◆「JURIN’s GEO」【浦山口】
…昨日。
過酷な九連勤を終え、束の間の代休を二日間取り、辛い身体を押して、
せめてもの夏休みの観光にと、秩父へと出掛ける。
正午に着き、「らーめん屋 いとう」で青春の味で背脂大量のラーメンを頂き、
橋立洞と言う鍾乳洞に、十数年振りに出掛けてみる。
二〇〇円を払い、鍾乳洞の中に入るも、天井が低くて、腰が痛いのに屈んだり、
急な梯子の様な階段を上ったりで、運動量が多く、却って汗ばんでしまう…。
そんな汗を掻いて、外に出れば、あら、そんな所に喫茶店が在る。
木を基調とした、真新しい山間の民家の様な造りで、随分と小洒落ている。
冷やし珈琲やアイスクリームも有る様なので、一休みとばかりにいざ入店。
◎「際立つ甘み/ブラックハニー」六五〇円
…席に案内され、小上がりの席に陣取ってみる。
全ての窓が開け放たれ、遠くで雷鳴は聞こえるが、山を抜ける風が心地好い。
さて、メニューを眺めれば、珈琲に相当拘っている様だ。
一杯で一二〇〇円もする珈琲も有るし…。
貧乏人、且つ、貧乏舌なので、僕には勿体無い。
と言う訳で、冷やし珈琲の中から、「際立つ甘み/ブラックハニー」を発注。
頼んだは良いものの、理解はしていないが…。
此方では、特別な高品質生豆で冷やし珈琲作っていると言う事で、
「コクが有るのに爽やか、爽やかなのにきちんと苦味が浮き上がる、
そんな冷やし珈琲を目指していると言うが、僕に分かるか如何か…。
御洒落にも、小さな花が添えられて運ばれて来た珈琲。
色は薄目で、一見、麦茶か麺つゆの様な色合いだが、先ずは飲んでみよう。
ん!?何だか酸味が立っているのだが、奥の方から甘味が遣って来る。
ガツンと来るカフェインと言うよりは、サラッと茶の様に頂ける味わい。
中米は哥斯達黎加のサラカ農園と言う所の豆を使用している様だ。
「モンテプリサス マイクロミル COE2014ナショナルウィナー」とか…。
門外漢には分からないな。
◎「アイスサンド」七五〇円
…アイスクリームも食べたいなとメニューを捲っていると発見。
何と、アイスクリームを麺麭に挟んだ物が有ると言う。
炭水化物好きとしては、願ったり叶ったり、此の上無いメニューだ。
超高級デニッシュにアイスクリーム五種を挟んだと言う。
デニッシュって何だ!?
昔、ヤクルトの外国人選手で居そうな感じだが…。
さて、丁抹がどんな感じかも分からないが、そんな麺麭に挟まって、
素敵なアイスクリームが遣って来る。
此れは腕白は好きだぞ。
麺麭を齧れば、おおっ、甘味が有って、高級なテルホで出て来そうな麺麭だ。
黒ワッサンやパイの様な麺麭は、日本男児だが好きだ。
其処に、一切れ目には「抹茶(宇治)」と「絹ショコラ」、
もう一枚には「黒ごま」、「バニラ・バニラ」、「キャラメル」、
だった様な気がするが、如何せん、馬鹿舌なので当てに成らないが。
否、裏を返せば、麺麭が余りにも美味しく、其方に惹かれていたので…。
中に挟まる物は月替わりの様なので、他のも頂いてみたいわぃ。
御値段は良いが、此れは再訪有りだな。