続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「九州じゃんがら 原宿1F店」【原宿】


 …四月二十九日に休日を取って以来、八日振りの休日。
  其の間に黄金週間と言う忌々しい祝日が有り、こちとら何の関係も無い。
  只管に忙しいだけで、本当、血尿噴き出して引っ繰り返りそうな程。
  余りの疲労で、仕事中、立った儘で寝てしまいそう。
  常軌を逸した忙しさで、心身共に生気が削ぎ落とされた感じ。
  著しく疲労し、たった一日の休日を迎える。
  休日を迎える昨日の晩から、早くもサザエさん症候群を病む程にきつい…。
  一日しか無いと出来る事も限られており、時間配分が重要だ。
  身体はとんでもなく疲労し、ずっと寝て居たいが、其れも出来ないのが厳しい。
  散髪に行く暇も無かったので、二ヶ月振りに出掛ける。
  貴重な休日なので、予定は全て前倒しで、何時もより早い時間を予約。
  十二時十五分の予約を前に、原宿駅に降り立ち、先ずは昼食と昼酒。
  時間に余裕が有れば、「平禄寿司」に行くのだが、其の余裕すら無い。
  と言う事で、無難に此方で、メンラーとルービーで我慢…。

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 ◎「生ビール(中)」五八〇円
 …階段を上がり、開店して時間の浅い店内へ入る。
  流石に客も少ない時間帯だか、中華人民共和国人だけは漏れ無く居る。
  先ずは、会計を済ませ、麦酒とラーメンの食券を受け取る。
  参道が見える窓側のカウンター席に陣取り、麦酒を待つ。
  午前中から、平日の街並みを見下ろし乍ら麦酒を呷る。
  世間様が浮かれ狂っている四連休中、過酷な労働で辛酸を嘗めた褒美だ。
  善く冷えた黄金色のプリン体を、えいやとばかりに流し込む。
  羨ましいだろう~、様ぁ見ろ!
  御通しは何時もの「角肉のピリ辛煮」。

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 ◎「ぼんしゃん全部入り」一一八〇円+「替え玉」一五〇円
 …メンラーはと言うと、此処最近、此方では専ら此れ。
  割高感は有るが、具が豊富なので、酒の摘みとしても行けるので助かる。
  麦酒を半分程呑んだ所で配膳されて来る。
  麦酒は一時中断し、プースーを頂いてみようかね。
  プースーの表面は、油膜が構築されているのが見て取れる。
  そして、外気と触れてコラーゲンが凝固して行くのも分かる。
  女優は肌が命だから、積極的に摂らないとな。
  一口啜れば、何だろう、ラーメンと言う食べ物はこう言う物だったのかと、
  過去の記憶を呼び戻す様にして、じっくりと味わう。
  第一、ラーメンすら最近は食べていない、食べられないのだから…。
  もう、記憶を辿る作業すら覚束無いので不明確だが、四月三日の休日に、
  「ジャンクガレッジ」で頂いて以来、一ヶ月以上空いているのではなかろうか。
  此の僕がこんな長い間、ラーメンを食べられないだなんて、全てが狂っている。
  生きてて愉しくないよ、本当…。
  そんな久方振りのラーメンのスープを味わい、養分を摂取し、
  枯れた心身に少しでも潤いが戻る様にと、全身に行き渡らせる。
  角肉、明太子、叉焼を摘みに、同時並行で麦酒も飲る。
  嗚呼、染みるわぃ。
  麺を啜れば、麦酒に気を取られてしまっていた所為か、少々伸びてしまったな。
  ん!?何だか、表面がツルツルして、麺が変わったのか?
  加水率が高くなった気がしたのは、僕が疲労して可笑しくなってしまったからか。
  まあ、其れより何より、炭水化物を摘みに一杯遣るのは堪らないな。
  替え玉と一緒に、思わず麦酒も御替わりし、偶の休日の昼酒を堪能する。