◆「串焼き こがね」【南越谷】
…昨晩。
今年に入り、僕が土日休みのブルジョワジーへと戻ったので、
以前から、id190氏と呑む約束をしており、いざ決行と相成る。
場所は二人の中間地点と思われる南越谷駅周辺に決め、
店は二〇一一年五月二日に一度だけ御邪魔した事の有る此方に決定。
レバ刺しが食べたかったに過ぎないのだが…。
◎「アサヒ生タンブラー」四九〇円
…店内は予約席が多く確保されており、カウンター席に通される。
先ずはルービー発注で、久し振りの再会と暑気払いも兼ねて乾杯。
昼間に家で其の他雑酒三五〇ミリリットルを空けたが、そんなのは疾うに抜け、
改めて、口開けとばかりに、グイッと呷れば、爽快感が遣って来る。
矢張り、外で呑む麦酒は旨いわぃ。
◎「レバ刺し絶品」五四〇円
…さて、麦酒に続いて真っ先に発注したのが此れ。
レバ刺しは定期的に食べたくなる。
こんな素敵な食文化を、法の力で以って規制しようと言うのは可笑しい。
断固反対する!
豚は市場を通さず、屠場から直接仕入れていると言うので新鮮だ。
赤々として、血が滴りそうな、瑞瑞しい豚レバーを、塩と胡麻油に付けて頂く。
プリップリのプルントゥルンで、臭味なんぞ此れっぱかりも無く、
甘味が強く、口内がひんやりと冷たく、生きていて良かったと思う。
◎「海鮮ポテトサラダ」六八〇円
…肉だけでなく、魚も食べたいなと思うも、刺身は無い模様。
此方で唯一の海鮮が入るのが、此れと言うので、選択肢も無く発注。
塔の様に聳え立つじゃが芋サラダの中に蟹が入り、胡麻ドレッシングが掛かり、
山頂にはイクラがあしらわれると言う、何とも小粋な一品。
出来れば、イクラとじゃが芋サラダを分断して頂きたいが、已む無し。
郷に入っては郷に従おう。
◎「ホッピー」四一〇円
…豚を喰らっているので、酒はホッピーが良い。
僕はカクテルの中じゃ、ホッピーが断然好きだ。
ホッピーはカクテルじゃないと言う意見は却下し、混ぜ物は混ぜ物だ。
小洒落たバーでも置くべきだ。
尤も、小洒落たバーなんぞ行かないが…。
焼酎の量が控え目なので、三杯は取れずに残念。
◎「霜降りタン刺し」六四八円
…続いての肉刺しは、タンを行ってみよう。
タン刺しの旨さは、「もつ焼き エビス参」にて虜に成ったので知っている。
此れは刻み大蒜に醤油を混ぜて頂く。
むっちりとして、弾力も有り、時折、コリッと言う食感も有り、
嗚呼、豚とデープキッスをしているナァと実感する…。
タウリンが豊富と言う事で、疲れ易い僕には持って来いだ。
◎「玉子付げんつくね」二七〇円*二本
…焼き物も行ってみようかね。
焼きとんも良いのだが、玉子の黄身に惹かれてしまう。
飼料や飼育環境にとことん拘って育てられた、旨味と弾力が自慢と言う、
「北王鶏」と呼ばれる銘柄鶏を毎日空輸しているらしい。
捏ねには軟骨が入り、コリコリと言う快い歯触り。
柚子の風味も感じられて爽やかさが有るが、黄身の円やかさも最高だ。
◎「ハツのたたき」七三四円
…レバーだけでなく、心臓も気に成る。
生憎、刺身は無い様で、炙られている物のみの様だ。
上には大量の葱が塗され、味付けは胡麻油の効いた塩ダレ。
さっくりとした歯応えと、炙られた香ばしさが印象的。
欲を言えば、生で頂ければ最良だ…。
何時の間にか、店内は満席で、周囲の声が五月蠅くて、会話が聞き取れなくなり、
腹も膨れて来たので、麦酒一杯、ホッピー二杯で早々に河岸替え。
其れにしても、若くて綺麗な婦女子の客が多かったナァ…。