続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「焼肉 森林」【大宮】


◆「焼肉 森林」【大宮】

 …昨晩。
  一〇連勤明け、十一日振りの休日の昨日は、颱風襲来で朝から引き籠り。
  此の颱風の中、仕事に行かなくて良いと言うのも有るが、折角の休日に、
  何も出来ないと言う切なさも有るが、家でゆっくり静養しろと言う思し召しと、
  良い方に解釈し、日がな一日、何もせず、脳味噌が溶け出してしまう程に、
  非生産的に、極めて自堕落に過ごし、時刻は既に十八時。
  颱風も通過し、雨も上がったので、晩は一〇連勤の打ち上げにと、
  先月も御邪魔した此方で肉を喰らおうと、大宮の街へと繰り出す。

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 ◎「アサヒドライプレミアム」六二六円
 …店に着き、席に通され、先ずはルービー発注。
  日中、家でも呑まずに我慢したので、此の日の口開けだ。
  普段、密造酒の様な安い似非麦酒しか呑まないので、此の手の高級麦酒は、
  何だか緊張してしまいそうだが、矢張り、「スーパードライ」の上を行く、
  「ドライプレミアム」なので、旨さは格別、爽快感が突き抜ける。

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 ◎「ナムル盛り合わせ」無料
 …前回初めて御邪魔した時に頂いた「白センマイ刺し」の味が絶妙で、
  是非とももう一度頂きたいと、一ヶ月間思い続けて来たが、此の日は無く、
  代わりに「タンもとキムチ」を発注する。
  程無くして、「タンもとキムチ」が出て来る迄に時間を頂戴するからと、
  其の間、此の「ナムル盛り合わせ」で時間を繫いでいて呉れと言う。
  何と言う好感接客、神対応なのだろうと、感涙に噎んでしまいそうだ。
  此れだけで十分に満たされそうだ。
  ナムルは、豆萌やし、菠薐草、薇、紅白膾の四種類。

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 ◎「タンもとキムチ」四一〇円
 …程無くして、本来発注した「タンもとキムチ」が配膳される。
  別段、待たされたと言う感じも無く、全く苦にならない時間だったが。
  さて、此れはと言うと、タンもとをキムチと胡麻油で和えた物と言う。
  初めて頂いたが、此れは酒が進んでしまうな。
  タンは茹でた物だろうか、程好い弾力と噛み応えが有るが軟らかく、
  キムチの辛味と良く合い、麦酒を御替わりしてしまう。

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 ◎「牛タン3種盛り」三五四二円
 …さて、此方の主役である牛舌を頂こうではないか。
  前回も頂いた、此の三種盛り合わせが手っ取り早く、全てを堪能出来る。
  「タン塩」、「厚切りタン」、「タンさきのみそ焼き」の三品。
  先ずは、此の「牛タン3種盛り」でないと頂けない「厚切りタン」から。
  此の厚さは参ってしまうな、と言う位に分厚く、心躍ってしまう。
  四面全てを軽く炙って火を通し、搾った檸檬汁を塗して頬張れば、
  表面はカリッと香ばしく、中は蕩ける半生状態で、馬鹿に成りそうな程に旨い。
  何なの!?馬鹿じゃないの!?と言いたくなる位に、心底旨い。
  お次は「タン塩」。
  高品質な生舌の旨い部分だけ切って提供すると言い、厚さは五ミリメートル程、
  其れでも、鉋で削った様な牛舌を出す焼肉屋が有る中、此れは立派だ。
  こんなデープキッスなら、濃厚に舌を絡めてやりたい。
  「タンさきのみそ焼き」は甘辛いテレレに漬け込まれており、此れは又、
  御飯が欲しくなる味で、おぢさん、一〇連勤頑張って良かったよ…。

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 ◎「信州和牛ハラミステーキ 」一四九〇円
 …此れ又、前回も発注した腹身を行ってみよう。
  豪快に一枚、ドカンと出て来た肉塊を、網の上で炙って食す。
  信州和牛の腹身を一枚焼きの形で頂くなんぞ、肉肉しい以外の言葉が無い。
  焼き上がったら、鋏で切って頂く。
  何にしてもそうだが、焼き過ぎは禁物だ。
  肉質が硬く成ってしまうし、味が害われてしまう。
  半生程度で、ギューッと噛み締めて肉の味わいを堪能すると、うん、最高だ。

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 ◎「かみのやま カベルネ」三八八八円
 …良し、もうこう成ったら、葡萄酒も行っちまおう。
  葡萄酒の味なんざ、此の馬鹿舌じゃ分からないが、酔えりゃ良いのだ。
  山形県「かみのやま」産葡萄使用で、樽熟成原酒を配合する事に依り、
  華やかな果実香と仄かな樽熟成感が調和し、均整の良い味に仕上がったと言う。
  麦酒二杯で、疲労も相俟って、既に良い心持ちなので、訳が分からない。
  炭酸の抜けたファンタみたいな感じと言うのは分かる。
  こんな貧乏舌の馬鹿舌に呑ませる酒じゃないのだろうが…。

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 ◎「タン塩」一四九〇円
 …折角、葡萄酒を発注したので、もう一度、デープキッスをしてみたい。
  何だろう、本当、一々旨いんだよナァ。
  絶妙な迄に、厚過ぎず、薄過ぎず、軟らか過ぎず、硬過ぎず、
  塩ダレの味わいも最高で、此れは本当、病み付きに成るわぃ。

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 ◎「レバー」無料
 …葡萄酒に合いそうな、濃厚な味わいのレバーを頂こうと発注する。
  すると、AIKA様似の若くて美しい店員氏が、一人前取れなかったのでと、
  無料で振る舞って呉れると言う、此の日二度目の神対応
  此の分だけでも支払っても全然構わないのに…。
  サッと軽く炙る程度で頂けば、濃厚な風味が鼻腔を駆け抜け、嗚呼、旨い。
  葡萄酒と合わない訳が無いが、こちとら、酒の合う合わないすら分からないが、
  要は、旨きゃ何でも良いのだ。

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 ◎「ニンニク焼き」六二六円
 …一〇連勤、否、七月十六日から始まった此の夏の狂った忙しさで、
  心身共に襤褸襤褸の状態なので、ちったぁ元気に成ろうと、大蒜を摂取しよう。
  普段、大蒜はラーメンでしか摂取出来ないので、偶には丸の儘で。
  橄欖油に浸され、網の上でグツグツと焼いて頂く。
  焼いた大蒜はホクホクとして軟らかく、仄かな辛味と甘味が同居する。
  おぢさん、無駄に精を付けてしまったよ…。

 麦酒二杯、葡萄酒一本ですっかり酩酊し、独り、大宮の街を彷徨う駄目中年。
 「ポンコツおぢさん、大蒜摂取をハシゴする」の巻は次週公開かな…。