続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「博多長浜らーめん 田中商店」【東京テレポート】

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 ◎「らーめん」七九〇円+「替玉」一〇〇円+「替玉」一〇〇円

 …二月七日。
  十四連勤の十一日目。
  疾うに心身が可笑しくなり、もう、狂気だわね…。
  疲れが取れる薬が有るのなら、手を出したい程だ。
  御案内迄に、そう言う類の薬には手を染めていないので悪しからず…。
  こんなストレスが溜まる時は、好きな物を気にせずに食べる位しか出来ない。
  後々、どんな皺寄せが来ようが、今、此の時が乗り切れなければ意味が無い。
  六十五歳で、解離性大動脈瘤で死ねれば良い…。
  此の日も予め、昼御飯を済ませておく。
  確りと摂らないと、晩御飯に有り付くのは十二時間後なのでね。
  仕事の合間の休憩も全く取れないし…。
  此の日は、台場で最も好きなラーメン店である所の此方。
  一月二十三日の初訪問以降、三十一日、二月四日と、今回で早くも四度目。
  週に二度、否、三度は頂かないと耐えられない身体に成っている…。
  此の家畜臭、獣臭に似た豚骨の匂いが禁断症状に拍車を掛ける。
  荷物を置いて席を確保し、そそくさと発注に向かう。
  余計な物は要らんとばかりに、通常の「らーめん」を発注。
  麺の硬さは、一杯目は普通で。
  会計を済ませ、脇で待たされ、直ぐに出来上がる。
  辛子高菜、紅生姜、擂り胡麻を投入し、慎重に盆を持ち、席に戻る。
  何とも芳しい豚骨臭が、鼻腔を擽り、心を躍らせる。
  蓮華でプースーを啜れば、旨さが脳天を突き抜ける。
  此れだよ、此れだよ、豚骨ラーメンは!
  色気づいて臭味を消して、食べ易くなんてしたら駄目だ。
  濃厚で、豚のエキスが凝縮された此のとろみが格別だ。
  口内、食道、胃袋がべっとりと豚骨スープで覆われる様な感覚が好きだ。
  麺を手繰れば、嫋やかな極細麺。
  麺は細いが、心強さが感じられる。
  真っ直ぐ、ピンと伸びた麺は、加水率が低く、モソっとした感じが心地好い。
  粉の風味を感じられるのが良い。
  豚骨スープを確りと纏い、するすると唸りを上げる様に口内に収容される。
  辛子高菜の辛味が徐々にプースーに溶け出し、味わいも変化する。
  紅生姜もさっぱりとさせて呉れる。
  叉焼は桃色をしており、程好い厚味が有り、軟らかさ、むっちり感は好印象。
  替え玉をしに、一〇〇円玉を握り締めて席を立ち、「ハリガネ」で御願いする。
  茹で上がった麺には醤油ダレが掛けられ、味が薄まるのを防いで呉れる。
  より一層、ポキポキ、モキモキした食感を堪能し、もう一回替え玉を。
  「本店」での記録は、替え玉十五回とか。
  なべやかんも吃驚だな…。
  最後はプースーを確りと飲み干し、コラーゲン摂取を怠らない。

~御負け~
一月三十一日の「らーめん」。
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二月四日の「らーめん」。
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