続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「榮ラーメン」【菖蒲】

イメージ 1
◆「榮ラーメン」【菖蒲】

 ◎「チャーシューメン」九二〇円

 …日曜日。
  矢張り、土日に休めるのは本当、有難い。
  混雑する場所や店には行けないと言う弊害は有るが…。
  さて、暦通りの休みに成って一ヶ月経つが、漸く慣れつつある。
  然し、又、何時、不規則な暮らしに戻されるか、不安でならない。
  夜は夜で、毎晩、仕事の夢に魘され、夢の中でも数字に追われている。
  もう、苦しいね…。
  なので、休みの日だけは、全てを忘れ、全てを解き放ちたい。
  此の日は、昼御飯に気に成るラーメンを頂き、ストレス解消を試みる。
  目的地は旧・菖蒲町に在る「中華そば 輝羅」。
  いざ、自動車を走らせて現場へ急行すると、何と、一〇数名の行列。
  敢え無く、諦める。
  貴重な時間、待って食べると言う元気、気力、余裕は無い。
  と言う訳で、次行ってみよう。
  同じく旧・菖蒲町に在る、佐野ラーメンを売りにする「榮ラーメン」。
  今から一〇年以上前、こってりした濃厚なラーメン一辺倒だった僕が、
  偶さか頂き、旨さに唸り、あっさりラーメンの概念を覆された思い出が有る。
  然し、此方も駐車場は一杯で、待ちも発生している。
  さっ、次行ってみよう。
  続いては、地鶏で取った出汁と、大きな叉焼が売りの「めんじゃらけ」。
  何てこったい。
  暫く振りに訪れてみたら、閉店して臺灣料理店へと替わっている…。
  踵を返し、「榮ラーメン」に戻ってみると、駐車場に空きが出来ている。
  待ちも発生しており、取り敢えず、名前を記入し、外でヂッと待つ。
  其れから一〇分程経ち、店内へと通される。
  一〇数年前とは変わり、内装工事も施され、真新しく成っている。
  座敷席に通され、メニューを眺める。
  折角なので、肉を喰らおうと、「チャーシューメン」を発注。
  此方では高等学校生と思しき若い力が労働しており、初々しいな。
  厨房内は、代替わりしたと思われるが、若夫婦が主に切り盛りしている。
  さて、十五分弱で、若者が丼を配膳して呉れる。
  丼を覆い隠さんばかりに、一面に叉焼が敷き詰められている。
  と言っても、四枚だが。
  先ずは、其の昔、衝撃を受けたプースーから啜ろう。
  「プースーとか、幾つだよ!」と言う苦情に、今年も答えよう。
  三十九に成ったさ。
  質疑応答も済んだ所で、プースーはと言うと、塩ラーメンの様に澄んでいる。
  此れでも醤油ラーメンだが、醤油ダレは余り立っておらず、
  鶏ガラや、昆布の様な魚介出汁の味わいが効いていて、すっきりしているが、
  表面には油が浮いており、あっさりし過ぎず、陳腐に成るのを防いでいる。
  嗚呼、染みるわぃ。
  麺を引っ張り上げれば、自家製と思しき平打ち麺。
  佐野ラーメンの特徴とも言うべき、青竹打ちのピロピロと言う感じは無く、
  太さも或る程度は均等で、不揃いと言う印象は無い。
  モッチリ、ツルツル、シコシコと言う擬音が似合う旨い麺。
  此れは良いナァ~。
  具の叉焼は、バラ肉を巻いた物で、箸で持つのも容易じゃない程に軟らかい。
  厚味は無いが、脂身がトロットロに蕩け、口に入れれば直ぐに消え去る。
  見た感じ、味付けも薄味かと思いきや、確りとしており、旨味が強い。
  此れを麦酒の摘みで頂いたら、堪らんだろうな。
  具は他に麺麻と葱が入るが、簡素だが、満足感が得られる。
  あっさりラーメンはともすると敬遠し勝ちだが、佐野ラーメン然り、
  色々と食べ比べ、食べ歩きをしたく成ってしまうな。
  金が有れば、喜多方ラーメンも食べ尽くしたいのだが。
  代休はしこたま溜まっているのに、先立つ物が無いから無理だな…。