続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺食酒房 松鶴」【谷村町(都留)】

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◆「麺食酒房 松鶴」【谷村町(都留)】

 ◎「朝鮮焼定食(豚)」七二〇円

 …金曜日。
  待ちに待った、一ヶ月遅れの夏休みが取れる余裕が出来る。
  此の時期を逃せば、白銀週間も仕事で、代休の確保も儘成らない。
  其の為、此の日を狙い撃ちで、特別休暇を捻じ込む。
  此れに合わせ、心身の静養、心の洗濯に充てようと、旅に出る。
  目的地は山梨県諏訪湖経由で長野県を廻って帰って来ると言う物。
  九月十一日、朝の七時に出立し、一路、山梨県を目指す。
  高速道路は一切使用せず、全て一般道と言うのが、此の旅の目標だ。
  東京環状、国道二〇号線を走り、途中、日本三大奇橋の猿橋に寄り道し、
  今回の最初の目的である、磁気浮上式鉄道を見学するべく、
  山梨県立リニア見学センターに行き、試験走行を見学する。
  其れにしても、目の前を時速五〇〇キロメートルを見ると驚愕だ。
  速さも勿論だが、音と衝撃の凄まじさに、只々、吃驚するしか無かった…。
  さて、僕の三擦り半並みの速さを堪能した後は、腹拵えだ。
  事前に都留市で旨い物は無いかと調査した結果、此方が引っ掛かった。
  其の名も「朝鮮焼」と言う、肉野菜炒めの様な物が豪く人気らしい。
  人気店の為、混雑していると言う話の通り、店内からは作業服姿の男性客が、
  続々と掃き出されて来ており、此の分なら、丁度、空席も有りそうだ。
  砂利道の駐車場に停め、店内に入れば、先客二名のみと運が良い。
  席に着席し、さて、先ずは一応、メニューを眺めよう。
  とは言え、頂く物は決まっているので、「朝鮮焼定食(豚)」を発注する。
  そして、一〇分強で御飯、御香香、マカロニサラダ、味噌汁と配膳され、
  最後に主役の「朝鮮焼(豚)」が遣って来て、万事整う。
  量も多いと聞いていたが、中々如何して、此れは蠱惑的だわぃ。
  此れには別皿で秘伝のテレレが付くのだが、一々、付けて頂くのも面倒なので、
  上から全てドヴァっとぶっ掛けて、豪快に頂こうではないか。
  具は豚肉、キャベツ、萌やし、人参と、至って一般的な肉野菜炒め。
  然し、此の秘伝のテレレ、此れが味噌だ。
  何だろう、甘味、辛味、塩味、此れ等の味の均整が取れており、
  何れかが突出していると言う事が無く、均衡が保たれていると言った印象。
  ピリ辛なのだが、辛味が円やかで、刺刺しさも無い。
  恐らく、大蒜も確りと入っているのだろうが、此れが頗る旨い。
  豚肉との相性が抜群なのは言う迄も無く、野菜との絡みも良い。
  此れぞ、正に、「腕白飯」の称号を授けたい。 
  おっさんに成っても男子の心を忘れない腕白中年の心をグッと掴んで離さない。
  味噌汁は豚汁の様な感じで、出汁が効いていて旨味が凄まじい。
  多目の御飯もペロッと完食し、旅の初めの食事としては幸先が宜しい。

~御負け~
日本三大奇橋の一つ、猿橋
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実際の磁気浮上式鉄道は速過ぎて撮れず…。
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