◆「濃厚つけ麺 まるや」【いわき】
…先週水曜日。
此の日から一泊で旅に出て、宿はいわきに取る。
「地魚料理 旬」で魚を堪能し、〆は敢えて我慢して店を後にする。
ラーメン店を検索し、「麺遊心」と言う店に目星を付けて出掛けるも、
何てこったい、閉店時間を過ぎていた様で、駄目だ此りゃ…。
本当、粗忽者で困る。
仕方無く、其の道すがらに見付けた、チェーン店らしき此方で妥協する。
◎「生ビール(ジョッキ)」五五〇円
…店内に入り、カウンター席に腰掛けるも、獅子てんや・瀬戸わんやな雰囲気。
団体客が居るのか、慌ただしくしている。
そんな合間を縫って発注を済ませ、先ずは仕上げのルービー。
暑いので、水分補給代わりにゴクゴク行ける。
◎「醤油つけ麺(並)」八四〇円
…さて、〆はつけ麺にするべく発注を済ませ、麦酒で間を繫ぎ、
十五分程で運ばれて来たのを見て、ドッと汗が出る。
何と、つけ汁がグツグツと音を立てて、丸で、地獄谷の様に煮えている。
猫舌、汗っ掻きからしたら、苦手なつけ麺だ。
失敗したかな…。
気を取り直して、麺を手繰り、暴れ狂うつけ汁に浸して啜る。
プースーは鹿児島桜島地鶏を一〇〇パーセント使用し、丸ごと強火で、
じっくりと炊き上げ、旨味だけを搾り出したコラーゲンたっぷり鶏白湯と言う。
ややとろみが有り、濃厚と言う迄ではないか。
何だか、酸味が感じられ、此れは醤油ダレの味わいだろうか。
鶏白湯と言う事で、もっと円やかで、芳醇な味わいを想像したが、
如何も、此の酸味が気に成ってしまう。
器は熱を逃がし難い美濃焼きを使用していると言うが、夏場はきつい…。
麺は、厳選した最高級小麦を使用し、スープに負けない食感と喉越し、
と言う触れ込みだが、表面はざらつきが有り、腰は余り効いておらず、
モチッとはしているが、腰が弱いので、良い食感とは言い難い。
取り敢えず、腹を満たす事だけは出来たので、良しとしよう。