◆「かしら屋 大宮西口店」【大宮】
…一昨日。
夏休み期間中の激務の中、満足に公休日も取れず、偶さか捻じ込んだ休日。
図らずも、世間様の御盆休みと重なるが、何をする予定も無い。
本来ならば、上田に行き祖父母の墓参に行きたいが、其れすらも許されない…。
そんな、御盆の雰囲気、日本の夏を味わう事も出来ないので、呑むしか無い。
夜は、翌日の今夏一番の繁忙を前に、現実逃避すべく、毎度の此方へ。
最近、すっかり火が点いてしまい、此方の「カシラ」は毎日でも頂きたい程。
十九時過ぎに到着すると、相変わらずの大混雑で、五分程待っての着席。
◎「サッポロ生ビール(中)」五〇〇円
…中々、注文を取りに来て貰えない程、店員はてんやわんやの大騒ぎ。
隙を見て、迷惑が掛からない様に、何とか麦酒を発注する。
昼間の「麺屋 六文銭」での昼酒もとっくの疾うに抜け、改めて仕切り直し。
手酌の瓶麦酒も良いが、夏場はジョッキを持ち、グイッと呷るのが良い。
喉を大きく開き、ゴクっと喉を鳴らして、五臓六腑に染み渡らせる。
◎「カシラ」一四〇円
…麦酒が届く前に、皿に配給されたカシラ。
此れを頂くのを生き甲斐に、夢に迄見て生きて来た。
壺の味噌ダレを刷毛で丁寧に塗れば、唾液腺が痛くなって来る。
先ずは、先端のカシラ肉だ。
軟らかくも有り、プリッとした弾力も有り、悶絶する旨さだ。
此れが又、味噌ダレの味が非常に宜しいので、座り小便して馬鹿に成りそう。
豚が此れだけ美味しいのなら、牛肉は要らないと思う程。
坂東太郎、利根川の恩恵を存分に受けた、肥沃な土壌で育てられた葱。
振り掛けられた塩と、葱の甘味の均整が抜群だ。
そして、真ん中に挟まれしは豚トロ。
表面はカリッと香ばしく、噛むと夥しい量の肉汁、脂が溢れ出して至福だ。
此の世に、こんな旨い物が有るのだろうかと、目を瞑り、じっくりと味わう。
一四〇円で此れ程迄に旨いと言うのは、考えられんよ…。
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「ツナとコーンサラダ」四〇〇円
…此方に於いて、カシラ以外でも外せないのが此れだ。
普段、宗教上の理由で野菜は課金して迄は頂かないが、此れは良い。
醤油味のドレッシングとマヨネーズを染み込ませ、クタクタに成ったツナと、
葉っぱ、玉蜀黍が濃い味に成り、此れが堪らなくジャンクだ。
欲を言えば、ドレッシング、マヨネーズ共に増量希望だ。
◎「ホッピー」三六〇円
…麦酒は一杯で止し、二杯目はカクテルを。
焼きとんと言えばホッピーだ。
スクリュードライバーやら、モスコミュールやら数有れど、
カクテルはホッピーが一番だな。
然も、絶対に白じゃないと駄目。
ギャルは黒じゃないと駄目…。
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「にんにく焼(青森産)」三〇〇円
…カシラ以外の焼き物では、此の大蒜が絶品だ。
国内の大蒜の最高級とも言うべき青森県産。
焼いた大蒜はホックホクで、トロンとした軟らかさが有る。
コクが有り、何だろう、此の旨さは。
ラーメンに盛られる刻み大蒜も勿論良いが、丸の儘で頂く大蒜は最強だ。
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ:」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
いやいや、麦酒一杯、ホッピー六杯と共に、カシラ十七本を頂く。
際限無く食べられる勢いだが、一応、減量中なので…。
此れだけ食べた翌日にも食べたくなる程、此のカシラには麻薬性が有る。