続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】

 ◎「チャーシューざる」一三五〇円

 …昨日。
  最近は笑う事も無くなったな…。
  前に馬鹿笑いなんてしたの、一体、何時だろうか。
  常に、喉に閊えが有り、胸がモヤモヤし、胃凭れが続いている様な感覚。
  低く雲が垂れ込めている様な気分で、少し病んでいるのかしら…。
  そんな状態なので、昨日は運良くと言うか、年に一度の成人病検診。
  身長も〇.二ミリメートル縮み、視力も落ち、血圧は薬物の所為で下がったが。
  X線で胸の中身を撮ったが、モヤモヤと影が写っていそうな感じで、
  バリウムを飲まされて胃袋を撮ったが、悪性新生物が出来ていやしないかと、
  心の何処かで、いっその事、患えば全てから解放される期待さえ持っている…。
  二時間半で検診を終え、一先ず、昼御飯でも摂りに行こう。
  向かう先は、検診を終えた御褒美に「チャーざる」を頂きたくて此方へ。
  二〇一五年九月二十七日以来、実に、一年四ヶ月振りの御無沙汰。
  新橋の「らぁめん ほりうち」はちょいちょい御邪魔しているのだが。
  店に着けば、正午前だが、店外に六人の待ちが発生している。
  参って、まいっちんぐマチコ先生だが、回転が早いので大丈夫だろう。
  十五分弱で店内に入り、券売機で何時もの様に「チャーシューざる」の食券を。
  途中で食券を回収され、店内で待つ事、一〇分強で着席。
  店内は相変わらずフュージョンが流れ、厨房内は男性三名で廻しており、
  コント赤信号と同じ編成で、手際良く動いている。
  温い水を汲み、厨房内の様子をぼんやりと眺めていると、五分程で御出座し。
  先につけ汁の器、後から麺の皿が差し出される。
  いざ、麺を手繰り、叉焼が犇めき合うつけ汁に浸して啜る。
  久し振りだが、つけ汁は鶏ガラ中心と思しき清湯スープで、何とも言えない、
  滋味溢れる優しい味わいがじんわりと浮かび上がって来て、矢張り最高だ。
  酢の酸味、七味唐辛子の辛味も加わって旨いが、温いのだけが玉に瑕…。
  大量の叉焼からも、豚の旨味が染み出しているのだろうな。
  麺はピロピロ気味の平打ち麺で、加水率高目のツルツルした物。
  「ざる」と名乗る通り、刻み海苔が塗されているが、此の海苔が麺に纏わり、
  麺と麺がくっ付き易く成り、時間が経つに連れ、手繰るのが容易じゃなくなる。
  確りと冷水で〆られている為、腰が効いており、又、水切りも抜かり無く、
  必要以上の水っぽさは無く、つけ汁が此れ以上余計に冷めたりと言うのも無い。
  さて、期待の叉焼だ。
  つけ汁の底には、刻み叉焼が沈んでいるが、先ずは此れから。
  噛み応えが有りつつも、ホロっと解れる軟らかさに、思わずにんまり。
  分厚く切られた叉焼は、確りとした噛み応えの箇所、繊維に沿って解れる箇所、
  ふわふわとした箇所、トロっと蕩ける箇所、様々な食感、味わいが愉しめる。
  「らぁめん ほりうち」も良いのだが、個人的には「満来」派かしら。
  最後はつけ汁を全て飲み干し、豚の旨味を無駄にしないポンコツおぢさん…。