続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】
 
 ◎「チャーシューざる」一三五〇円
 
 …先週金曜日。
  さてさて、暑く、辛く、永い、僕の夏が終わった…。
  気温としての夏は未だ未だ続くが、体感的、実感としての夏は終わった。
  此の一ヶ月半、狂った様に忙しく、毎日忙殺され、血尿が出そうな程。
  休憩は愚か、昼御飯も摂れず、平均一〇時間以上の労働時間。
  無理矢理にでも休憩を取ろうと思えば取れるが、悠長に休んでいたら、
  今度は終電車に間に合わないので、働き続けるしかない状態。
  そんな一ヶ月半が終れば、もう九月…。
  疲労困憊過ぎて、振り返る事も出来ないし、振り返りたくもない。
  まあ、良い。
  今週も襤褸雑巾の状態で休日を迎えた訳だが、月曜日、火曜日と連休の筈が、
  明日は急遽、余所へ応援に行かねば成らずに休日出勤。
  今週は一日だけの休みで参ってしまうが、来週、四連休が有るので耐えよう。
  で、話は遡って八月二十九日。
  此の日も十四時半出勤と言う、小料理屋の女将の店入りの様な感じの為、
  普段は滅多に食べられない昼御飯を頂いてから出掛ける。
  もう、一日一食と言う生活が随分と続いている…。
  そんな訳で、向かう先は此方しか無い。
  最近は此方の「チャーシューざる」に癒され、栄養を補って貰っている。
  此の前日の木曜日にも御邪魔しているので、二日連続だが問題無い。
  店に着けば、券売機の前に二名待ちで、待合席には一〇名が佇んでいる。
  順番を待って、何時もの食券を購入し、来るべき時をヂッと待つ。
  食券の改札を受け、店内に流れるフュージョンを聴き、待つ事十五分。
  カウンター席に着席し、冷水を呷り、一分で配膳される。
  座ってから早いのが嬉しいやね。
  其れにしても、相変わらず、何度見ても蠱惑的、魅惑的、暴力的だ。
  其れで居て、がさつ、粗野な所が微塵も感じられない。
  居ても立っても居られず、麺を手繰り、僅かな肉の隙間に捻じ込む。
  スルスルスルっと、ピロピロした麺が勢い良く口内に収まる。
  つけ汁は和風の出汁が効いており、ホッと落ち着かせて呉れる。
  善く撹拌していないので、酢の酸味の強い箇所、弱い箇所が疎らで、
  却って其れが味の変化とも成り、最後迄、飽きずに啜れる要因だろう。
  勿論、七味唐辛子のピリッとした辛味も特徴的だ。
  叉焼がわんさか盛られた革新的なつけ麺なのに、味わいは保守的、
  昔乍らの味を確りと受け継いでる辺りが、此の人気の由縁なのだろう。
  麺は啜り心地が良く、いとも簡単に入って来る。
  以前は麺の量が多いなと感じる事が有ったが、今は足りない程。
  其れ位にするすると啜れてしまい、叉焼との比率からしても少ないと感じる。
  さあ、肉に喰らい付くぞ。
  其れにしても、此方の叉焼は、兎にも角にも最高だ。
  丼の底には刻み叉焼が沈み、先ずは此れで此の日の出来を確認。
  適度な噛み応えと、ホロっと解れる繊維の感じ、そして、ふわふわ感。
  味付けも絶妙で、筆舌に尽くし難いな。
  豚の多さで言えば、「ラーメン二郎」と向こうを張るが、
  「ラーメン二郎」は当たれば大きい、三振か本塁打かと言った感じで、
  広島東洋カープのランスとでも言おうか。
  喩えが旧いナァ…。
  一方の此方の叉焼は安定感が有り、大きなぶれも無く、好不調の波が無い。
  大洋ホエールズで言えばパチョレックの様な感じ。
  確りとヴィタミンB壱を摂取し、疲労回復に努め、ストレス解消にも繫げ、
  過酷な労働へと向かうへっぽこ中年…。