続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん 梵’s BONES」【南与野】

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 ◎「らーめん」六八〇円+「豚増し」二一〇円

 …連休って、素敵だ。
  一日休んでも、もう一日休みが有るんだから。
  御洒落小鉢を買ったら、もう一つ付いて来る様なものか。
  違うね…。
  昨晩は大人しく自炊でもしようと、ガパオ御飯と帆立貝のカルパッチョを作り、
  麦酒を呷って、風呂にも入らず、午前零時前には寝床で失神。
  明け方は珍しく悪夢にも魘されず、八時前に起床。
  既にサザエさん症候群の為、最後の休日を如何に有効に暮らすかを考えると、
  疲労は抜けていないが、落ち落ち寝ても居られないので起きちまう。
  其の分、起きてからは極めて自堕落に、のんべんだらりんと過ごす。
  丸で、呆け老人の様に。
  正午を過ぎ、昼御飯を食べる心配をしに、外へ出る。
  大宮の街へ出て、昼酒を聞こし召すと言うのも考えたが、其れは来週に回そう。
  来週は三連休が取れそうなのでね…。
  昨日、「ラーメン 二郎」を久し振りに頂き、大蒜摂取が心地好く、
  あれは何せ、中毒性、麻薬性が有るので困る。
  今話題のあの方も、大蒜で我慢しておけば良かったものを…。
  店の目星は付けてある。
  昨年、水曜日に訪店するも、定休日の為に振られてしまった此方。
  二度と御邪魔する機会は無いかなと思っていたが、時は来た。
  長生きはしてみるものだ…。
  到着は十二時五〇分過ぎ。
  店頭に待ちは一名、店内は満席で、店内にも二人の待ちが居る。
  其れにしても、カウンター席にずらりと並んでいるのは近所の高等学校生六人組。
  極めて個人的な意見だが、こう言う食べ物は、汗水垂らして労働して、
  自分で稼ぐように成ってから食べる物だと考えている。
  親からせびった金で食べる物ではない。
  第一、こんな時間に、こんな所で何をしているのか。
  学校は如何した。
  教育機関は又してもゆとりを与えているのか。
  毎日六時限、七時限目迄授業をしなさいよ。
  こう言う所は、大勢で徒党を組んで、金魚の糞みたいにして来る所ではない。
  世も末だな…。
  一通り愚痴も済み、若い芽は潰しておかないといけないので。
  先ずは店内の券売機で食券を購入するが、予習通り、「らーめん」と「豚増し」。
  再度、外で待ち、並び始めから十五分弱で店内に通される。
  水を汲み、カウンター席の奥から二番目に挟まる。
  其れから五分ほどして、無料のトッピングを訊かれる。
  卓上に醤油ダレの備えが有るので、「野菜、大蒜、脂で」と告げる。
  辛さは自分で調節すれば良い。
  さて、初対面の丼はと言うと、此れ又、何とも嬉しくなってしまう見栄え。
  山の傾斜に寝そべる様にして、大量の豚が横たわっている。
  中山美穂に言われなくったって、WAKUWAKUさせて呉れる。
  先ずは、蓮華を手に取り、プースーから啜ってみようかしらね。
  予習では、乳化したプースーと聞いていたが、ん!?意外とあっさり。
  昨日の「ラーメン二郎 大宮店」宜しく、醤油ダレが立ったすっきり系。
  あれ?話が違うが、旨いから問題は無い。
  「ジャンクガレッジ」の様な感じが一瞬過るが、豚の旨味を堪能する。
  野菜はと言うと、茹で上げた後に黒胡椒を振り掛けてから盛り付けるので、
  其の味が付いており、ピリッとした爽やかな辛味が新鮮だ。
  勿論、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けるがね。
  豚に隠れているが、野菜の盛りも良く、中々に減って呉れない。
  何とか麺に辿り着く。
  厨房内の麺箱には「クリタ食品」と記されている。
  ゴワゴワとしてざらついた麺かと予想したが、意外にもツルツルしている。
  とは言え、ツルツルし過ぎておらず、適度なざらつきが残されている。
  強靭な腰が効いている訳ではないが、プースーとも絡み、ムチッとしている。
  おお、背脂も塊がドロリと乗っている。
  丸で、剥がした湿布を水に浸けて放置した様なドロリ加減。
  喩えが分かり辛くて忝い…。
  さあ、今日はラーメンを食べに来たと言うより、豚を頂きに来た。
  先ずは薄目の物から噛り付けば、適度な歯応えが有りつつも、ホロっと解れる。
  軟らかいのは確かだが、絶品と言う感じではない。
  徐々に、厚味の有る物を頂いて行く。
  其の食感は変化を見せ、口に入れるなり、いとも簡単に蕩けてしまう。
  分厚く、脂身がちゃんと付着している物の方が、豚肉の良さが味わえる。
  「ラーメン二郎 大宮店」には敵わないが、「ジャンクガレッジ」の比ではない。
  此れならば、「ジャンクガレッジ」とは左様ならをしても問題無いな…。
  食べ進めるに連れ、プースーが全体に馴染み、乳化した部分が出て来る。
  最初は上澄みだけを啜ったからそう感じたのだな。
  味に奥行きが出て来て、コクが増し、丸味が感じられる。
  大蒜も結構な量が入っており、確実にゲーリー・レーシッチだろうな。
  嗚呼、明日からの活力には成ったが、其れは又、別の御話…。

~御負け~
昨晩拵えた「ガパオ御飯」。
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泰王国風 帆立貝と赤茄子のカルパッチョ
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