続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ」【東大宮】

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◆「ジャンクガレッジ」【東大宮

 ◎「ラーメン(並盛)」七〇〇円+「豚増し」二〇〇円

 …昨晩は「鮨処 いっしん」に行くつもりで居たが、御近所さんに強引に誘われ、
  「Ken’s kitchen」で酒を呑み、二次会は拙宅で軽く飲り、
  再度、訳有りで僕だけ、「Ken’s kitchen」に呑みに行く。
  マスターと音楽談義に花が咲き、随分と遅く迄御厄介に成ってしまう…。
  帰宅後は言わずもがな、気絶する様に息絶え、寝床で潰れる。
  酒に因る身体的損傷は大きく、朝はぐったりとして、鉛の様に身体が重い。
  寄る年波には抗えず、酒が残る様に成って来ている。
  そんなこんなで、寝床を這い出したのは一〇時半過ぎ。
  図らずも、溜まりに溜まった特別休暇を充てていて良かったわぃ…。
  休みが有ったら有ったで、呑んでしまうから身体が容易じゃないのだが。
  毎朝御馴染みの嘔吐きが激しく、朝からのべつ涙ぐんでいる駄目中年。
  絶対、逆流性食道炎を患っているだろう…。
  風呂に入り、身を清め、怠い乍らも一日を始めよう。
  と言っても、もう昼だ。
  気分は優れないが、今日は「ジャンプ」で暴力的なラーメンと決めている。
  正午に家を出、現場へと向かう途中、春日部市内に入り、ふと気付く。
  定休日じゃないよな…。
  毎週火曜日が休みと言うのは知っていたが、偶に、月曜日も休みの時が有る。
  慌てて調べてみれば、ガビーン!何てこったい、定休日。
  駄目な人間は何をしても駄目で、駄目の連鎖反応が起きるものだ。
  仕方無く踵を返し、「ジャンプ」のしくじりは「ジャンク」で晴らそう。
  独立先が休みなら、店主の元居た店に行き、帳尻を合わせよう。
  十三時を過ぎ、店に着けば、駐車場も空きが有るが、相変わらず、
  前向き駐車の規則を守らない不道徳な客の多さに辟易するな。
  「バックで駐車しないで下さい」と言う大きな貼り紙が読めないのだろうか。
  そんな輩は、小学校から遣り直せ!
  きちんと前向き駐車で停め、店内に入り、食券を購入する。
  今日は大人しく「ラーメン(並盛)」に甘んじるが、「豚増し」はついつい…。
  堪え性の無さを露呈した所で、冷水を汲み、空いているカウンター席に着席。
  東大宮本店は昨年七月三〇日以来、九ヶ月半振りだが、厨房内を見れば、
  以前と変わらぬ中年男女の組み合わせで、紙ふうせんと同じ編成。
  冷水を呷っていると、女性助手氏から無料トッピングを訊かれる。
  ラーメンは大蒜か生姜が選択出来る様に成った為、「全増し、大蒜で」と。
  確りと「大蒜」と言う単語を出せば、入れ忘れられる事も無かろう。
  さて、一〇分一寸で出来上がり、運ばれて来る途中に大蒜も視認出来る。
  何だ、遣れば出来るじゃないか…。
  早速、卓上の醤油ダレを野菜の山を目掛けてぶっ掛け、いざ啜らん。
  蓮華でプースーから取り掛かれば、随分と量が少なく、心許無い。
  丼から溢れんばかりに、満々と湛える様な感じじゃないと、雰囲気が出ない。
  無い物強請りの子守唄を歌っても仕方無いので、一口啜ろう。
  おっ!?随分と乳化した、とろみの有る、こってり濃厚なプースーじゃないか。
  暫く来ない内に、改心したのかしらと思う程、旨く感じられる。
  「ジャンクガレッジ」特有の課長臭さは有るが、濃密な味わいだ。
  「ジャンプ」のド乳化の絶品スープには遠く及ばないが、此れならば十分だ。
  拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮する為、余分な水分を飛ばし、ゼラチン質が多いトロトロの、
  其の凝縮スープに背脂を投入し、コクと旨味と甘味与えると言うに相応しい。
  此れでもう少し、プースーの量が有れば良いのだが…。
  野菜はと言うと、此れに関しては問題無い。
  シャキシャキとクタクタの中間の茹で加減で、此れに背脂がぶっ掛けられ、
  醤油ダレの味付けも相俟って、至って美味しく頬張れる。
  麺は「ニッセーデリカ」の物で、ゴワゴワとした食感は中々だが、
  何度もで申し訳無いが、「浅草開化楼」の時分の麺を知っていると、
  如何しても其れと比較してしまい、物足り無さは否めない。
  とは言え、特注の強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺と言う謳い文句で、
  強力粉オーションだけで打たれ、強い小麦粉の風味を持ち乍らも、
  独特の食感を持つと言うだけあり、一心不乱に喰らい付きたくなる旨さ。
  ラーメンヲタクではないので、普通に美味しければ、十分に満足度は高い。
  さて、懸案の豚だ。
  今回は端っこの部位も入っており、此れに関しては味も確りと染みて、
  硬さは有るが、嫌味な感じは無く、寧ろ旨く、プースーに浸せば軟らかく成る。
  断面の大きな物は、相変わらず白茶け、味付けも薄く、臭味も有るが、
  食べられないと言う程の物ではなく、赤身、脂身共に及第点の味わい。
  大蒜も確りと充填出来、「ジャンプ」の外れ一位だったが、久し振りの所為か、
  存分に旨さを堪能出来、汗だくで店を後にする駄目中年…。

~御負け~
昨晩の「Ken’s kitchen」での料理。
「サンセバスチャン風焼き(真鯛)」。
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「アラビアータ」。
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