続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん 二男坊」【台場】

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◆「らーめん 二男坊」【台場】

 ◎「特製味玉らーめん」八五〇円

 …昨日。
  土日は十二時半から二十一時半迄の労働時間なので、終電車の心配は無い。
  とは言え、全てが片付くのは二十二時過ぎで、其れから東京テレポート駅迄歩き、
  休日ダイヤなので本数も少なく、帰宅時間は午前零時と言う時間。
  酒臭い乗客に囲まれ、腹立たしいったら有りゃしない。
  こちとら、素面で此の時間迄、襤褸雑巾の様に労働していると言うのに…。
  帰宅後、晩酌がてら食事を済ませれば、就寝は午前一時半。
  出勤時間が一時間早い分、早く起きるも、如何せん、身体が追い付かない。
  目は開くのだが、起き上がる事が出来ず、寝床で呆然とする毎朝。
  肉体疲労の身体に鞭打ち、日曜日と言うのに、此の日も台場へ。
  遊びに来ている観光客で浮かれ狂っている此の街が憎い…。
  此の日も相変わらずの「アクアシテー」と言う若向けの商業施設に、
  丸で、小学校に迷い込む野良犬の様に潜入する。
  流石に修学旅行生は居ないが、中華人民共和国人は居るね、やっぱり…。
  さて、六店が集結する「ご当地麺祭り」も残すは二店。
  一店目の「博多鉄板屋台・元祖まぜラーメンの店 西江商店」を営む母体の此方。
  二〇〇九年末の「福岡ラーメン総選挙」第一位と言うのを押しているが、
  もう四年も前の事じゃ、此れだけ目紛るしく全てが入れ替わる時代、
  余り新鮮味が無く、過去の栄光に縋っている感じは否めないが…。
  取り敢えず、一番人気と思しき「特製味玉ラーメン」を発注する。
  此方では発信機は渡されず、其の場で待機させられる。
  博多ラーメン故、茹で時間が掛からずに提供出来ると言う事なのだろう。
  二分程で出来上がり、紅生姜を投入し、席に戻る。
  表面は油層が構築されている感じだが、豚骨臭は感じられない。
  「博多長浜らーめん 田中商店」宜しく、パンチの効いた豚骨が好みだが、
  久留米ではなく、博多ラーメンと言う事で、万人受けする様な味わいなのだろう。
  早速、プースーから啜ってみる。
  予想通りと言うか、甘目の味わいの豚骨ラーメンと言った感じ。
  今から一〇年以上前、東京の豚骨ラーメン店で多く見られた味とでも言おうか。
  微かな大蒜の味わいが全体的に支配しているが、大人しい仕上がり。
  豚の頭骨に拘った、円やかで滑らかな味が売りらしく、其の点では合っている。
  油層が浮いているが、其れ程に脂っこさは無く、あっさりとした感じ。
  臭味は無くても良いが、もう少し豚骨らしさを押し出した、濃厚な方が好み。
  麺は勿論、極細麺だが、余り印象に残らないか。
  茹で加減の指定が出来たか如何かは不明だが、「ハリガネ」程度で頂きたい。
  叉焼は薄っぺらい物が一枚入り、此れは想定内。
  木耳のコリコリした旨さは、何処でも先ず外す事は無い。
  煮玉子は黄身が半熟で、及第点。
  替え玉が一五〇円だが、此のスープでは回避。
  「博多長浜らーめん 田中商店」ならば一五〇円でも間違い無くするが…。
  そうは言っても、スープは全て飲み干し、ストレス解消に充てる。
  台場に於いては、「博多長浜らーめん 田中商店」が一位で決定だな。