続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

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◆「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

 ◎「ラーメン(並)」七〇〇円

 …水曜日。
  「いづみや第二支店」で一頻り昼酒を堪能し、すっかりヘベのレケに成り、
  此の儘、大人しく帰宅するのは何だか癪だなと。
  前日の評価面談がグダグダで、給料が下がったって良いじゃないか。
  別段、出世欲も無いし、出世出来るだけの能力が無い事も分かっているから。
  良し、駄目なら駄目なりに、厄年迄の残りの人生を愉しもう!
  こう言う時だけは矢鱈と前向きで、普段の極度の後ろ向きに勝る。
  酔っ払った後に、「ラーメン 二郎」に行くのは、聖地を汚す感じがして、
  気が引けるので、亜流の此方で、言っちゃ悪いが、御茶を濁そう…。
  時刻は十四時だが、酔っ払って如何でも良く成ってしまったので突撃だ。
  駅前立地の所為か、ゆとり世代も来易い様で、まあまあ混んでいる。
  然し、空席も有るので中に入り、券売機で食券を購入する。
  此処は自重して「ラーメン(並)」にしておこう。
  如何も、「まぜそば」には惹かれなくて…。
  冷水を汲み、カウンター席に挟まり、食券を提示し、冷水を酔い覚ましに呷る。
  一〇分程で、無料の乗せ物を訊かれる。
  此方は大蒜か生姜を選択出来るので、「全増し、大蒜で」と告げる。
  此方に関しては、大蒜の入れ忘れられだけが気掛かりなので、
  はっきりと、確りと「大蒜で」と伝えれば大丈夫だろう…。
  と言う訳で、きちんと大蒜も入った形で、丼を受け取る。
  五月に久し振りに「東大宮本店」に伺った際にも感じたのだが、
  随分とプースーの量が減った様に感じられる。
  野菜の山に隠れて見えない程で、此の手のラーメンは、丼から零れんばかり、
  口から御出迎えに行かないといけない様な方が感じが出て良いのだが…。
  無い物強請りをしても仕方無いので、先ずは蓮華でプースーから啜る。
  野菜の山を掻き分け、押し込む様にして蓮華を捻じ込んで掬う。
  以前は、拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮する為、余分な水分を飛ばし、ゼラチン質が多いトロトロの、
  其の凝縮スープに背脂を投入し、コクと旨味と甘味与えると言う能書きも、
  今は、豚骨、背脂、各種野菜を時間を掛け入念に煮込んだと簡素化されている。
  製法を変えたのだろうか。
  現「ジャンプ」店主氏が辣腕を揮っていた頃とは勿論、味は異なるが、
  最近は此の味と言うか、然したる変化は無い様に思うのは気の所為か…。
  酔っ払った味覚には十分にガツンと来る味わいで、五臓六腑に染み渡る。
  刻み大蒜もヴィンヴィンと効いており、辛い程だ。
  翌日は仕事だが、まあ良いか…。
  野菜は言わずもがな、シャキシャキとクタクタの中間で好みの茹で加減。
  此れに卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛ける。
  更には、ドロッとゼラチン質の背脂があしらわれているので旨いわぃ。
  「ニッセーデリカ」の麺を、丼の奥底から引っ張り上げる。
  数年前、「浅草開化楼」の物から替わった時は、随分と違和感を覚えたが、
  慣れてしまえば旨いもんで、其れなりに受け容れられるものだ。
  縄暖簾の様な、ゴワゴワとした感じは至らないが、ワッシワッシと、
  食べ手に一心不乱に啜りたいと思わせる辺りは褒め讃えたい。
  さて、豚はと言うと、往年の素晴らしさの足元にも及ばないが、
  豚臭さは有るものの、味の染み具合、赤身と脂身の感じは及第点か。
  汗だくで食べ終え、大蒜の補充も出来、現実逃避も其れなりに出来たかしら。
  此れから、休みも儘成らない暮らしに突入するのでね…。