◆「らぁめん ほりうち」【新橋】
◎「チャーシューざるらぁめん」一一五〇円+「大盛」無料
…金曜日。
花粉症の症状も出始め、コンタクトレンズの目はショヴォショヴォして、
痒く、鼻水も怪しく、唇もざらつき、折角のプルプル唇が台無しだ…。
御負けに、口角が切れたのか、痛くて口が開かないし、
駄目な時は何をしても駄目で、矢張り、本厄だな…。
先日、成人病検診の結果が届き、相変わらず、肝臓は丸で駄目で、
γーGTPは幾分下がったものの、GOT、GPTは軒並み上昇し、
来年は腹部超音波検査を受けろと言われる始末で、後厄で死ぬのかな…。
さて、話は遡って金曜日。
此の日も朝から池袋に出向き、残務を熟し、午後から出掛ける暮らし振り。
何れも魅惑的なのだが、何だろう、気が乗らない訳ではないのだが…。
取り敢えず、バシシンへと行き、其処で考えようと、丸い緑の山手線に乗車。
と言っても、選択肢は限られており、何時もの此方に落ち着く事に。
十四時に到着すれば、店内は空いており、安心して入店する。
券売機で何時もの食券を購入し、提示すると、麺の量を訊かれるので、
何時も通り、「大盛りで」と告げ、カウンター席にヨッコイ、ショーイチ。
厨房内は男性二名体制で、大瀬ゆめじ・うたじと同じ編成。
一〇分強で、毎度の肉肉しいつけ麺の御出座し。
う~ん、今回は外れかな…。
叉焼が随分と小間切れで薄っぺらく、パサつきが見て取れる。
気を取り直し、麺を手繰り、つけ汁に浸して啜ろう。
つけ汁は、鶏ガラと豚骨をふんだんに使った、昭和時代のあっさり醤油味、
其の触れ込みがぴったりな、滋味深い、何とも言えない旨味が詰まっており、
唐辛子の辛味、酢の酸味が特徴的なのだが、ん!?、酸っぱくない。
此れは、酢の入れ忘れだと、直ぐにピンと来る。
思い起こせば、「よかろうもん」では醤油ダレを入れ忘れられ、味の無い、
ラーメンを食べさせられ、「ジャンクガレッジ」では大蒜を入れ忘れられ、
天麩羅卸蕎麦を頼んだのに、海老天を入れ忘れられ、数え切れない程の不運…。
もう、死んだ方が良いんじゃなかろうか。
仕方無く、卓上の酢を投入するも、分量が分からず、本来の味には成らない。
麺は、其の日の気温や湿度に因って、生地の状態が変わる為、
伸び難い中太の多加水麺を使用し、毎日茹で時間を変えて、
麺の状態にとことん拘って作っていると言う力の入れ様。
厨房内には「中西食品」の麺箱に入れられており、外注なのだろう。