◆「一番鶏」【宮原】
…八日振りの休日の今日。
二ヶ月振りの散髪を済ませ、十五時過ぎには帰宅する。
本当は、其の後、ストレス解消をしようと思っていたのに、
諸般の事情で中止せざるを得なくなってしまったのでね…。
帰宅後は平日の夕方をのんびりと過ごすと言うよりは、駄ブログの更新に勤しむ。
さて、日もとっぷりと暮れ、十九時に成った所で晩御飯の心配をする。
たった一日の休日、夜も存分に満喫せねば、明日からの精神が持たない。
気が違って発狂しない様に、酒の力を借りよう。
こんな時、気軽に誘って、其れに応じて呉れる様な人も居ないしな。
土日に休めない下々の者に付き合って呉れる奇特な人も居ないわね…。
当ても無く、宮原駅方面へ歩き出す。
何時もの「居酒屋 やず」は敢えて止し、偶には反対口の此方へ。
二ヶ月振りの散髪を済ませ、十五時過ぎには帰宅する。
本当は、其の後、ストレス解消をしようと思っていたのに、
諸般の事情で中止せざるを得なくなってしまったのでね…。
帰宅後は平日の夕方をのんびりと過ごすと言うよりは、駄ブログの更新に勤しむ。
さて、日もとっぷりと暮れ、十九時に成った所で晩御飯の心配をする。
たった一日の休日、夜も存分に満喫せねば、明日からの精神が持たない。
気が違って発狂しない様に、酒の力を借りよう。
こんな時、気軽に誘って、其れに応じて呉れる様な人も居ないしな。
土日に休めない下々の者に付き合って呉れる奇特な人も居ないわね…。
当ても無く、宮原駅方面へ歩き出す。
何時もの「居酒屋 やず」は敢えて止し、偶には反対口の此方へ。
◎「生ビール(中)」五七二円
…カウンター席に腰掛け、先ずはルービー発注。
昼間に麦酒二杯を呷るも、疾うに抜けてしまっているのでね。
明日からの仕事の事を忘れるかの様に、現実逃避に努める。
気分が塞ぎ勝ちだが、酒を呑んでいる時だけは忘れられる。
酒は裏切らないから…。
◎「鶏さらだ」六〇五円
…酒を注入して落ち着いた所で、肴を纏めて発注する。
其の中で、一番早く配膳されたのが此れ。
メニューには、「三十四年のヒットメニュー」と記されている。
鶏肉の解し身が野菜の上に盛り付けられている。
野菜のテレレは中華ドレッシングの様な味わいだが、さっぱりもしている。
◎「沖縄海ぶどう」五四〇円
…手書きの御薦めメニューから発注したのは此れ。
飛行機嫌いの僕は沖縄に行けないので、海葡萄には縁が無いので。
サクサク、プチプチとした歯触り、食感が心地好い。
軽いスナック感覚で頂けるのが良いわね。
◎「生搾りとまと割」五〇八円
…此方で人気の酒は、赤茄子の生搾りのワーサー。
トマトジュースをではなく、本物の赤茄子を擂り卸しているので、
独特の青臭さと言うか、生っぽさが味わえる。
洋盃の縁には塩が塗されており、高血圧患者には有り難い。
◎「焼鳥Aセット」三五六円(半額)
…焼き鳥屋に来たのだから、本業を頂いておかないと。
今日は焼き鳥が半額と言うから必須だ。
「Aセット」は塩のみ、「Bセット」は塩かタレが選択出来ると言うので、
「Aセット」と、「Bセット」はタレで発注。
で、此の「Aセット」は「手羽先」、「せせり」、「軟骨」、「砂肝」。
砂肝は御馴染みのさっくりとした食感。
せせりはブリンとした感じが堪らず、塩ホルモンでも必ず頼む逸品。
軟骨はコリコリとして、グルコサミンが摂れそうな感じ。
矢張り、焼き鳥の塩焼きの華は手羽先だろうな。
檸檬を搾って頂けば、こんな旨い物は無い。
◎「焼鳥Bセット」三五六円(半額)
…「Bセット」はと言うと、「ねぎ間」、「つくね」、「レバ」、「皮」。
基本、焼き鳥はタレに限る。
さて、初めはレバーから頂くが、焼きとんだと豚のレバーで慣れているが、
此方のは鶏のレバーなので、何だか久し振りに頂く印象。
捏ねは軟骨が練り込まれている感じは無く、控え目な一品。
葱間は言う迄も無く、焼き鳥の王道。
皮は、若い頃、焼き鳥で最も好きだったが、此の歳に成ると沢山は頂けないな…。
◎「黒むつ刺」六四八円
◎「とり貝刺」六四八円
◎「関ぶり刺」五一八円
◎「桜ます刺」五一八円
…真っ先に刺身を発注したのだが、出て来たのは一番最後。
此方は焼き鳥屋だが、「魚もいけてる焼鳥屋」と謳っている通り、刺身が豊富。
常時、十五種類程は取り揃えられているのではなかろうか。
其の中から厳選して発注し、先ずは「黒むつ」。
皮目が軽く炙られており、皮の香ばしさと、身のしっとり感が絶妙。
鳥貝はと言うと、貝フェチには堪らない。
春は貝が旨いので好きで、クニュッとした食感と深い甘味が独特。
「関ぶり」と言うのは初だ。
佐賀関で獲れる関鯖、関鯵は有名だが、此の関鰤や、関伊佐木も有ると言う。
身が確りとしていて、蕩ける感じよりは、シコッとした食感。
鮭ではなく、桜鱒と言うのが貴重だ。
鮭よりも上品で、諄さが無く、脂の乗りも控え目。
◎「生搾りオレンヂ割」五四〇円
…「とまと割」を二杯頂いた後は、同じく「生搾り」の中から蜜柑を。
てっきり、果汁が搾られた状態で運ばれて来るのかと思ったが、
手前で搾らなければならないのが億劫で残念だ…。
普段は絶対に摂取しない果物を、こんな形で摂取してみる。
◎「ホタテぐらたん」六四八円
…ザーピー、ゲッティー、そして、タングラ、此れ等は好きだ。
伊太利亜の炭水化物三羽烏と称しても良いな。
帆立貝を使用したタングラと言うから気に成るわね。
武田久美子も吃驚の、貝殻の状態で運ばれて来る。
生憎、マカロニは入っていない様だが、帆立の身はちゃんとしている。
甘味の有る帆立貝は、肝の部位も入り、余す事無く帆立貝を堪能出来る。
◎「鶏坦々うどん」六〇五円
…御爺ちゃんの目がトロンとして来たので、〆に掛かろう。
最後は矢張り、炭水化物が宜しいわね。
如何も、茶漬けと言う性分ではなく、麺類が良いかな。
おっ、ドンウーが有るではないか。
然も、手打ちを売りにしているので本格的か。
担々麺好きなので、其れに惹かれて「鶏坦々うどん」なる物を発注。
足で踏んで、三時間熟成させ、其の後、丁寧に手打ちしていると言う。
手打ちの良さでもある不揃いな麺の食感が心地好いが、問題はテレレだ。
「坦々」と言うが、芝麻醤の感じは丸で無く、肉味噌を和えた様な感じ。
悪くはないのだが、胡麻の風味を味わいたいだけに物足り無さは否めない。
もっと、コクを感じたかったが、麺は中々だ。
嗚呼、明日から仕事だが、今度の休日は三日後、十一ヶ月振りの土曜日休みだ。