続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】
 
 ◎「チャーシューざる」一三五〇円
 
 …昨日。
  つい此の前、マッカーサーが来たと思ったら、もう七月だ。
  今年ももう半分を過ぎ、心身の疲労だけが積み重なり、疲弊し切っている。
  昨年の半ば以降、試練の時が続いている…。
  ストレス耐性が著しく低いので、心身は襤褸襤褸
  弱っちゃうね、生き難い世の中、時代で…。
  さて、話は昨日に遡ろう。
  一昨日、水曜日は何時もの様に午前零時半過ぎに仕事から帰り、
  へとへとで、晩酌をし乍ら寝てしまいそうだが、酒だけは確りと呷る。
  酒は手放せない。
  午前二時に寝床に入り、四時間後には起床し、仕事に向かう。
  身体が持ちませんぜ、旦那…。
  鉛の様に重たい身体を引き摺る様にして、九時前から労働開始。
  午後から、仕事の打ち合わせで池袋に行かねば成らず、慌ただしい午前中。
  こう言う日に限って忙しく、すべき仕事が捗らず、時間だけが迫り来る。
  何とか、正午前に蹴りを付け、飛び出す様にして出る。
  流刑地・台場から、内地・池袋へと向かう。
  普段、朝から仕事に入っている日は、昼御飯も摂れずに労働しているので、
  こう言う移動の有る時だけは、確りと食事をさせて貰おう。
  其れに伴い、目星はきちんと付けてある。
  栄養を付けるべく、肉をがっつりと喰らおうと、此方に決定。
  昨年五月二十四日以来、実に一年一ヶ月振り。
  毎日、過酷な労働をしているので、此方で頂く位で罰は当たらないだろう…。
  十二時半に到着すれば、店外に待ちは無し。
  中に入れば、予想通り、大勢の待ちで、ざっと十五人。
  此方は回転が早いので、他店に比べれば何て事は無い。
  いざ、券売機で食券を購入する。
  何時も通り、「チャーシューざる」の釦を見遣れば、一五〇円の値上げ。
  まあ、消費増税の煽りだが、一三五〇円出しても此れは頂きたい。
  行列最後尾に接続し、ヂッと、店内を観察し乍ら番を待つ。
  厨房内の陣容が全く変わり、以前の店主の姿は無い。
  さて、十五分程で席が空き、一番奥の席に案内される。
  十五人で十五分、一人一分ならば十分に回転が良いと言えよう。
  さて、事前に食券を改札されているので、着席から三分程で配膳される。
  其れにしても、相変わらず、此の肉塊は凄まじく、圧巻だな。
  麺を浸す隙間が無い程に、器一杯に肉が支配している。
  麺の皿も出揃った所で、早速、ズボンのバンドを緩め、食事に取り掛かる。
  中太で、ややピロピロした感じの平打ち麺を手繰り、つけ汁に捻じ込む。
  つけ汁は豚骨や鶏ガラの動物系と、鰹を中心とした魚介系の出汁が、
  和風の雰囲気を醸し出し、飽きの来ない、昔乍らの味わいを保ちつつ、
  酢の酸味、唐辛子の辛味が、味覚を刺激して来る。
  いやいや、此の酸味が実に爽やかに、食欲を掻き立て、腕白中年を魅了する。
  麺の啜る際、唇に当たる感触が心地好く、麺の張りと艶、腰と弾力も宜しい。
  もう、居ても立っても居られず、肉に貪り付く。
  こんな、「魅惑のチキルーム」よりも魅惑的な物は無い。
  日常に草臥れ果てた中年を、挑発する様に誘惑している。
  先ずは小さ目の物を、一口頬張る。
  おおっ!ホロっと解れる様に、且つ、肉肉しさは損なわない食感に感動する。
  何切れも、様々な大きさ、様々な食感の部位が入っているので愉しい。
  ややパサパサした部位も有れば、脂身が付着したプルンプルンの部位も有り、
  適度に噛み応えが有る部位も有れば、蕩ける軟らかさの部位も有る。
  堪らん…。
  食べ始める前は、久し振りで、ストレスで遣られてしまっているので、
  食べ切れるかすら心配だったが、そんな心配は全く無用。
  捗って仕方が無い。
  一〇分程で全てを平らげ、つけ汁も其の儘、グイッと飲み干す。
  嗚呼、此れ位の贅沢、赦して呉れ…。