◆「餃子の王将」【加茂宮】
…何とか漕ぎ着けた週末の休日。
真面に土日に休めるのも、今週が最後だろう。
此の後は地獄が待ち構えている…。
朝はゆっくりと、だらだらと、極めて自堕落に、非生産的に過ごすも、
気温の上昇で、只でさえ怠い身体が損傷を受け、もっきりと心も折れる。
十二時を廻り、十三時からの野暮用を前に、ちょいと一杯飲ろうかね。
暑気払い、景気付けと行こう。
◎「生ビール(中)」四九六円
…方向的に、此方位しか飲めそうな店が無いので、仕方無く飛び込む。
一時期の混雑は落ち着いたのか、昼時だが空席が有る様だ。
カウンター席に腰掛け、先ずは休日の御愉しみの昼間っからルービー。
銘柄は「アサヒスーパードライ」の様だが、味の違いも分からないので、
何処のでも構わず、要は、冷えていて、酔っ払えりゃ良いのだ。
◎「餃子」二五九円
…勿論、ザーギョーも頂かない訳には行かない。
何チャラセットでも良いのだが、食べ過ぎても何だし、単品で発注。
個人的には、餃子と言えば、「ぎょうざの満洲」の方が好みなのだが、
偶には、趣きを変え、違った味を頂くのも良かろう。
前回頂いたのは、二〇一四年十二月二十九日なので、約一年半振りか。
一粒は決して大きくないが、綺麗な焼き目も付いて、表面はカリッと、
実に香ばしい焼き上がりで、軽い感じで頂ける。
何でも、小麦粉、豚肉、キャベツ、韮、大蒜、生姜を国産食材にした様で、
其れは心丈夫で、何処かの赤い国の食材なんか、食べられたもんじゃない!
餃子には漏れ無く段ボールが入っていそうで…。
◎「焼めし」四八六円
…麦酒も二杯目に取り掛かり、サッと、〆に炭水化物を頂こう。
無難にラーメンでも良いのだが、ラーメンなら、此方で頂く必要が無い。
普段、外で食べられない物が良かろうと、「焼めし」、即ち、炒飯をば。
外で食べる炒飯が、こんなにも蠱惑的で旨い物だと知ったのは最近だ。
ずっと、家で食べる物と言う認識だったが、外で食べる其れは、全くの別物だ。
米粒のぱらつき加減が違うし、何だろう、味付けが何とも言えない旨さだ。
生憎、此方の炒飯は僕が理想としている味付けではないが、米粒の解れ具合、
具が叉焼、玉子、葱のみと言う潔さに関しては、及第点だ。
緑豆とか要らないので…。
麦酒を二杯のみ、灼熱の炎天下を歩いて、背脂が溶け出すポンコツおぢさん…。