続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「鏑屋」【大山】

◆「鏑屋」【大山】

 …四月二十九日。
  昼に「鮨処 いっしん」、夜に大山の「晩杯屋」で酒を呑む。
  然し、其の「晩杯屋」では激安が故の店の状況を見ているのが居た堪れなくなり、
  河岸を替えるべく、大山の街を当て所無く彷徨おうと外に出る。
  大山では名の知れた「鏑屋」に行ってみようと試みる。
  今から十五年程前に一度だけ御邪魔した事の有り、煮込みが旨かった記憶が有る。
  引き戸を開けると、偶さか、席が空きそうなのが見え、暫し待って入店。
  「晩杯屋」は何だか忙しなかったので、今度は腰を据えて呑もう。

 ◎「サッポロ生ビール(中)」五五〇円
 …仕切り直しで、先ずはルービーから行きたいわね。
  「晩杯屋」で「トマト割り」を何杯呑んだかは分からないが、
  再度、麦酒に戻ると言うのは、此れは此れで乙だな。
  翌日からの七連勤の事を少しばかり忘れて現実逃避…。

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 ◎「特製煮込み鍋(味噌味)」四〇〇円
 …さて、何を置いても、此方と言えば煮込みだろう。
  二〇代前半の頃、貧乏を拗らせ、呑み代も儘成らない時に来て以来だが、
  随分と旨かったのを記憶しており、プリン体フェチには堪らない。
  「ニュー加賀屋」の様に鍋で提供され、確りと豆腐も入っている。
  汁から啜れば、味噌味と言う通り、白味噌の甘味の有る味わいが良い。
  濃厚さは有るのだが、諄い感じは無く、ホッとする味。
  モツはプルントゥルンで、コラーゲンたっぷり。
  軟らかく煮込まれ、此りゃ、酒呑みには堪らない。

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 ◎「特選馬刺し」五四〇円
 …メニューを見ると、「刺し身」の項目に「牛レバー」、「豚レバー」が有る。
  訊いてみると、生憎の売り切れと言う事で、馬刺しを発注。
  長野県人の血が半分入っている人間からしたら、避けては通れないわね。
  しっとりと口の中で同化する様な感じで、適度な脂の乗りも良い。
  生で頂ける物は生で頂いた方が明らかに旨い。
  魚にしろ、貝にしろ、肉にしろ。

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 ◎「ホルモン焼き(3本)」三九〇円
 …次は焼き物をと思い、「スタミナ焼き」を発注するも、売り切れとの事。
  流石は人気店、客の入りも多ければ、品切れも多いのは仕方無い。
  「スタミナ焼き」と並んで記されている「ホルモン焼き」と言うのを発注。
  まあ、どんな代物か分からないが取り敢えずね。
  出て来た物は、シロにテレレを塗って焼いた物。
  此の手の物は、ホルモン教徒は例外無く好き。
  表面はカリッとして、噛むと弾力が有り、ムッチリとしている。

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 ◎「フランケン」三九〇円
 …壁に貼り出されたもつ焼きのメニューの中に、気に成る物を発見。
  「フランケン」とな。
  何でも、牛肉の焼き物らしいので、殊更気に成る。
  発注し、到着した物は、此れ又、見ただけで上手そうなのが分かる。
  決して高級、良い部位とは言えないからこその旨さが有る。
  「エバラ黄金の味」に漬け込んだかの様な味わい。

 此の後、ホッピーも確りと頂き、酩酊して帰宅。