続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン どでん」【大宮】

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◆「ラーメン どでん」【大宮】

 ◎「ラーメン」七八〇円

 …土曜日からの五連勤を終え、束の間の休日を迎える。
  昨晩のホッピー七杯の後遺症も有り、今朝はぐったりとしてしまい、
  ゆっくりと八時半過ぎに起き出し、時折、嘔吐いたりし乍ら、
  風呂に入って身を清め、午前中は極めて自堕落に過ごす。
  最近、大蒜を摂取したいのに我慢を強いられる事が多いので、
  昨夜の「ジャンクガレッジ」に続き、如何しても、大蒜が摂りたく成る。
  春日部迄、「ジャンプ」を頂きに自動車を走らせるかとも考えたが、
  一月三十一日に新規開店した、「ラーメンの店 どでん」の「大宮西口店」に、
  是非とも御邪魔して置かないといけないと思い、現場に急行する。
  其の昔、「ラーメン マルジ」、「ラーメン 富士丸」時代に毎週欠かさず通い、
  飽きる程に頂いた此方だが、最近はすっかり御無沙汰しており、
  昨年五月十四日以来、九ヶ月振りに、其の味に会いに行く。
  国道十七号線、桜木町の五差路の交差点に位置し、何度も店が入れ替わる場所。
  然し、此方ならば大丈夫だろう。
  店外に待ちは無く、硝子戸を開けて中に入ると、店内に九名の待ち。
  先ずは券売機で、「ラーメン」の食券を購入し、接客担当の店員氏に渡す。
  本店とは異なり、直ぐに無料の乗せ物を訊かれ、「全増しで」と告げる。
  五分程の待ちで席に案内され、疲れた身体をヨッコイ、ショーイチ。
  着席すると直ぐに、別皿で提供される「あぶら」が遣って来る。
  厨房内には、「ラーメン マルジ」時代からの店長氏の姿も見られ、
  店内は男性五人体制で、ザ・ドリフターズと同じ編成。
  店長氏は野菜を茹でたり、下げ膳をしたり、他の店員氏に指導をしたり、
  裏方に回り、人員が確保出来ないのか、現在は十七時迄の営業で、
  其の後、夜のみの営業の本店に戻るのだろうと推察すると、此りゃ大変だ…。
  厨房内を観察していると、一〇分強でラーメンが運ばれて来る。
  久し振りに、野菜がこんもりと堆く聳えているラーメンを見たので、
  一瞬怯んだが、負けを意識したら駄目なので、強気で立ち向かう事にする。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  「ラーメン マルジ」、「ラーメン 富士丸」時代は甘味が強く、
  何方かと言うと、味の輪郭がぼやけ、パンチが効いている感じではなかったが、
  「どでん」へと変わり、プースーも茶濁し、乳化度合も進んだ感じで、
  豚の旨味も染み出し、力強さが漲るが、全体的には甘目の味わいを踏襲。
  野菜はと言うと、此れでもかと言う位にクッタクタでしんなりしている。
  此の食感は懐かしささえ覚え、「マルジ」、「富士丸」を思い出す。
  量も多く、萌やしも火が通り過ぎているので、プースーを吸い、
  重たく成るので、早目に遣っ付けようとするも、茹で立てで熱熱だ。
  野菜が粗方片付き、麺が見えて来た所で、「あぶら」を投入してギットギトに。
  麺はと言うと、自家製麺でゴワゴワした感じは相変わらずだが、
  以前よりも一層縮れが増し、ピロピロと畝っている見た目が印象的。
  強力粉のオーションで打たれているだろうが、ワッシワシと下品に、
  犬喰いしたく成る様な麺は、プースー、脂、刻み大蒜とも良く絡む。
  麺は三五〇グラム有ると言うが、此れは食べ応えは十分過ぎる程だ。
  豚はと言うと、赤身が殆どで、確りとした噛み応えの有る物。
  嫌な硬さは無いが、歯の隙間に肉の繊維が挟まるが、まあ良かろう。
  食べ進めると汗が止まらず、木綿のハンカチーフでは賄えず、
  バスタオルを持って来れば良かったと思う程に、夏の訪れを感じる。
  大宮の「どでん」の味を確りと堪能し、汗だくで帰宅する屑人間…。