続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「野菜ラーメン ひまわり」【池袋】

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◆「野菜ラーメン ひまわり」【池袋】

 ◎「野菜ラーメン(並)」七九〇円

 …月曜日。
  世間様には、御盆休み、夏休みと言う物が有ったと、洩れ伝え聞いた。
  何でだろう、僕にはそう言った類の物が無かったのだが…。
  逆に、公休日すら二日消化出来ず、代休として持ち越した程だ。
  そんなカースト最下層は、道を歩けば石をぶつけられるんじゃないだろうか。
  ブルジョワジーの皆様が浮かれ狂い、遊び呆け、馬鹿騒ぎした御盆も過ぎ、
  此方の仕事も山場を越した感が有るが、其の代償は大きく、
  発狂しそうになるのを何度も堪え、疲労も蓄積、上塗りの毎日だ…。
  何時もは外に出っ放しだが、此の日は久し振りに終日会社に。
  自分の会社に行く時間すら無いと言うのも、なんともはや。
  溜まった残務を一から片付け、十二時半に昼食を摂りに出る。
  最近は昼御飯なんて言葉も忘れてしまった程、摂る事も出来ないの御蔭で、
  少し痩せたのは良いが、人間らしい暮らしとは言えず、蟹工船の様だ…。
  さて、池袋の街は盆暮れ正月関係無く、ごった返しており猥雑だ。
  そんな中を歩き、あの「麺処 花田」の支店の「麺処 花田 となり」を閉め、
  新たに「野菜ラーメン ひまわり」と言う店が出来たと言うので現場へ急行。
  隣の本家「麺処 花田」は店外へと長い行列が出来ているが、
  此方は空席が有り、今一、パッとしていない様だ。
  店内に入り、券売機で食券を購入するが、「二郎」系と言うので心躍る。
  最初なので、無難に「野菜ラーメン(並)」の釦をポチっとな。
  カウンター席に腰掛け、食券を提示すると、無料の乗せ物を訊かれる。
  大蒜、野菜、辛味が選べるようだが、流石に仕事中なので、野菜のみで。
  温い水を飲み、ぐったりと疲労した身体で項垂れ、出来上がりを待つ。
  一〇分強で、丼二つが出て来る。
  一つはラーメンの丼、もう一つは野菜のみの丼。
  丼自体は小さ目だが、こうして二つも出て来ると、少し怯むな…。
  早速、蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜ろう。
  ん!?第一印象としては、「ジャンクガレッジ」に似ているか。
  其れを気持ち薄くした感じだが、何口か啜るに連れ、酷似して来る。
  然程、濃いと言う感じはしないが、豚の出汁は確りと出ている。
  余り良い評判を事前に聞いていなかっただけに、豈図らんや、好印象。
  野菜はキャベツも結構入っており、茹で加減はややシャキシャキ寄り。
  もう少しクタッとしている方が好みだが、まあ宜しい。
  別の丼から野菜を随時移動させ、早目に野菜を遣っ付ける。
  麺に取り掛かれば、此方も「麺処 花田」同様、三河製麺の物だろうか。
  確りとした太麺で、加水率は低目のモソっとした感じが好きだ。
  縮れは無く、真っ直ぐだが、プースーとの絡み、持ち上げは良い。
  もっちりとした弾力が有り、「並」は一五〇グラムだが、もう少し食べたい。
  食べ進める内、脇に添えられた辛味が溶け出して来る。
  揚げ玉を辛くした物で、此れが結構、丼を支配して来る。
  辛いのが駄目な僕ならば、此れは無い方が有り難いかしら。
  豚はと言うと、巻いた物で、厚味が有り、存在感を醸し出している。
  軟らかさ、適度な噛み応えを兼ね備えており、「ジャンクガレッジ」より旨い。
  そして、味付け玉子が半個付くのは嬉しい。
  是非とも大蒜入りで頂いてみたかったが、再訪は如何かな…。