◆「馳走麺 狸穴」【池袋】
◎「濃厚つけ麺(大盛)」八〇〇円
…火曜日。
此の日も朝から池袋に向かい、午後からBOOK厚木に出掛けるが、
帰りは終電車に間に合うか如何かと言う時間迄掛かりそうで憂鬱だ…。
午前中は残務や宿題を遣っ付け、肩凝り、目のショヴォショヴォに悩まされる。
息抜き、気分転換も兼ね、十三時前に会社を飛び出し、池袋の街に放たれる。
外は涼しくて、暑がりのデヴには丁度良く、心地好く、清々しく過ごせる。
第一、汗を掻かなくて良いのが助かる。
流石に、電車内や社内では汗ばむが…。
相変わらず、池袋では何を頂こうか、悩むと言うか、考えるのが億劫な程。
頂きたいラーメンも大方決まってしまっており、かと言って新規開拓も面倒。
況してや、ラーメン以外の食べ物なんぞ、何を頂いて良いかが分からない。
皆、何を食べているんだろうか、本当に謎だ…。
外す事無く、旨いラーメンを頂けるので無難だ。
隣の「馳走麺 狸穴」は、何時もは行列が長いが、此の日は先客一名のみ。
此れはもう、此の機会に食べなさいと言う思し召しだろう。
と言う訳で、此の日は「マミちゃんのアナ○」、「狸のアナ○」に決定。
池袋は「鶏のアナ○」も在るし、穴が多く、穴が有ったら挿れたい!
すみません、取り乱しました…。
二〇一三年六月十三日以来、実に二年六ヶ月振りの訪問。
先に店内の券売機で食券を購入するが、決まって「濃厚つけ麺」で。
麺の量は並盛りから特盛り迄が同一価格だが、「大盛」にして置こう。
一旦、外に出て待ち、五分足らずで店内に通され、着席する。
其れから一〇分強で、久し振りにつけ麺と対峙する。
盛り付けが変更に成っており、麺の上に具が配されている。
其の具をつけ汁に移してから、頂く事にしよう。
俗に言う「またおま」系なので、あの感じだ。
麺を手繰り、つけ汁に浸し、一気に啜る。
つけ汁は、コクの有る甘味、切れの有る酸味、程良い辛味、
此の三つの均整に徹底的に拘り抜いたと言うのが触れ込み。
鶏ガラを基本に、魚介と豚骨で出汁を採り、鶏足をふんだんに使用している為、
コラーゲンをたっぷり含んでおり、安心感、安定感の有る味わい。
麺は茶色を帯びた太麺で、大盛りで三六〇グラム有ると言う。
噛むと歯を押し返さんばかりの腰と弾力が、力強さを感じさせる。
つくづく、つけ麺は、麺が確りと水で〆られ、冷たい状態で頂くのが一番。
「あつもり」は如何も駄目で、麺の旨さを半減させてしまう気がして成らない。
特筆すべき点は無いが、及第点の出来で、先ず先ずか。
つけ汁に投入されている麺麻も、可も無く不可も無く。
他には三つ葉、鳴門、海苔が加わり、最後はつけ汁をグイッと飲み干し、
確りと塩分、熱量を充填し、死への階段を一歩ずつ上る駄目中年…。