続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン ひかり」【川越】

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◆「ラーメン ひかり」【川越】

 ◎「野菜つけめんチャーシュー」一一三〇円

 …今週もやっとこさっとこ、週末の休日に漕ぎ着ける。
  ずっぽり、花粉症が今年も始まってしまい、薬物も飲み、眼鏡に替え、
  点鼻薬、目薬も持ち歩く生活へと突入し、夜は熟睡が出来ず、
  夜間頻尿にも陥り、昼間はヴォーっと眠たく、生きた心地がしない季節…。
  身体も心も重たく、ぼんやりとした毎日を過ごしている今日此の頃、
  皆様は如何御過ごしだろうかと、気を配る余裕が有る筈が無い…。
  昨晩は二十三時には寝床に入るも、眠りは浅く、頻尿で雪隠に立ち、
  熟睡出来ない儘、今朝は八時過ぎに起き出す。
  本当は、もっと早く起きて、近所を徘徊したり、老人らしい事をしたいのだが。
  一〇時過ぎに家を出、高血圧の病院へと出掛ける。
  行く時機を逃してしまい、数日、薬物を切らして飲めずに居た為か、
  久し振りに、一六二/一〇二と言う高数値を叩き出してしまう。
  まあ、給料は上がらない、卯建も上がらない、血圧位は上がったって良かろう。
  さて、診察を終え、次は、昼御飯を食べに自動車を走らせよう。
  目的地は、川越工業団地。
  川越の外れの辺鄙な所に佇む此方へ、昨年十二月二十七日以来、
  二ヶ月半振りに御邪魔しようと、十一時半の開店一〇分前に到着すれば、
  先客一〇名と、僕同様に、暇な人達が多い様で、御苦労様ですと心で呟く…。
  先に券売機で食券を購入し、行列最後尾に接続する。
  程無くして、丁稚の様な見習い風の店員氏が食券を回収に来る。
  そして、十一時半の開店と同時に、運良く、カウンター席に通される。
  開店前に並ぶなんて情熱、もう失くなったからな…。
  厨房内は、麺担当が店主氏で、調理は男性店員氏、そして件の見習い風店員氏、
  三人体制で、サムライ日本と同じ編成。
  冷水を呷り、厨房内の様子を感じ乍ら待ち、十五分弱でつけ麺の御出座し。
  其れにしても、卑怯な迄の見た目の迫力に、おぢさん、嬉しく成っちゃう。
  此方ですっかり虜の「野菜つけめんチャーシュー」は、ハンバーグの様な、
  巨大な肉塊、叉焼の切り落としを団子状にして表面を炙った物がドーンと乗る。
  個人的に、「ハンバーグつけ麺」と称している。
  さて、麺を手繰り、つけ汁に浸そうと試みるが、全く以って、
  麺を浸す余地は無く、取り敢えず、野菜の山の上に麺を置くしか無い。
  そして、炒め野菜を御数代わりに、麺を一緒に頬張る感じ。
  炒め野菜は萌やし、キャベツ、玉葱で、黒胡椒のヒリリとした辛味が心地好く、
  しんなりとして、シャキシャキと言うより、クタクタした食感で、
  個人的に非常に好みで、水分を吸い易い火の通りで、最高に旨い。
  麺はツルツル、ピカピカと光り輝く、加水率高目の平打ち麺で、
  冷水で確りと〆られている為、冷たくて、腰と弾力が効いていて絶妙だ。
  プースーは豚骨だが、サラッとしていて、あっさり目で、諄さは無い。
  其れにしても、炒め野菜が熱熱で、冷たい麺との対比が旨さを増幅させる。
  肉塊に取り掛かろう。
  箸で崩す様に割ると、肉の繊維がごっそりと解れ、此れは挽き肉ではなく、
  叉焼の切り落としの部位なのだなと言うのが分かり、WAKUWAKUする。
  確りと味も付いており、此れをつけ汁の熱で戻す様にして頂けば、
  脂身の部位がトロンと蕩け、何とも言えない、最高に旨い肉塊だ。
  此れも或る意味で「ネ申月豕」で、此方に於いては、此れを頂かないと、
  駄目に成ってしまう身体に染め上げられており、虜と成っている。
  此れを一〇分一寸で平らげ、最後はつけ汁を飲み干し、汗だくで完食。
  食べ終えたばかりなのに、又食べたいと思ってしまう高血圧おぢさん…。