続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「滝野川大勝軒」【池袋】

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◆「滝野川大勝軒」【池袋】

 ◎「ラーメン」八〇〇円

 …先週金曜日。
  先々週、心臓の検査を受け、大きな問題は無いと言われて以来、
  心の何処かで不安は有るものの、何と無く、健康に成った気がしないでもない。
  病は気から、気の持ち様と言うが、不整脈が出さえしなければ、
  不安は感じられなくなるが、胸痛や背中に痛みが有ると、ドキッとしてしまう。
  赤道小町じゃないけれど…。
  さて、話は遡って五月二十七日。
  此の日は池袋で仕事をし、午後からBOOK厚木へと出掛けるので、
  其の前に昼御飯を摂ってみようと、池袋の街を彷徨く。
  当て所無く、優柔不断も相俟って、彼方此方を彷徨う。
  何れも決め手に欠け、さて、困った時は此方に御厄介に成ろう。
  待ちも無く、すんなりと入店出来そうなので。
  木戸を開けて店内に入り、券売機で食券を購入しよう。
  三月十六日以来、二ヶ月半振りだが、前回に続き、無難に「ラーメン」で。
  勿論、「もりそば」も良いのだが、最近、「東池袋大勝軒」系統では、
  ラーメンの方が美味しいと感じる様に成り、此れも歳の所為かしら…。
  カウンター席の合間に挟まり、食券を提示し、出来上がりをヂッと待つ。
  厨房の奥からは、店主氏の大きな声が聞こえ、最早、此方の名物でもある。
  厨房内は何時もの三人体制で、てんぷくトリオと同じ編成。
  十五分弱でラーメンの御出座しで、一気に食欲が増進する。
  相変わらず、濃厚、濃密なプースーは、見ているだけで唾液腺が痛くなる。
  左手に蓮華を持ち、早速、プースーから啜ってみよう。
  表面に油層が構築され、冷め難い構造に成っており、猫舌泣かせのラーメン。
  おぉ、動物系の出汁のパンチがガツンと、舌を撃ち抜き、脳味噌を揺さ振る。
  此のコクを堪能した後、魚介系の出汁がふんわりと後を追い掛けて来る。
  拳骨、豚足、鶏を基本に、挽き肉や魚介の風味を加えると言うが、
  他の「東池袋大勝軒」系統のどのラーメンよりも濃厚で、群を抜いて好きだ。
  其の熱々のプースーの奥底から麺を引っ張り上げれば、湯気が濛々と立ち上る。
  真っ直ぐの自家製麺は、シコシコした食感が相変わらず心地好く、
  腰、張り、弾力の三拍子揃っており、此れ又、唸る程に好きだ。
  具の麺麻がたっぷり入っているので、麺麻を一本、御数として口に入れ、
  麺を炭水化物として啜ると言うのが、交互に延々と出来るのが嬉しい。
  叉焼は、肩ロースの部位だろうか、豚臭さが有り、パサつき気味のも有ったが、
  腿肉と思しき部位の物は、むっちりとしつつも軟らかくて秀逸な物が最高だ。
  毎回、二種類入っていると思われるが、部位にも依るが、出来の差が有るな。
  勿論、好みの問題も有るが、矢張り、解れる様な軟らかさの物が良いわね。
  汗だくで食べ終え、月末なのに贅沢をしてしまい、些か後悔する駄目中年…。