☆NRE「鮭はらこ弁当」【大宮】
…昨日。
毎日の心身の疲労がとんでもなく、現実逃避に余念が無い…。
隙有らば酒を呑み、酩酊状態に持って行き、思考を麻痺させる。
余計な事は一切考えず、目の前の事だけに集中する。
心が疾うにもっきりと折れてしまっているので、少しでも回復させたい。
昨年六月に異動して以来、暦通りに休日が取れ、規則正しい出勤時間と言う、
ブルジョワジー特権が剥奪されてからと言うもの、生活が大きく狂わされている。
世間様と何もかもが合わず、孤立し、疎外され、村八分に遭う。
こんな調子なので、昨年の夏休み、年末、正月休みも取れず、生活は散々…。
こんな憂き目に遭いっ放しでは本当、人生のズンドコ、もとい、どん底に陥る。
少しでも人間らしい生活を取り戻す為、此の一年で取れなかった特別休暇を取る。
五日間を一気に纏めて、今週で消化させる。
そうでもしないと、人として完全に終了しそうなので…。
と言う訳で、昨日の月曜日から一泊二日で新潟方面へ、命の洗濯と現実逃避、
そして、湯治も兼ねて出掛ける事にする。
大宮駅発八時十四分「Maxとき」三〇七号に乗車し、燕三条駅を目指す。
乗車前には確りと、普段は呑めない正真正銘の麦酒を購入。
摘みは何が良かろうと思案し、駅弁売場を物色すると、好物を発見。
魚卵フェチとしては、イクラは堪らない。
此れから海有り県に行くと言う景気付けの意味では持って来いだ…。
発車して、少しは車窓を眺め、旅の始まりを愉しむ。
新幹線が伊奈町に差し掛かった頃、麦酒の口を開ける。
一口グイッと、朝の八時半前から呷る幸せ。
嗚呼、此の儘、死んでしまっても良いよ。
全てが終わっても…。
然し、麦酒を呷っても簡単には死ねないので、弁当の蓋を開けてみる。
一一〇〇円も取るだけあって、朝から豪華だわぃ。
半分が鮭の解し身、半分がイクラ、上には鮭漬焼。
さて、生来の貧乏性なので、好きな物は一番最後に取って置く。
と言う事は、鮭の解し身から先に遣っ付ける。
鮭の刺身は好きだが、鮭の塩焼きに余り良い印象が無く、安っぽさ、
貧乏臭さを感じてしまい、普段は回避し勝ちだが、別段、嫌いな訳ではない。
寧ろ、至って美味しく頂けるのだが、敢えて食べないと言うだけで…。
ところが、頂いてみると旨いもんだな。
塩気も良く、脂も適度に入り、当然だが小骨も無く食べ易い。
そう、骨を取るのが億劫だから食べないと言うのも有るな…。
綺麗に、解し身の乗った所だけを先に食べれば、後はもうイクラ祭り。
あっ、鮭漬焼と言うのも、味が染みて、酒の摘みには良い。
高血圧患者には助かる。
さあ、心置き無く、イクラに専念しよう。
醤油漬けで、出汁醤油の味が非常に宜しい。
口内でプチプチと弾け、爆薬庫の如く、次々にプリン体が暴発して行く。
生来、御数っ喰いではないので、イクラ一粒で麦酒一口呷りたい程。
そうしたら、一体、どれだけの麦酒が要るのだろうか…。
高崎駅に着く前に、すっかり気分良く、美味しく頂き、旅の出出しは好調だ。
毎日の心身の疲労がとんでもなく、現実逃避に余念が無い…。
隙有らば酒を呑み、酩酊状態に持って行き、思考を麻痺させる。
余計な事は一切考えず、目の前の事だけに集中する。
心が疾うにもっきりと折れてしまっているので、少しでも回復させたい。
昨年六月に異動して以来、暦通りに休日が取れ、規則正しい出勤時間と言う、
ブルジョワジー特権が剥奪されてからと言うもの、生活が大きく狂わされている。
世間様と何もかもが合わず、孤立し、疎外され、村八分に遭う。
こんな調子なので、昨年の夏休み、年末、正月休みも取れず、生活は散々…。
こんな憂き目に遭いっ放しでは本当、人生のズンドコ、もとい、どん底に陥る。
少しでも人間らしい生活を取り戻す為、此の一年で取れなかった特別休暇を取る。
五日間を一気に纏めて、今週で消化させる。
そうでもしないと、人として完全に終了しそうなので…。
と言う訳で、昨日の月曜日から一泊二日で新潟方面へ、命の洗濯と現実逃避、
そして、湯治も兼ねて出掛ける事にする。
大宮駅発八時十四分「Maxとき」三〇七号に乗車し、燕三条駅を目指す。
乗車前には確りと、普段は呑めない正真正銘の麦酒を購入。
摘みは何が良かろうと思案し、駅弁売場を物色すると、好物を発見。
魚卵フェチとしては、イクラは堪らない。
此れから海有り県に行くと言う景気付けの意味では持って来いだ…。
発車して、少しは車窓を眺め、旅の始まりを愉しむ。
新幹線が伊奈町に差し掛かった頃、麦酒の口を開ける。
一口グイッと、朝の八時半前から呷る幸せ。
嗚呼、此の儘、死んでしまっても良いよ。
全てが終わっても…。
然し、麦酒を呷っても簡単には死ねないので、弁当の蓋を開けてみる。
一一〇〇円も取るだけあって、朝から豪華だわぃ。
半分が鮭の解し身、半分がイクラ、上には鮭漬焼。
さて、生来の貧乏性なので、好きな物は一番最後に取って置く。
と言う事は、鮭の解し身から先に遣っ付ける。
鮭の刺身は好きだが、鮭の塩焼きに余り良い印象が無く、安っぽさ、
貧乏臭さを感じてしまい、普段は回避し勝ちだが、別段、嫌いな訳ではない。
寧ろ、至って美味しく頂けるのだが、敢えて食べないと言うだけで…。
ところが、頂いてみると旨いもんだな。
塩気も良く、脂も適度に入り、当然だが小骨も無く食べ易い。
そう、骨を取るのが億劫だから食べないと言うのも有るな…。
綺麗に、解し身の乗った所だけを先に食べれば、後はもうイクラ祭り。
あっ、鮭漬焼と言うのも、味が染みて、酒の摘みには良い。
高血圧患者には助かる。
さあ、心置き無く、イクラに専念しよう。
醤油漬けで、出汁醤油の味が非常に宜しい。
口内でプチプチと弾け、爆薬庫の如く、次々にプリン体が暴発して行く。
生来、御数っ喰いではないので、イクラ一粒で麦酒一口呷りたい程。
そうしたら、一体、どれだけの麦酒が要るのだろうか…。
高崎駅に着く前に、すっかり気分良く、美味しく頂き、旅の出出しは好調だ。