続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

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◆「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

 ◎「エビ味噌」八九〇円

 …先週火曜日。
  束の間の一日のみの休日も明け、此の日は朝から池袋へ。
  毎日毎日、蟹工船に乗船する暮らしなので、池袋へと赴く事も稀だ。
  本来の職務が全う出来ない程、人手不足の穴埋めに奔走しているので…。
  池袋の奥まった場所に移り、ひっそりと残務を熟す。
  十四時に迫ろうと言う時間に成ったので、夕方からの乗船に備え、
  漁協を後にし、波止場へと向かう。
  其の前に、最後の晩餐宜しく、偶には真面に昼御飯を食べて置きたい。
  十一月に成ったので、毎度の此方の月替わり限定麺を頂かないといけない。
  危うく、先月で途絶えそうに成ったが、何とか繋がったので今月も。
  一応、今年の限定メニューを振り返って置こう。
  一月は「とろーりチーズのチゲらーめん」、二月は「トリミソラシド」、
  三月は「とりちゃんぽん。」、四月は「トマトつけ」、
  五月は「くまもと応援 鶏まーゆ」、
  六月は「ハニーマスタードあえ麺 とりのプーさん」、
  七月は「冷やし中華始めました 梅雨梅梅(つゆばいばい)」、
  八月は「あっさり冷やし塩らーめん」、九月「タイ風ヌードル タイフーン」。
  先月は「みどりぃぃぃぃ!」と来て、今月は何だろうか。
  店頭の貼り紙を見ると、「エビ味噌」と其の儘、何の捻りも無い直球。
  ネタ切れなのか、思い付かなかったのか、面倒臭かったのか…。
  券売機で「限定麺」の釦を押して、食券を購入して店内へ。
  僅かな空席を見付け、腰掛け、食券を提示し、温い水を受け取る。
  毎回、コップが食器洗浄機で洗い立ての熱熱の物なので、冷水も温くなるのだ。
  十四時過ぎと言えども、此方は何時も流行っているな。
  さて、一〇分強で、御目当ての「エビ味噌」の御出座しだ。
  立ち上る湯気が既に、甲殻類の薫りを発しており、匂いを嗅いだだけで、
  足の親指が腫れて居たくなりそうな感じで、海老がヴィンヴィン主張している。
  早速、蓮華を手に取り、先ずはプースーから頂いてみよう。
  特製海老味噌ダレと鶏白湯スープを合わせたと言う謳い文句の通り、
  海老のふんわりとした風味と、鶏白湯の円やかなコクが調和している。
  海老の味わいは仄かに感じられる程度で、主張は強くなく、個人的には、
  もう少し、ガツンと、海老らしさが伝わって来ると宜しいかと思う。
  全体的にプースーは甘目で、くっきりとした輪郭の有る味わいと言うよりは、
  丸味を帯びた、角の無い、悪く言えば、ぼんやりとした味わいに映る。
  其れでも、此方の鶏白湯の味わいは秀逸で、円やかさと滑らかさが最高だ。
  麺は中太と言った感じで、何時もの細麺とは趣きが違う。
  冬向けのラーメンと言う事も有って、太麺の方が合う様に仕立てたのだろう。
  モッチリとした弾力で、とろみの有るプースーとも良く絡む。
  具に目を転じると、今回は具沢山だ。
  其の儘の海老が三尾入り、更には海老団子が二個、海苔と菠薐草、白髪葱。
  海老団子は擂り身と小海老が入り、弾力の有るブリッとした食感。
  一つが大きいので、食べ出が有り、叉焼に匹敵する満足感。
  其の儘の海老には味付けは施されておらず、プースーと一緒に頂く。
  最後は、甘目のプースーを確りと飲み干し、プリン体を摂取する。
  さて、来月は師走。
  今年も「カキとほうれん草のらーめん the オイスターズ」かな…。