◆「和風つけめん 丸長」【宮原】
◎「半チャンつけ麺」八四〇円
…昨日は代休を、月曜日は特別休暇を充てた為、昨日から四連休。
夏休みも、正月休みも碌に取れなかったので、偶には良かろう。
気持ちを解き放たないと、彼方此方に弊害が出て来てしまうし。
昨晩は大人しく、弁当屋で鶏の唐揚げを購入し、酒の摘みにする。
夜は健全に、二十三時前には寝床に入るも、真夜中に目が覚めてしまい、
何だか眠れず、左右に寝返りを打ったり、彼是試すも駄目で、
夜が白々と明け始めた頃、漸く、眠りに落ち、気付けば一〇時半…。
嗚呼、何だか、全部が狂ってしまうナァ。
起き出し、風呂に入り、身を清め、あっと言う間に正午。
腹も減ったので、取り敢えず、外に出て、昼御飯を頂こう。
毎回、何処に行こうかが中々決まらず、優柔不断は困る。
近場で、暫く御邪魔していない此方が不意に浮かぶ。
自動車を走らせれば、駐車場も空いており、運は未だ有る様だ。
店内に入り、着席し、ザっと店内を見回した後、発注を済ませる。
此方では決まって、つけ麺と半炒飯の「半チャンつけ麺」だが、
二〇一一年五月二十二日以来、四年振りの訪問と、随分と空いてしまったな…。
さて、一〇分程で、つけ汁、半炒飯、麺の順番で配膳される。
此の組み合わせ、量は中山美穂並みにWAKU WAKUさせて貰う。
早速、麺を手繰り、つけ汁にドヴンと浸して啜る。
醤油味のロイクーなつけ汁は、鶏ガラと野菜を中心とした出汁と思われる。
粘度は全く無く、サラッとした物で、酸味と甘味が特徴的。
とは言え、以前よりも甘酸っぱさが軽減した感じで、丸味を覚える。
もっと、目が覚める様な甘酸っぱさだった気がするが、気の所為だろうか。
「東池袋大勝軒」系とは異なる甘酸っぱさの系譜だが、元を辿れば、
「丸長のれん会」から枝分かれしているので、何処かで繋がっているのだな。
因みに、此方は「荻窪丸長」→「目白丸長」→「坂戸丸長」の系統。
麺はと言うと、平打ち麺に近い縮れ麺で、気持ち、ピロっている。
冷水での〆、水切りは確り施されているので、水っぽさは無いが、
啜り心地、喉の通りが良く、甘酸っぱいつけ汁と相俟って、
此れからの暑い季節には、非常に重宝するであろうな。
麺の量は三〇〇グラムは有るだろうかと言った感じだが、思ったよりも、
多さは感じず、スルスルっとあっと言う間に平らげられてしまう。
つけ汁には、細切りの叉焼と麺麻が入るが、何れも特筆すべき点は無いが、
叉焼は脂身のプルンとした軟らかさ、赤身の適度な歯応えが良く、
麺麻も軟らかく、コリッとして、欲を言えば増したい位。
さて、炒飯も忘れちゃいけない。
中々、外で炒飯を頂く風習が個人的に根付いていないのだが、
家では作れない分、何とも美味しく感じられ、素朴で落ち着く味わいだ。
パラパラと、玉子を纏った御飯が解れ、具の刻み叉焼も存在感が有る。
こんな炒飯が自分でも作れたら愉しいだろうナァ…。
〆は、スープ割り用のポットの備えが有るので、普段は絶対にしないが、
気紛れで割ってみるが、鶏ガラの旨味が感じられ、ホッと安らぐ。
今日も、腹を出っ張らせ乍ら、炭水化物祭りを開催してしまった。
もう、とんでもないデヴで、駄目だ此りゃ…。