◆「パスタバール ボンヴィアッジオ」【大宮】
…土曜日。
やっとこさっとこ漕ぎ着けた休日。
此の日の晩は、御近所さんとパイイチ引っ掛ける事に。
一番街の「アカマル屋」でレバテキとホッピーで酩酊した後、移動を開始。
僕の希望で、ザーピーを食べたいと言う事で。
此の街に長く住んで居乍ら、店に関しては余り詳しくないので困っちゃう。
御近所さんの記憶を頼りに、伊太利亜料理店に辿り着き、地下へと潜る。
ホッピーの後は、葡萄酒と行きますかね。
◎「セントハレット タティアラ カベルネ&シラーズ」二七〇〇円
…店に入り、初っ端にルービーを間違い無く呑んだのだろうが、
値段を失念したので端折ろう…。
と言う訳で、二杯目は赤葡萄酒。
御近所さんに御任せ、と言うより、丸投げ。
濠太剌利産の物との事だが、葡萄酒に関しては全くの門外漢なので分からない。
葡萄の品種は「カベルネソーヴィニヨン&シラーズ」と言う。
知ってても知ラーズ?ピンキーとシラーズ?
そんな馬鹿は兎も角、味は忘れてしまったので、能書きに頼ろう。
黒酸塊や木苺類の果物の香りと、葡萄を丸ごと齧っている様な、
果実味が感じられると言う触れ込みだが、良くは憶えていない…。
甘からず、辛からず、旨からず…、嘘です。
何と無く、酸味が立っていた様な気がしないでもない…。
◎「生ハム&サラミ&チーズの盛り合わせ」二一三八円
…折角、葡萄酒を発注したので、炭水化物祭りに突入する前に、
何か一つ、中継ぎを挟みたいわね。
メニューを開き、パッと目に付いたのが、「迷ったらコレ!」の文字。
何だか、嬉しい事に、あれや此れやと盛り合わさっている様だ。
生ハム二種類、サラミ三種類、チーズ五種類が所狭しと寄り添っている。
夫々の味の仔細に関しては、酔っ払っているので御免下さい…。
…ザーピーが食べたくて、伊太利亜料理店に転がり込んだは良いものの、
ザーピーがメニューに無い事が発覚。
「パスタバール」と言う事で、ザーピーは無いらしい…。
其れにしても、「パスタ」と言う単語を口に出すのが未だに恥ずかしい。
「スイーツ」、「ドルチェ」も同様に、死んでも口にしたくない単語…。
赤茄子と大蒜の効いたゲッティーかと思いきや、少し趣きが違う。
能書きには「濃厚で深い甘味の有る手作りトマトソース」としてあり、
酸味が強く感じられ、ガツンと赤茄子の味わいが直に伝わって来る。
麺は、毎日店内で打たれる自家製麺との事で、モッチリ感は確かに良い。
◎「チーズリゾット」一一六六円
…ザーピーが無いんじゃ、他を当たらないと。
其処で、御誂え向きな物を発見。
ズーチーを使った、伊太利亜風雑炊が有り、直ぐ様発注。
巨大なパルミジャーノレジャーノに乗せ、其の熱で溶かし乍ら拵える様だ。
そして出て来た物は、ズーチーがふんだんに絡んだ物。
一口、匙で掬って頬張れば、米の芯が残っていて、僕の好きな食感。
豚骨ラーメンにしても、「スーパー粉落とし」が好きな程、硬めが好み。
極力、生で頂ける物は、生の状態、生に近い状態で頂きたい。
此の米は「国産イタリア米」と言う、良く分からない様な代物。
日本なのか、伊太利亜なのか、どっちだろう…。
然し、此れは、葡萄酒と一緒に、際限無く頂ける。
此の後は、カラオケに移動し、終電車迄満喫。