続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ 北浦和店」【北浦和】

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◆「ジャンクガレッジ 北浦和店」【北浦和

 ◎「ラーメン(並)」七〇〇円

 …昨晩。
  其れにしても、何なんだ、昨日の暑さは!
  「いや~、暑いね、寅さん!」と、汗を拭き拭き、タコ社長が来そうな暑さ。
  片時もタオルが手放せず、常に汗が噴き出している状態にストレスが溜まる。
  そんな暑さを吹き飛ばすべく、昨晩は久し振りに同僚の方々と暑気払い。
  北浦和の「生ラムジンギスカン 十勝平野」にてギスカンを頂き、
  久方振りに羊肉を炙り、喰らい、二次会は「串カツ 田中」でホッピーを飲り、
  さてと、〆に取り掛かろうと、並びに在る此方へ突撃しよう。
  まあ、最初から、最終的には此方で〆ると言う算段は付いていたのだが…。
  二次会迄は三人だったが、此処で二人へと減る。
  店内は先客一名のみで空いており、入って呉れと言っている様なものだしな。
  店内に入り、ヘベのレケの状態で券売機と向き合う。
  幾ら、前後不覚の酩酊状態でも、此方の豚が駄目に成ったのは分かっており、
  流石に「子豚増し」にすると言う暴挙は慎み、普通に「ラーメン(並)」で。
  冷水を汲み、食券を提示し、着席する際、無料の乗せ物を訊かれる。
  今週は「ラーメン二郎 池袋東口店」で、仕事中の為に大蒜を入れられず、
  非常に悔しく、物足り無さを感じたので、此処は矢張り「全増しで」と告げる。
  偶の土日休み、羊を喰らい、ホッピーを鯨飲し、全部増したって良いかろう。
  法に触れている訳じゃなし。
  一〇分程で、ベロンベロンの酔っ払いの前に、丼が差し出される。
  相変わらず、プースーの量が少ないな…。
  蓮華を捻じ込む様にしないと掬えず、「まぜそば」と見紛う程の量。
  其のプースーを啜れば、化学調味料の味わいがヴィンヴィンと伝わって来て、
  何ともケミカルな感じだが、良いのだ、此れで。
  拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮する為に余分な水分を飛ばし、ゼラチン質が多いトロトロした、       
  其の凝縮スープに背脂を入れる事で、其の凝縮されたスープにコク、旨味、
  甘味を与え、麺との絡みが格段に増し、混ぜた瞬間に麺を離さない、
  パンチの効いた濃厚なスープと言う触れ込みだが、昔程の衝撃は今は無い。
  現「ジャンプ」の御店主が取り仕切っていた頃の面影は、今は昔だ…。
  さて、野菜の山には、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛ける。
  其処には背脂も降り注がれており、シャキシャキとクタクタの中間の茹で加減、
  此れも相俟って、野菜嫌いの僕でも難無く、寧ろ、好んで食べ進められる。
  麺は、特注の強靭な腰を持つ、ゴワゴワした極太麺で、「ニッセーデリカ」製。
  強力粉のオーションだけで打たれた麺は、強い小麦の風味を持ち乍らも、
  独特の食感を持つ逸品で、ジャンクなスープに負けない強靭な歯応え、
  食べ応えを持つ極太麺と言う売りだが、此れも昔の麺の方が、今更だが好きだ
  浅草開化楼」製のあの縄暖簾の様な、無骨で、野性味溢れるあの麺が恋しい。
  今の麺は、随分と表面がツルツルしてしまい、物足り無さは否めないが、
  其れでも、刻み大蒜が其れなりに絡んで来るので、其れが補填して呉れている。
  問題の豚だが、見るからに戦意喪失だ。
  白茶けた其れは、硬くパサパサで、豚の臭味も出てしまっており、
  全盛期の面影は丸で無く、全くの別物で、増したいと言う気持ちは殺がれる。
  もう、あの良い時代は訪れないのだろうな…。
  ならば、「ジャンプ」に行け、と言う事だろう。