続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメンの店 どでん」【北浦和】

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◆「ラーメンの店 どでん」【北浦和

 ◎「ラーメン」七五〇円

 …漸く、やっとこさっとこ、えっちらおっちら、週末に辿り着く。
  毎週、文章の書き出しは此れと同じ様な気がするが、事実だから仕方無い…。
  昨日はお台場で仕事を終え、其の儘、直帰し、真っ直ぐ帰宅。
  然りとて、家には何も無く、何もする気力も無く、店屋物のザーピーを発注。
  買って帰った麦酒の摘みとして、久し振りに美味しく頂き、大満足で、
  帰宅後直ぐに風呂に入ってしまったので、直ぐにプクマンでルーネー。
  夜中に悪夢と鼻詰まりで何度も起きるのは毎度の事だが、
  翌日が休みと言うのだけで、全然、気分が違い、気持ちが健やかだ。
  朝は寝床でだらだらとし、九時半に這い出し、「ぶらり途中下車の旅」を。
  なぎら健壱が北陸を旅しており、なぎラーとしては嬉しい。
  さてと、一〇時半に野暮用で大宮駅に自動車で出掛け、用事を済ませる。
  此の儘、黙って帰るのも何だし、少し早目に昼御飯を食べて帰ろう。
  彼是と考えを巡らせ、普段、中々行けない店に行こうと。
  其処で閃いたのが、其の昔、「ラーメン 富士丸」と言う屋号の時分は、
  毎週欠かさず通い、此れでもかと言う程、暴力的なラーメンを頂き、
  二〇一二年十一月に「富士丸」系列から独立した此方。
  二〇一三年七月一〇日に御邪魔して以来、一年九ヶ月振りの訪店。
  駐車場も空きが一台だけあり、店に歩いて行けば、満席で一名の待ち。
  食券を購入するが、久し振りなので無難に「ラーメン」にしておこう。
  五分程で席に案内され、冷水を汲み、御絞りと蓮華を取り、着席する。
  昔から、此の方式は変わっておらず、懐かしさが込み上げて来る。
  厨房内は当時の顔は居らず、男性二名体制で、H2Oと同じ編成。
  其れは兎も角、こう言う店に、赤子を背負子で背負って迄、来るかね。
  まあ、余所の家の事だから知ったこっちゃ無いが、最近の若い番いは…。
  さて、程無くして、「大蒜入れますか?」と訊かれ、「全増しで」と返す。
  此方は数え切れない程に通ったが、大蒜を入れ忘れられた記憶は無い。
  確りと入っているのが確認出来、高く聳え立った丼を慎重に下ろし、
  別皿の脂を受け取り、万事整えば、後は一心不乱に喰らい付くのみ。
  先ずは蓮華でプースーから啜れば、「富士丸」時代よりも濃厚そうで、
  頂いてみると、見た目通り、味も濃く、濃度も高く、うん、旨い。
  「富士丸」の時はもっと甘目で、ガツンと来ると言うよりも、
  味の輪郭が今よりもぼんやりとしていた感じだが、其れとは一線を画す。
  昔懐かしさも有るのだが、進化した別物として捉えても良かろう。
  野菜は相変わらず、クタクタに煮込まれた物で、プースーを吸い込み易い。
  此れに背脂がぶっ掛けられ、味付けが施された格好と成り、此れが旨い。
  此れに更に、卓上の醤油ダレを掛け、味を濃くすれば最高だ。
  暫く、野菜の山に掛かりっ切りに成り、何とか遣っ付ける。
  麺を引っ張り出せば、此れも御馴染み、手揉み風の極太の平打ち麺。
  縮れが効いており、太さと言うか厚味も不揃いな感じで、食感が愉しい。
  モチモチした腰と弾力が良く、ワッシワッシと喰らい付かないと伸びてしまう。
  途中、別皿の背脂を投入すれば、得も言われぬ、油地獄の様な状態に。
  背脂は醤油ダレで味付けされているので、単体でも美味しい程だ。
  豚に取り掛かれば、前回の様に感動する程ではないが、其れなりに軟らかく、
  ホロっと解れる感覚も有るが、絶品と迄は行かず、「豚増し」にせず正解。
  後半は腹が余計に膨れ、バンドを緩め、ズボンの釦を外し、
  プースーと脂を存分に吸った麺を平らげ、店を後にする。
  四月六日、大宮につけ麺専門の支店を出す様なので、其方も大いに期待出来る。