続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「滝野川大勝軒」【池袋】

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◆「滝野川大勝軒」【池袋】

 ◎「もり生玉子」八五〇円

 …先週金曜日。
  何時の事だか思い出してごらん、あんな事、こんな事、有ったでしょう、
  そんな事を言われても、とっくの疾うに脳味噌の皺が無くなり、
  トゥルットゥルのツルッツルで、認知症の様な状態だ…。
  先週火曜日から、怒濤の十一連勤に突入したが、何とか今日二十九日を、
  無理矢理代休を充て込み、心身が崩壊するのを阻止する。
  所定の公休日日数も消化出来ない事が確定し、一体、何日代休が有るのか…。
  四十二日迄は数えたのだが、今月で四十四日に増えるのだろうか。
  嗚呼、人並みにきちんと休みたい…。
  さて、此方に御邪魔したのも、随分と遠い昔の様で、記憶も覚束無い。
  此の日は久方振りに池袋に出勤し、午後は例によって流刑地に出向くが、
  其の前に、普段は昼御飯なんて食べている暇も無いが、偶にはね。
  僕だって、人間らしい暮らしをしてみたいので…。
  食事も摂れず、ずっと動きっ放しの暮らしをしている御蔭で、
  今年の春先に、人生最重量の八十三キログラム迄達した体重も、
  今週、遂に、標準体重の七十二キログラム迄落ちた。
  此れは、痩せたのではない、窶れたのだ…。
  先週金曜日に遡り、今、色々と話題の此方へと出掛けてみる。
  騒動後、初めて御邪魔したが、待ちは無く、以前より空いている印象。
  あの一件は、客からしたら如何でも良い事だが、対応を見る限り、
  此の「滝野川大勝軒」も属する「のれん会」の方が印象が悪いのは確かだ。
  取材も全て拒否し、仲裁も突っ撥ねては話に成らないわね…。
  さて、此の日は何時もの「ラーメン」ではなく、偶には「もりそば」を。
  「東池袋大勝軒」系列で「もりそば」を頂く時は、生玉子を付けるのが好きだ。
  以前、間違えて「もり玉子」にしてしまったので、間違えず「もり生玉子」で。
  券売機で食券を購入し、空席にすんなりと案内され、出来上がりを待つ。
  十三時と言う時間も有ろうが、騒動の影響で客足は如何なのかしら。
  空腹をグッと堪え、待つ事十五分でつけ麺登場。
  早速、麺を手繰り、茶褐色のつけ汁にどっぷりと浸して啜ろう。
  つけ汁は拳骨、豚足、鶏を基本に、挽き肉や魚介の風味を加えると言うが、
  此方のは濃厚で、魚粉も結構な量が入り、すっきりとした旨味と言うより、
  動物系のパンチの効いた味わいが突出しており、個人的には好みだ。
  油分が多目で、サラッとした「東池袋大勝軒」系の中では可也の濃い目。
  砂糖も大量投入されていると見え、甘味も強めに感じられる。
  然し、酢も入っているので、さっぱり感が有り、矢張り旨いな。
  油層が構築されている所為か、冷め難いと言うのも助かる。
  麺は、生玉子の白身を絡ませ乍ら頂けば、甘味と滑らかさが増して良い。
  自家製麺は相変わらず旨く、ツルツルし過ぎず、かと言ってボソボソでもなく、
  腰も弾力も張りも艶も有り、際立った特徴は無いが、啜り心地が良い。
  具の叉焼は、切り落とし、くず肉も含め、結構な量が入っている。
  味も確りと染みており、むっちりとした噛み応えの物や、軟らかい物も有る。
  麺麻もたっぷりと入り、此れは心丈夫で嬉しいわね、毎回。
  麺を食べ終え、大団円は、生玉子を割らずに、つけ汁に黄身を投入し、
  つけ汁と一緒に啜り、口内で割り、混ぜ合わせ、味わいを愉しむ。
  如何してこうも、玉子は人を幸せにして呉れるのだろうか。
  太ると分かり乍らも、つけ汁は全て飲み干し、痩せた分を補う駄目中年…。