続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「喜多方ラーメン坂内 小法師」【岩槻】

イメージ 1

◆「喜多方ラーメン坂内 小法師」【岩槻】

 ◎「焼豚ラーメン」九四〇円

 …日曜日。
  世間様は三連休の最終日だが、僕からしたら、二連休の最終日。
  前日は朝早くから、御近所さんと会津方面へと出掛け、帰ってから飲酒し、
  カラオケに行き、翌日も呑む約束をし、酒浸りの休日。
  心臓と背中の痛みに加え、胃痛も発症していると言うのに、命を鉋で削る。
  阿藤 快と前田 健が、三途の川の向こうから手招きしている様な幻覚が…。
  大滝詠一師匠の元に旅立てるなら、永遠のロングヴァケイションも良いか。
  安眠より永眠の方が、ゆっくり休めるし…。
  さて、此の日は朝から動き出し、晩の御近所さんとの酒宴の買い出しに出る。
  越谷で野暮用を済ました後、帰り道に思い付く。
  前日、喜多方へと行くも、一〇〇人近い大行列で「坂内食堂」を諦めたので、
  姉妹店のチェーンの方なら良いだろうと、岩槻インターチェンジ近くの此方へ。
  此方は一〇年以上前に一度だけ御邪魔した事が有り、最近では、
  池袋で「喜多方ラーメン坂内 池袋サンシャイン店」に昨年訪店したかしら。
  チェーン店とは言え、此方も何時も混雑しており、待ちが発生している。
  名前を記入して待ち、十五分程で店内に通される。
  前日の「松食堂」同様、叉焼が沢山乗ったのが良かろう、と言う訳で、
  「焼豚ラーメン」を発注し、此れから始まる豚祭りに期待する。
  だから、心臓と背中が痛くなるんだよ!と言う突っ込みは無視する事にする…。
  一〇分程でラーメンが遣って来る。
  麺が叉焼で見えないと言うのは、如何してこんなに心躍るのか。
  中山美穂じゃなくても、WAKUWAKUしてしまう。
  いざ、蓮華を手にして、先ずは澄んだプースーから啜ろうね。
  意外な事に、鶏ガラかと思いきや、豚骨の旨味だけを時間を掛けて、
  じっくり炊き出した、あっさりしているのにコクが有る透明スープが売り。
  すっきりしているのだが、後を引く様な味わいが印象的で、塩気も確り有る。
  麺は手揉みの平打ち熟成多加水麺との事で、ツルツルした口当たり。
  緩やかな縮れがプースーと絡み、強烈な腰や弾力こそ無いが、此れは此れで。
  さてさて、叉焼、否、此方では「焼豚」と言う様だ。
  其の焼豚は、余分な油を落として、蕩ける様な軟らかさに仕込み、
  熱量控え目、量感たっぷりの特製焼豚と言う売りだが、脂に余分な物は無いよ。
  落とした脂も欲しい位…。
  豚バラ肉で、赤身と脂身の均整が取れており、味付けも確りしている。
  赤身の部位は適度な噛み応えと、繊維に沿って解れる軟らかさが最高で、
  脂身の部位は諄さ、執拗さが無く、トロントロンに蕩ける、参っちゃうね。
  本家「坂内食堂」では「肉そば」は九五〇円の様なので、一〇円安きゃ良いね。
  プースーも粗方飲み干し、汗だくで退店するポンコツ欠陥品おぢさん…。