続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「西洋料理店 もりたろう」【権堂】

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◆「西洋料理店 もりたろう」【権堂】

 ◎「みゆきポーク香草ステーキ」一六〇〇円

 …金曜日から二泊三日の予定で、山梨県、長野県を巡る旅に出る。
  其の旅も三日目を迎え、もう帰らなくてはいけない、現実に引き戻される、
  筆舌に尽くし難い辛さに、身を引き裂かれる思いに満ち溢れている…。
  そんな三日目の朝は、上田駅前の宿を八時に立つ。
  向かう先は、「ケータイ国盗り合戦」の「夏の陣」の対象、戸隠神社
  国道十八号線で長野市内に入り、善光寺の裏手から山道へと入る。
  一つ曲がり角、一つ間違えて、迷い道くねくねしたが、辿り着く。
  最初、「宝光社」を参拝すると、戸隠神社は五社有ると言う。
  と言う訳で、続いて「中社」を詣で、思い付きで「奥社」にも行ってみよう。
  然し、考えが甘かった…。
  革靴で歩き難い恰好にも拘わらず、砂利道、山道を三〇分以上も歩くと、
  涼しいのに汗だくだし、足は怠いし、安易な気持ちで山に行くものではない…。
  正午に戸隠神社を出発し、山道を転がり落ち、善光寺へと戻る。
  参拝を済ませ、参道を下り、そろそろ昼御飯の心配をしてみる。
  「ぱてぃお大門 蔵楽庭」と言う、店舗が密集した一画に、魅惑的な店を発見。
  洋食が一通り揃っている様で、此の旅は和の物が多かったので、
  そろそろ身体が欲する頃合いだろうと、此方に飛び込みで入ってみる。
  席に着き、メニューを捲れば、肉肉しさ満載だ。
  其の中で、一際目を惹くのが、「みゆきポーク香草ステーキ」と言う代物。
  御値段も宜しいが、旅の最後なので、奮発してみるか。
  炭水化物は白米か塩麺麭が選択出来、勿論、白米で、飲み物は冷やし珈琲で。
  生野菜とプースーで時間を繫いでいると、熱熱の鉄板が運ばれて来る。
  ドーンと、分厚い豚肉が鎮座し、可也の迫力、破壊力を感じる。
  不器用に切り分け、御後は、日本人なので箸で頂く。
  「みゆきポーク」は、飯山市で五軒だけの養豚農家が育てている産地銘柄豚で、
  高い飼養技術と芋やキャッサバ等を多く取り入れた特別配合飼料で飼育し、
  締まりが有って軟らかな肉質と、脂質の甘味とコクが売りと言う。
  そんな貴重な肉が、分厚く切られ、最も厚い所で二センチメートルは有ろうか。
  嬉しくなってしまうよね、おぢさんは…。
  頬張れば、確りとした弾力、噛み応えが有るが、パサパサした硬さは無く、
  ジューシーで、さっくりとした食感さえ感じられる。
  味付けは、橄欖油の香りが良く、大蒜と合法ハーブ類の風味が効いている。
  此のテレレで口を濯ぎたい程…。
  御飯の量が少ないので、勿論、御数っ喰いではないので、御数が余ってしまう。
  丼飯で掻っ込みたい感じだが、「西洋料理店」と謳ってあるしね…。
  付け合わせは人参、隠元、茸のバター炒め、揚げじゃが芋。
  口の周りを油でギラギラさせて店を出るポンコツ中年。

~御負け~
戸隠神社宝光社。
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戸隠神社中社。
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戸隠神社奥社へと続く杉並木。
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戸隠神社奥社。
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