続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば 青葉」【大宮】

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◆「中華そば 青葉」【大宮】

 ◎「特製つけめん」九五〇円

 …三連休もあっと言う間に最終日。
  新年早々、こんなに疲労していて大丈夫だろうかと考えてしまう。
  慢性疲労がずっしりと身体に圧し掛かっている感じで、絶えず身体が怠い。
  此れが、寄る年波と言う物なのだろうか。
  無駄にと言えども、四〇年も生きて来れば、身体の耐用年数を迎えていよう…。
  昨晩は呑んで午前様で帰宅し、気絶する様に眠る。
  今朝は九時前に何とか起き出し、風呂に入り、身支度を整える。
  七日に四〇と成り、前厄に突入したので、一応、厄除けに行ってみよう。
  例え、厄年で絶命予定と言えども、万が一、生き長らえれば儲け物だ。
  新春の氷川神社は未だ混雑しており、祈祷の待ちも佃煮にする程に居る。
  受付を済ませ、避難小屋の様な場所で三〇分程待ち、拝殿に案内され、
  一〇〇人近い人間が一斉に、何処かの新興宗教の様に御祓いを受ける。
  札を受け取り、心成しか清らかに成った心持ちで、氷川神社を後にする。
  さて、腹も減ったので食事をしようと、彼是と思案する。
  久し振りに「蒙古タンメン 中本」が良かろうと向かえば、店外に大行列。
  今年もツイてないね、ノッてないね…。
  次なる当ては、何とは無しに、偶には此方で。
  言わずと知れた、ダブルスープの元祖とも言うべきラーメン店。
  待ちも無く、空席も有り、即決で店内に入り、券売機で食券を購入。
  前回は二〇一四年一〇月二十五日で、一年二ヶ月半振りだが、
  其の際は「特製中華そば」を頂いたので、今回は「特製つけめん」で。
  着席し、冷水を呷っていると、五分強と、思ったより早く配膳される。
  予想外の早さに驚いてしまうが、こちとら短気なので有難い。
  さあ、麺を手繰り、つけ汁に浸して啜ろうかね。
  「中華そば 青葉」のラーメンと言えば、東京ラーメンと九州ラーメン、
  両方の良さを取り入れた物で、東京ラーメンは香り高い和風出汁と、
  九州ラーメンの濃厚なコクを合わせたダブルスープが最大の売りだ。
  九州ラーメンの豚骨、鶏ガラと言った動物系スープから脂を分離し、
  コクだけ残したスープと、其れに負けない様な濃い、鰹節、鯖節、
  煮干しと言った魚系の和風スープを別々に抽出して合わせると言う。
  そして、一般のラーメンの約三倍のゼラチン質が含まれていると言い、
  豚骨、鶏ガラを贅沢に使って実現したと言い、ゼラチン質豊富なスープは、
  濃厚な上、脂分や塩分を控える事が出来、塩分は一般の約三分の二だと言う。
  又、ゼラチン質は、美肌効果などで注目されているコラーゲンと略同じ物で、
  化粧品や食品に使用されているコラーゲンの大半は、豚から抽出した物の為、
  女性を始め、僕の様な美肌を心掛けているおっさんにも御薦めと言う。
  矢張り、久し振りの此方のを頂くと、ホッと落ち着くと言うか、
  懐かしさを感じ、今の魚介系豚骨ラーメンの源流に遡った様な感覚だ。
  油分が多目で、黒胡椒の味わいも効いているが、うん、良いね。
  麺は細く、緩やかな縮れの有る麺だが、好みに依り、数量限定で、
  手打ち風の太麺に変更出来ると言うが、言い出す勇気が無く、普通の麺で…。
  つけ麺の割りに、麺が細く、頼り無さ気と感じるが、其れは杞憂だ。
  饂飩と中華麺の良さを合わせた物で、此方で開発した物を使っていると言い、
  特に小麦の風味を活かす為、作り立てに拘っていると言う触れ込み。
  ポキポキと言う力強い腰が心地好く、冷水での〆も抜かりなく施されているが、
  水切りは甘目で、丼の下には水が溜まってしまっているのだけが残念。
  細麺で此れだけのコリコリと言う歯応えが実に愉しい。
  具の叉焼は赤身が多目の物で、ホロっと解れる軟らかい物で、悶絶しそうだ。
  難点は、此方には叉焼つけ麺と言う物が無いのだ…。
  麺麻は長目の物で、シャキシャキとした歯触りの物。
  味付け玉子は黄身がトロトロで、此れ又、何とも秀逸で最高だ。
  当然、最後はつけ汁を飲み干し、折角の厄除けを無駄にしてしまう駄目中年…。