚骨らしさは多少は感じられるが、其れならば、濃厚な豚骨スープを濃縮し、
テレレにした方が、家畜臭い豚骨ラーメン好きとしては良いと思う。
味がぼやけてしまって、ガツンと言うパンチが無いのには、只々、残念…。
麺は中細と言った感じで、此れも印象に欠ける。
博多ラーメンの様な極細麺でもなく、縄の様な極太麺でもなく。
具に期待しよう。
二種類の叉焼と、味付けされた豚肉が乗っており、豪華さは感じられる。
然し、何れも特筆すべき点が見付けられず、肉増しにした事を後悔すらしてみる。
竹輪が入るのも何だが理解に苦しみ、淡々と胃袋に押し込む。
決して、不味い訳ではないのだが、次は無いと言った評価か…。
期待していただけに、裏切られた感じは否めない。
初日から、何だか躓いた気分だ…。
日曜日一日の休日を終え、此の日から改めて新しい業務が始まる。
何もかもが分からない、全くの専門外の仕事なので、余計に気が重たい。
まさか、自分が此の業種に身を置く様になるなんて、夢にも思わなかった…。
未だに気持ちの切り替えは上手く出来ていないが、時間は待って呉れない。
此の日から、十三時半出勤、二十二時半退勤と言う勤務時間と成り、
生活が大きく変わる事と成り、又しても、夜中に晩御飯を喰う暮らしか…。
休日も碌に取れなくなり、もう、個人的な時間を創出するのは不可能だ。
胃に穴が開きそうな気持ちの儘、此の日は十二時過ぎに出勤する。
東京テレポート駅で降り、無機質な街を歩く。
仕事の前に昼御飯を済まさねば成らず、確りとした物を頂いておきたい。
何せ、晩御飯に有り付けるのは、帰宅後の午前一時だからな…。
こんな生活に成るので、少しでもストレス解消、細やかな愉しみは持っていたい。
と成れば、ラーメンが一番手っ取り早い。
幸いにも、「アクアシテー」と言う若向けの商業施設に其れが在る。
「ご当地麺祭り」と称し、全国のラーメン店五店が入居している。
旭川の「みそラーメンのよし乃」、勝浦の「勝浦ビーチスタイル」、
京都の「京都中華そば 天天有」、大阪の「ラーメン まこと屋」、
博多の「らーめん 二男坊」、そして、僕が最初に行こうと決めていたのが、
同じく博多の「博多鉄板屋台・元祖まぜラーメンの店 西江商店」。
前述の「らーめん 二男坊」の系列店らしく、話題にも上っていたので…。
平日の昼間、ゆとり世代の修学旅行生に混じり乍ら、席を確保し、
外套、背広を脱ぎ、発注を済ませに立つ。
ラーメン店と言っても、簡易的食事処なので、微妙な所だ。
メニューも大して分からないので、一番人気らしき此方を発注。
テレヴィヂョンでも紹介されていたので、少し期待してみる。
呆け老人の様に発信器を手渡され、席に戻り、海の向こうの東京の街を眺める。
何だか、脱北しようとしている人間が、対岸の中華人民共和国を見るかの様だ…。
程無くして、発信器が喧しく鳴り、老人福祉施設へ戻る老人の様に席を立つ。
盆を受け取り、席へと運び、いざ頂かん。
「まぜラーメン」と謳っているが、混ぜ蕎麦、和え蕎麦、油蕎麦の類だ。
何時もはざっくりと、余り撹拌し過ぎない様にする主義だが、
此れに関しては、卵黄を含め、何時もよりも確りと混ぜ合わせる。
四角いゼリー状の物体が「タベトン」と言う代物らしく、「食べる豚骨」らしい。
要は、豚骨スープをゼリー状に固めた物なのだろう、きっと。
全体が混ざり、「タベトン」が溶けた所で、啜り始めよう。
一口目の感想はと言うと、う~ん、甘いかな。
特製醤油ダレが決め手らしいが、九州だからなのか、甘さが先行している。
豚骨らしさは多少は感じられるが、其れならば、濃厚な豚骨スープを濃縮し、
テレレにした方が、家畜臭い豚骨ラーメン好きとしては良いと思う。
味がぼやけてしまって、ガツンと言うパンチが無いのには、只々、残念…。
麺は中細と言った感じで、此れも印象に欠ける。
博多ラーメンの様な極細麺でもなく、縄の様な極太麺でもなく。
具に期待しよう。
二種類の叉焼と、味付けされた豚肉が乗っており、豪華さは感じられる。
然し、何れも特筆すべき点が見付けられず、肉増しにした事を後悔すらしてみる。
竹輪が入るのも何だが理解に苦しみ、淡々と胃袋に押し込む。
決して、不味い訳ではないのだが、次は無いと言った評価か…。
期待していただけに、裏切られた感じは否めない。
初日から、何だか躓いた気分だ…。